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【大引け概況】

26日の日経平均株価は反発し、前日比142円05銭高の2万3924円92銭で終えた。
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前日の米国市場がクリスマスで休場となり、手掛かり材料が薄い中、日経平均は前日終値付近で寄り付いた。
その後、先週からのじり安基調で日本株に割安感が出ていたことで、先物主導で買いが入り、上げ幅は一時150円に迫った。後場に入ると値動きが弱まり、2万3900円前後の高値圏で推移した。
 
市場参加者が少ないなか、短期志向の投資家による先物買いが入り、買いが一巡すると、膠着感が強まった。
 
海外投資家が少なく、売買代金は1兆円台前半と低調。相場の主役は個人投資家で「投資余力があるため、好業績など個別材料のある銘柄が買われた」という。米国市場は26日に再開するため、「米中貿易協議で動きがあれば年末最後に値動きが出る」と警戒する声も出ていた。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆3571億円。売買高は8億2186万株だった。業績改善期待の高い銘柄の一角に投資家の売買が集まる程度で、全般に商いは低調だった。
 
JPX日経インデックス400は7営業日ぶりに反発。終値は前日比81.68ポイント高の1万5482.67だった。東証株価指数(TOPIX)も7営業日ぶりに反発し、9.78ポイント高の1731.20で終えた。業種別のTOPIXは33業種全てが上昇。海運の上げが目立った。
 
東証1部の値上がり銘柄数は1657と全体の8割弱を占めた。値下がりは412、変わらずは92銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は全業種で上昇し、海運業、ガラス・土石製品、空運業の値上がりが目立った。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やソニー、任天堂といった時価総額上位の主力株が高く、ファーストリテイリングやファナック、安川電機、小糸製作所が上昇した。東京エレクトロンや村田製、太陽誘電が高く、トヨタ自動車も値を上げた。業績の上方修正を発表したサイボウズや壱番屋が買われた。
 
半面、アドバンテストやレーザーテックが安く、日立製作所が値を下げた。サンバイオが反落、SUMCOも安い。JTOWERが反落し武田薬品工業や塩野義、KDDI、日本製鉄やオリンパスが軟調。業績の下方修正を発表したWASHハウスが売られた。
 
東証2部株価指数は前日比9.64ポイント高の7219.30ポイントと4日ぶり反発した。
出来高8278万株。値上がり銘柄数は240、値下がり銘柄数は184となった。
 
個別ではFRACTALE、インスペック、セキドがストップ高。北海道コカ・コーラボトリング、パシフィックネット、ケー・エフ・シー、いい生活、セコム上信越など19銘柄は年初来高値を更新。マナック、JESCOホールディングス、日本鋳造、スーパーバッグ、ICDAホールディングスが買われた。
 
一方、ビットワングループ、マーチャント・バンカーズ、アサヒ衛陶が年初来安値を更新。櫻島埠頭、高田工業所、ぷらっとホーム、パス、東邦金属が売られた。