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【大引け概況】
7日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、前日比320円99銭高の2万2498円03銭だった。
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前日の米国株市場ではNYダウは安かったものの、ナスダック指数は小幅ながら4日ぶりに反発し、ハイテク株を中心としたリスクオフの流れは一服した。
東エレクなど最近の下げが目立ったハイテク株を中心に買いが集まった。
ただ、上げ幅は前日の下げ幅の7割あまりにとどまった。中国の景気減速を懸念し、中国関連銘柄に利益確定売りが出て一時上値が重い展開も見られた。
 
出遅れていた国内機関投資家の押し目買いが入る一方、高値圏では戻り待ちの売りも散見された。日経平均は前日、約3カ月ぶりに割り込んだ25日移動平均近辺では上値が重くなった。
また、中小型材料株への物色意欲も旺盛で、短期資金主導で値を飛ばすものが目立った。
 
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比183.51ポイント高の1万5825.72だった。東証株価指数(TOPIX)は反発し、20.83ポイント高の1786.25で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆8073億円。売買高は15億2833万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1716と、全体の約8割を占めた。値下がりは269、変わらずは60銘柄だった。
 
個別では、任天堂が売買代金トップで一時1500円を超える上昇。旭化成や資生堂など化学関連の上昇率が高かった。ANAHDは年初来高値を更新した。ファストリやキーエンスなどの値がさ株の上昇も目立った。東京エレクトロンも大きく上値を伸ばした。ディスコ、SMC、キーエンスが買われ、日本電産も上昇した。アイビーシーがストップ高となり、田淵電機、アンリツ、ヤマシンフィルタなど買いを集めた。
 
半面、コンコルディやりそなHDなど銀行株の下落率が大きかった。楽天や国際石開帝石も下げた。きょう東証1部に復帰したシャープは2%安で続落した。ニトリホールディングスも冴えない。千代田化工建設が急落、ショーケース・ティービー、日本エム・ディ・エムなどの下げも目立った。
 
東証2部株価指数は前日比92.36ポイント高の6958.16ポイントと3日ぶり反発だった。値上がり銘柄数は339、値下がり銘柄数は124となった。
 
個別では、森組、TTK、アルトナー、日本和装ホールディングスなど22銘柄が年初来高値を更新。イーグランド、コメ兵、ファステップス、オーウイル、アサヒ衛陶が買われた。
一方、価値開発、スーパーバッグ、ジオスター、ヨネックスなど7銘柄が年初来安値を更新。新内外綿、イトーヨーギョー、フュートレック、CKサンエツが売られた。