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【大引け概況】
24日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落した。前日比59円74銭安の2万2200円00銭で終えた。
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 朝方、前日の米株高を背景に続伸し、取引時間中の年初来高値を上回った。しかし、その後は利益確定売りに押され、2万2200円前後でもみ合う展開となった。
 
ただ、日本の10連休や主要企業の2019年3月期決算の発表などを控え、買い控えムードが強まった。政府による景気刺激策への期待が後退し、中国・上海総合指数が軟調に推移したことが投資家心理を冷やした。
値がさ株のファーストリテが堅調で、日経平均の下支えとなった一方、中国株安から輸出関連株の一角が売られ、全体を押し下げた。
日経平均は4月に入り前日までの17営業日のうち13営業日が高く、その間に1000円以上水準を切り上げていたこともあって、買い疲れ感も意識された。
 
市場からは「ゴールデンウイークを控え、基本的に様子見だ。若干、ポジション調整の動きは出ているが、リスクを取りたい者はいない。主要企業の決算を控えていることもあり、連休前まではもみ合い継続だろう」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比90.31ポイント安の1万4334.40だった。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落し、10.92ポイント安の1612.05で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆3229億円、売買高は12億1358万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1510、値上がりは547、変わらずは79だった。
業種別株価指数(33業種)は、電気・ガス業、証券・先物取引業、輸送用機器などが下落し、サービス業、その他製品、医薬品などは上昇した。
 
個別では、ユニファミマ、ソニーが売られ、トヨタ自動車、ホンダも安い。東京エレクトロン、安川電機なども値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売りが優勢だった。シマノが急落、関西電力が大幅安となったのをはじめ電力株の下げも目立つ。ルネサスエレクトロニクスが下落、ロック・フィールドも大きく値を下げた。
 
半面、断トツの売買代金をこなす任天堂が上昇、ファーストリテイリングも1000円を超える上昇となった。2020年3月期に過去最高益となる見通しを示した日本電産は堅調だった。リクルートホールディングスが買いを集め、資生堂、武田薬品工業も値を上げた。りらいあコミュニケーションズが大幅高、石塚硝子、エイトレッドも値を飛ばした。キヤノンマーケティングジャパンも買われた。
 
東証2部株価指数は前日比4.86ポイント高の6889.22ポイントと反発した。
出来高5123万株。値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は194となった。
 
個別では、KIホールディングスがストップ高。北日本紡績、キャピタル・アセット・プランニング、東邦化学工業、明星電気、三谷商事など8銘柄は年初来高値を更新。カーチスホールディングス、サイオス、ネポン、JMACS、サンユウが買われた。
 
一方、KHC、テクノ菱和、ダイショー、ケー・エフ・シー、山喜など15銘柄が年初来安値を更新。梅の花、ハイレックスコーポレーション、アクロディア、セントラル総合開発、東京衡機が売られた。