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1日の米国株式市場は、翌日の連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控え高安まちまちだった。
ただ、為替市場では米債券利回りの低下とともに円安が進み、本日の日経平均はこうした流れを受けて25円高からスタートした。
その後は好業績銘柄を中心に買いが入った、前場に一時19464.30円(前日比153.78円高)まで上昇する場面があった。
1日に発表した2018年3月期の業績見通しが市場予想を上回ったヤマハや京セラに買いが先行した。東エレクやロームにも好業績を評価した買いが続いた。ただ、買いが一巡すると明日からの連休を前に高値もみ合いとなった。

3日からの連休中の海外情勢の変動を警戒して午後は様子見ムードが広がり、値動きは乏しかった。5日発表の4月の米雇用統計を見極めたいとのムードもあった。7日には仏大統領選の決選投票もあり、連休中の為替相場の変動にも警戒感が広がった。

JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比90.11ポイント高の1万3849.15だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、10.53高の1550.30で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆2656億円。売買高は18億6294万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1487と全体の約7割を占めた。値下がりは436、変わらずは93銘柄だった。

個別では、オリンパスやTDKが高い。三井不や菱地所など不動産株の上昇も目立った。東芝は7日続伸し、時価総額は3月31日以来、約1カ月ぶりに1兆円を回復した。
トヨタ自、三菱UFJ、東エレク、ファナックもしっかり。任天堂やソフトバンクGは小幅に上昇した。前日に決算発表した京セラは買い優勢で、取引時間中に決算発表した伊藤忠は上げ幅を拡大した。

一方、午前に17年3月期の業績下方修正を発表した日揮が売られた。自社飲料の自主回収が伝わったキリンHDの下げも目立った。前週に今期が最終減益になるとの見通しを発表したヤマトHDも売られた。KDDIやホンダ、ソニーも下げた。ダイキアクシスやアイティフォーに加え、決算を受けて後場急落した日揮、前期が3期連続の最終赤字見通しとなったJDIなどが下げた。

東証2部株価指数は前日比24.40ポイント高の5833.61ポイントと続伸した。
値上がり銘柄数は305、値下がり銘柄数は148となった。
個別では、明治機械がストップ高。アップルインターナショナルは一時ストップ高と値を飛ばした。富士古河E&C、ダイナック、日本パワーファスニング、カネヨウ、アピックヤマダ、セブン工業が買われた。
一方、フード・プラネットが年初来安値を更新。宇野澤組鐵工所、ジー・スリーホールディングス、アドバンテッジリスクマネジメント、北日本紡績、コーアツ工業が売られた。