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【大引け概況】
1日の日経平均株価は小幅ながら3日続伸した。
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前週末4月27日と比べて40円16銭高の2万2508円03銭で終え、2月5日以来およそ3カ月ぶりの高値を付けた。
 
朝方は、4月30日の米国株安が重しとなり、売りが先行し、一時2万2411円43銭(前週末比56円44銭安)まで下落する場面があった。
一巡後は為替相場の落ち着きなどもあって上げに転じ、前引けにかけて小高い水準で推移した。後場は、株価指数先物買いを交えて強含み、一時2万2519円45銭(同51円58銭高)を付けた。
 
その後は上げ一服商状となり、大引けにかけて小高い水準でもみ合った。新規の手掛かり材料に乏しく大型連休の谷間でもあり、積極的な売買は手控えられた
 
相場全体は方向感を欠く展開だったが、決算発表をきっかけにした個別株の売買は活発だった。2019年3月期が最終減益になるとの見通しを発表したソニーが大幅安となった。半面、19年3月期を最終年度とした中期経営計画を達成する可能性が高まったとの見方から日立が買われるなど類似の業種内でも上げと下げが大きく分かれた。
 
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比19.88ポイント安の1万5692.90だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落し、3.05ポイント安の1774.18で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆8713億円。売買高は17億7167万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は818、値下がりは1198、変わらずは67だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、鉱業、海運業、鉄鋼の上昇が目立った。下落は、銀行業、ガラス・土石製品、空運業など。
 
個別では、村田製作所、ファストリやファナックといった主力の値がさ株の一部が上昇した。傘下の米携帯会社が同業との合併で合意したと発表したソフトバンクも朝安後に上げに転じた。日立製作所が人気を集めたほか、マネックスグループも大きく切り返した。
ショーワが急騰、伯東、アイ・エス・ビーも値を飛ばした。ゼンリン、ソフトブレーンが大幅高となり、新光電気工業も商いを伴い上値を追った。
 
一方、今期の純利益見通しが市場予想に届かなかったTOTOや減益見通しを公表したヤフーが急落。前週末に大きく上げていた京セラのほか、1~3月期決算を発表した花王の下げも目立った。ソニーが急落、三菱電機の下げも目立つ。ヤフーが急落。TOTO、三井E&Sホールディングスが大幅安、大塚商会も大きく値を下げた。ガンホー・オンライン・エンターテイメントが売られ、ミライト・ホールディングス、山崎製パンなども下落した。
 
 
東証2部株価指数は前週末比28.49ポイント高の7073.57ポイントと反発した。
出来高8237万株。値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は228となった。
 
個別では、日本和装ホールディングス、アートスパークホールディングス、ビート・ホールディングス・リミテッドがストップ高。TTKは一時ストップ高と値を飛ばした。テクノ菱和、北海道コカ・コーラボトリング、魚喜、カワサキ、東亜石油など12銘柄は年初来高値を更新。アイケイ、セーラー万年筆、コマニー、都築電気、フライトホールディングスが買われた。
 
一方、省電舎ホールディングス、高田工業所、スリープログループ、オーミケンシなど18銘柄が年初来安値を更新。トリニティ工業、スターフライヤー、キーウェアソリューションズ、フジオーゼックス、寺岡製作所が売られた。