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【大引け概況】
26日の日経平均株価は3日続伸し、前日比240円45銭(0.91%)高の2万6537円31銭で終えた。1991年4月以来およそ29年半ぶりの高値を更新した。
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前日の米国市場で景気敏感株が下落したことから、東京株式市場でも金融株やゴム株は軟調だった。その一方、コロナ禍での成長期待の高い情報通信株などがにぎわった。「成長株から景気敏感株へと向かっていた動きの巻き戻しが進んだ」形で、値がさのハイテク株が幅広く買われ、日経平均の押し上げ役となった。
 
オプションに絡んだ断続的な買いが出ているとの指摘もあった。国内の新型コロナウイルスの感染者数が再び増加し、行動規制の動きも出ているが、「市場は足元のコロナ再拡大を織り込んだ可能性がある」との指摘が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸し、101.47ポイント高の1万6155.04だった。東証株価指数(TOPIX)は5日続伸し、10.58ポイント高の1778.25だった。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆4792億円。売買高は11億6400万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1299と約6割を占めた。値下がりは791、変わらずは88だった。
 

業種別株価指数(全33業種)では、その他製品、情報・通信業、精密機器の上昇が目立った。下落は空運業、保険業、電気・ガス業など。
 
 
個別銘柄では、ブイキューブが急伸。ソフトバンクG(SBG)、任天堂、エムスリー、信越化、アドテスト、日本電産、村田製、東エレク、オリンパスも買われた。
 
半面、JR東海や小田急など鉄道株が下落。JALなど空運株が下げ、東京海上、T&Dなど保険株も安かった。みずほFGが値を下げ、東京ガス、大阪ガスもさえない。ファーストリテは小幅安。日産自、ソニー、トヨタも安かった。
 
東証2部株価指数は前日比4.62ポイント安の6428.08ポイントと続落した。
出来高1億6382万株。値上がり銘柄数は236、値下がり銘柄数は188となった。
 
個別では、ラピーヌが年初来安値を更新。北日本紡績、松尾電機、アマテイ、ユニバンス、セキドが売られた。
 
一方、リードがストップ高。三社電機製作所は一時ストップ高と値を飛ばした。ユタカフーズ、アヲハタ、ファーマフーズ、Abalance、アサヒ衛陶など9銘柄は年初来高値を更新。東邦金属、C&Gシステムズ、ダイトーケミックス、サンセイ、オーウエルが買われた。