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【大引け概況】
18日の日経平均株価は小幅に反発し、前日比40円82銭高の2万2492円68銭で終えた。
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国内企業の業績改善を期待した海外投資家の買いが支えとなり、2日ぶりに年初来高値を更新した。2018年12月3日以来の高値を付けた。
 
修正EU離脱案の合意を受けて前日の米国株が買われた流れを引き継ぎ、朝方から上昇。株価指数先物に大量の買いが入ったことで、日経平均株価は一時前日終値に比べ200円近く値上がりした。
中国国家統計局が18日発表した7〜9月期の実質国内総生産(GDP)の伸び率が過去最低となり、前場は中国政府による景気てこ入れ策が意識され上げ幅を200円近くに広げる場面があった。
 
ただ、19日に控える英議会での欧州連合(EU)離脱を巡る新協定案の採択を見極めたいとのムードも強く、上値では戻り待ちの売りが増えた。

休日を前に買値を上回った銘柄を売って利益を確定する動きが強まり、値下がりに転じる銘柄が相次いだ。市場では「海外の短期投資家の取引が中心だったため、相場の流れが変わるのが速かった」という。
 
JPX日経インデックス400は続落。終値は前日比18.72ポイント安の1万4510.17だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、2.17ポイント安の1621.99で終えた。
 
 
東証1部の売買代金は概算で1兆9968億円。売買高は10億8228万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1053、値下がりは1002、変わらずは100だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は電気機器、金属製品、サービス業が上昇し、その他製品、輸送用機器、情報・通信業は下落した。
 
個別では、SCREENホールディングスやSUMCO、アドバンテストなど半導体関連株が値を上げ、村田製作所や太陽誘電、TDKなど電子部品株も高い。ファーストリテイリングやソフトバンクグループ、ファナックもしっかり。キーエンスやSMCといった設備投資に絡むFA関連株も値を上げた。太陽誘電、オムロンも買われた。
 
半面、任天堂やトヨタ自動車、パナソニック、NEC、日立製作所が安い。資生堂や花王、オリエンタルランドも値を下げた。アサヒやキリンHD、東エレクが軟調だった。
 
東証2部株価指数は前日比2.55ポイント安の6764.05ポイントと10日ぶり反落した。
出来高1億0496万株。値上がり銘柄数は207、値下がり銘柄数は194となった。
 
きょう東証2部に上場したワシントンHは公開価格を152円(11.6%)上回る1462円で初値を付けた。終値は1586円だった。
 
個別では、新内外綿、日創プロニティ、朝日印刷が年初来安値を更新。アクロディア、パシフィックネット、パス、アルチザネットワークス、那須電機鉄工が売られた。
 
一方、アイスタディ、石井食品、インタートレードが一時ストップ高と値を飛ばした。YE DIGITAL、アールエイジ、田岡化学工業、宇野澤組鐵工所、ユーピーアールなど8銘柄は年初来高値を更新。アイケイ、菊水化学工業、岡本工作機械製作所、サイオス、アドテック プラズマ テクノロジーに買われた。