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【大引け概況】
24日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比183円37銭安の2万3940円78銭だった。
 
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前日の欧米市場で為替が円高・ドル安に振れたため、東京市場は朝からトヨタやファナックなど機械や自動車などの銘柄で売りが先行した。買いが入りにくくなる中、後場にかけて円が対ドルで一段高となったため、株式先物の売りに引きずられる形で日経平均は下げ幅を拡大した。
また、23日に2017年4〜12月期決算を発表した安川電が下落し、投資家心理の悪化につながった面もあった。
 
前日に日経平均が約26年ぶりに2万4000円台に乗せて終わったことで達成感も出て、利益確定売りにつながった。もっとも、不動産など為替の影響を受けにくい業種は値上がりした。後場は大きく下げた銘柄に押し目買いが入っており、「売り一色ではなかった」という。
 
東証株価指数(TOPIX)は前日比9.84ポイント安の1901.23、JPX日経インデックス400は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比88.96ポイント安の1万6848.67だった。
 
東証1部の出来高は15億2356万株、売買代金は2兆9404億円。騰落銘柄数は値上がり961銘柄、価下がり989銘柄、変わらず113銘柄。
 
個別では、証券会社が投資判断を引き下げたソニーが下落した。国内の低金利継続の見方が強まり、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株も安い。東エレクや村田製などハイテク株も下げた。任天堂、ファナックなどが売られ、安川電機、日本電産などの下げも目立った。
 
一方、三井不や住友不など、為替動向の影響を受けにくい不動産株は上昇した。ブイ・テクノロジーも上昇した。また、ショーケース・ティービー、ブレインパッドがストップ高に買われ、インプレスホールディングスも一時値幅制限いっぱいに買われた。
 
東証2部株価指数は前日比24.03ポイント安の7707.38ポイントと4日ぶり反落した。値上がり銘柄数は231、値下がり銘柄数は229となった。
 
個別では、杉村倉庫、大興電子通信、フォーシーズホールディングス、富士通コンポーネントが売られた。
 
一方、桧家ホールディングス、大盛工業、富士ピー・エス、ブルボン43銘柄が昨年来高値を更新。原田工業、ヤマシナ、ソマール、省電舎ホールディングスが買われた。