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【大引け概況】
28日の日経平均株価は反発し、前週末比197円42銭高の2万6854円03銭で終えた。
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9日以来の年初来高値更新で、1991年4月17日以来の高値。
前場の寄り後にトランプ米大統領が新型コロナウイルス流行に伴う追加の経済対策法案に署名したと伝わり、米株先物が時間外取引で強含んだことから、日経平均株価も堅調に推移した。トランプ氏が法案をたなざらしにすることへの懸念が消え、日米の株価にプラスに働いた。
経済対策法案の成立で政府機能の一部閉鎖など混乱が回避される安堵感から買いが優勢で始まった。その後、正式にトランプ氏が法案に署名したことが伝わると短期筋を中心とした買いが膨らみ、後場にかけて上げ幅を拡大してこの日の高値で終えた。
 
ただ、東証1部全体では下落銘柄の数が上昇の数を圧倒しており、ごく一部の大型株に買いが集中した様子がうかがわれる。中小型の値動きを示す指数は下落しており、先物主導の上昇に個人投資家はあまり追随しなかったようだ。
売買代金は後場にやや伸びており、「国内機関投資家によるリバランスの売買などが一部であったかもしれない」とされる。ただ、日本株のけん引役となる海外投資家はまだ戻っていなかったようで、活況には程遠かった。
 
JPX日経インデックス400は続伸。終値は前週末比104.12ポイント高の1万6188.71だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、9.63ポイント高の1788.04で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆9642億円。売買高は10億0914万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は724と、全体の約3割にとどまった。値下がりは1377銘柄、変わらずは86銘柄だった。


 
 
業種別株価指数(33業種)はその他金融業、電気機器、陸運業などが上昇した。下落は海運業、空運業、鉱業など。
 
個別では、東エレクが1銘柄で日経平均の指数をおよそ35円押し上げた。アドテスト、SUMCOなど半導体関連株が買われた。村田製、TDK、太陽誘電など電子部品株も高かった。任天堂が反発、ファーストリテが切り返し、ソフトバンクG、エムスリーは小幅高。三菱UFJ、オリックス、JR東日本は買われた。
 
一方、キヤノンが軟調で、ファナック、国際帝石、JAL、ANAHDは売られた。郵船、商船三井、川崎汽など海運株も安かった。武田、ニトリHD、楽天も下落した。
 
東証2部株価指数は前週末比3.84ポイント安の6497.78ポイントと続落した。
出来高2億5659万株。値上がり銘柄数は168、値下がり銘柄数は260となった。
 
個別では、サイバーステップ、リミックスポイント、バリオセキュア、RVH、梅の花など8銘柄が年初来安値を更新。ツインバード工業、土屋ホールディングス、ロックペイント、コーアツ工業、鉄人化計画が売られた。
 
一方、グローバルダイニング、セキドがストップ高。YE DIGITAL、ブルドックソース、ICDAホールディングス、アートスパークホールディングス、神島化学工業など9銘柄は年初来高値を更新。インスペック、ストリーム、FDK、中国工業、松尾電機が買われた。
 

東証2部株価指数は前週末比3.84ポイント安の6497.78ポイントと続落した。
出来高2億5659万株。値上がり銘柄数は168、値下がり銘柄数は260となった。
 
個別では、サイバーステップ、リミックスポイント、バリオセキュア、RVH、梅の花など8銘柄が年初来安値を更新。ツインバード工業、土屋ホールディングス、ロックペイント、コーアツ工業、鉄人化計画が売られた。
 
一方、グローバルダイニング、セキドがストップ高。YE DIGITAL、ブルドックソース、ICDAホールディングス、アートスパークホールディングス、神島化学工業など9銘柄は年初来高値を更新。インスペック、ストリーム、FDK、中国工業、松尾電機が買われた。