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【大引け概況】
3日の日経平均株価は続伸し、前日比160円52銭高の2万2306円48銭で終えた。
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2日のNYダウが前日比92ドル高と反発。米6月雇用統計が堅調な内容だったことが好感された。これを受けた東京株式市場は、朝方買い先行でスタートした。
 
ただ東京都の新型コロナ感染者が2日連続で100人を超えたとの報道が流れると、後場に入り日経平均株価の上昇幅は縮小する場面があった。
もっとも、下値には買いが入り引けにかけ買い直された。今晩は米株式市場が独立記念日の振替休日で休場となることもあり、出来高は低調だった。
売りも限定的で、日経平均は日中の取引を通じてプラス圏での推移が続いた。
 
 
市場からは「新型コロナ感染者数の増加が伝えられても、下は売り切れないようだ。感染者数がケタ違いに大きい米国では株価が下がっておらず、政策期待が後ろ盾になっている」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比94.00ポイント高の1万4018.79だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、9.57ポイント高の1552.33で終えた。業種別TOPIXは精密機器、情報・通信業などが上昇した。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆6954億円と、6月22日(1兆6539億円)以来の低水準だった。売買高は9億8246万株。東証1部の値上がり銘柄数は1333銘柄と全体の6割。値下がりは759、変わらずは78銘柄だった。
 

業種別株価指数(全33業種)は電気機器、小売業、銀行業などが上昇し、食料品、陸運業、空運業は下落した。
 
個別銘柄では、ソフトバンクグループやファーストリテイリングが高く、任天堂、ソニー、ユニチャーム、キーエンスが値を上げた。東京エレクトロンが上場来高値を更新したほか、SCREENホールディングスやアドバンテスト、レーザーテクといった半導体株が値を上げた。
 
半面、トヨタ自動車が安く、武田薬品工業、オリエンタルランド、オリックスが値を下げた。日本電産や日産自動車、クボタが安い。日本航空やANAホールディングスといった空運株が軟調。三陽商会、JR西日本、イオン、キリンHD は売られた。Jパワーや東京電力ホールディングスなど電力株が売られた。
 
東証2部株価指数は前日比65.86ポイント高の6571.47ポイントと3日ぶり反発した。
出来高2億2794万株。値上がり銘柄数は219、値下がり銘柄数は205となった。
 
個別ではGMOペパボが一時ストップ高と値を飛ばした。クレアホールディングス、ビットワングループ、野村マイクロ・サイエンス、明治機械、岡野バルブ製造など7銘柄は年初来高値を更新。東京衡機、テクノフレックス、プレミアムウォーターホールディングス、DNAチップ研究所、バイク王&カンパニーが買われた。
 
一方、フレンドリーが年初来安値を更新。児玉化学工業、丸尾カルシウム、アサヒ衛陶、ワイズテーブルコーポレーション、大和が売られた。