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【大引け概況】

15日の日経平均株価は3日続伸し、前週末比166円83銭高の2万9776円80銭で終えた。
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前週末の米国株市場で主要株指数が揃って上昇したことを受け、リスク選好の流れとなった。米国では10年債利回りが再び上昇傾向にあるものの、企業の好決算を背景にハイテクセクターにも買いが入り全体指数を押し上げている。日経平均の上げ幅は一時250円を超えた。
買い一巡後は心理的な節目の3万円を前に利益確定売りや戻り待ちの売りが出て、午後は2万9700円台での小幅な値動きに終始した。
 
東京株式市場では、朝方発表された7〜9月のGDP速報値が市場予想を下回る低調な数値となったが、影響は限定的。好調な企業業績を拠りどころに中小型株に値を飛ばすものが相次ぐ展開となった。ただし、大型株の一角は上値が重く、日経平均の上げ幅は限られた。
 
国内企業の4〜9月期決算について、市場では製造業を中心に堅調な内容が確認できたとの受け止めが多い。15日は前週末に今期見通しを上方修正した東エレクが最高値を更新し、レーザーテクなどほかの半導体関連株にも買いが波及。トヨタが先行きの生産回復を見越して株式分割考慮後の最高値を付けるなど、自動車関連株への買いも活発だった。
 
取引開始前に発表された7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比0.8%減、年率換算では3.0%減だった。市場予想(それぞれ0.2%減、0.7%減)を下回ったが、相場の反応は限られた。
 
市場では「足元では緊急事態宣言も解除され、今後は個人消費の反動増から内需企業の収益も持ち直し、業績相場の色彩が強まるだろう」との指摘もある。
 
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、前週末比7.92ポイント高の2048.52で終えた。JPX日経インデックス400も3日続伸した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆6394億円。売買高は11億6341万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1054、値下がりは1029で拮抗した。変わらずは100銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)はサービス業、輸送用機器、パルプ・紙などが上昇。保険業、海運業、空運業などは下落した。
 
 
個別では、売買代金トップのレーザーテックが大幅高に買われたほか、東京エレクトロン、エムスリー、ソフトバンクグループ(SBG)、ソニーグループ、キーエンスが堅調、第一三共や中外薬、クボタ、ファナック、SMCも買われた。ガンホー・オンライン・エンターテイメントが商いをこなし急伸。このほか、ダブルスタンダード、ブレインパッド、エムアップホールディングス、スノーピーク、マイネット、日本トムソンなどストップ高銘柄が相次いだ。
 
半面、任天堂が冴えず、ファーストリテイリング、川崎汽、商船三井も軟調。ジェイ エフ イー ホールディングス、ベイカレント・コンサルティング、大日印が売りに押された。テモナ、プレサンスコーポレーション、ミルボンなどが急落した。
 
 
東証2部株価指数は前週末比8.68ポイント高の7702.51ポイントと4日続伸した。
出来高3億2622万株。値上がり銘柄数は221、値下がり銘柄数は191となった。
 
個別では、セコニック、理経がストップ高。ウェルス・マネジメント、上村工業、ヴィス、エスティック、タカトリなど13銘柄は年初来高値を更新。テラプローブ、クレステック、イクヨ、東洋刃物、東邦金属は値上がり率上位に買われた。
 
一方、日本調理機、パシフィックネット、アールエイジ、日創プロニティ、フォーシーズホールディングスなど12銘柄が年初来安値を更新。テクノスマート、ヒラノテクシード、コーアツ工業、フライトホールディングス、レオクランが売られた。