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【大引け概況】


26日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日比203円60銭(0.71%)安の2万8416円47銭で終えた。
 
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 きょうの東京株式市場はリスク回避ムードの強い地合いで、日経平均は下値を試す展開となり、下げ幅は一時300円に達する場面もあった。
前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく下げたことで、投資家心理が冷やされた。プライム市場の騰落レシオが高水準となっていたこともあり、主力株中心に広範囲に利食い急ぎの売りが表面化している。
 
米地域銀行からの大規模な預金流出が明らかとなり、銀行の経営不安が再燃した。弱い米経済指標も重なり、景気悪化懸念が広がるなか、前日の米国株は下落。米金利低下に伴い円相場は1ドル=133円台半ばまで円高・ドル安が進んだ。米株安と円高が重荷となり日本株は終日軟調に推移した。
 
メガバンクなどの銀行株の下落幅が大きかった。中国政府が追加の景気刺激策を見送るとの観測が一部で流れ、ファナック、安川電などの中国関連とされる銘柄の下げも目立った。主要企業の3月期決算の発表を控え、持ち高調整の売りが出やすかった面もある。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。
 
一方、英投資ファンドが株主還元を要求したと伝わった大林組が上昇。自社株買いを発表した清水建は急伸し、ほかの建設株も連れ高した。経済再開への期待からアサヒや三越伊勢丹が高かった。米国時間25日夕に決算を発表した米マイクロソフトと米アルファベットの株価は時間外取引でいずれも堅調に推移し、投資家心理を下支えした。
 
円高で輸出関連株が下げたり先物への売りも重なって日経平均は心理的な節目である2万8500円を割り込んでしまった。今日の下げで上値2万9000円台を狙う動きは一服。10日移動平均線を下回ったので次は25日移動平均線(2万8068円)がサポートライン第一候補になるだろう。
 

東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落し、18.25ポイント(0.89%)安の2023.90で終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆7267億円。売買高は11億990万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1516銘柄、値上がりは273、変わらずは47銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)では銀行業、証券・商品先物取引業、機械の下落が目立った。上昇は建設業、食料品、不動産業など。
 
個別では、売買代金断トツのレーザーテックが大きく下値を探ったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクも売られた。シマノが売買代金上位に食い込むも株価は急落し値下がり率トップに。三菱自、太陽誘電、みずほFG、クボタ、日立製作所も値を下げた。ジャフコ グループ、FPG、アイスタイルなどが大幅安。新日本科学、ベイカレント・コンサルティングも安い。
 
半面、ソフトバンクグループが底堅さを発揮、アサヒグループホールディングスは終始買いが優勢だった。東京ガスが堅調、大林組、清水建設などゼネコン株も上昇した。オービックビジネスコンサルタントが物色人気。コメリ、JNSホールディングス、ジャパンベストレスキューシステムなどが値を飛ばした。大和ハウス、東ガス、リコー、ニチレイが上昇した。