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【大引け概況】


13日の日経平均株価は4日続伸し、前日比72円52銭(0.25%)高の2万8614円63銭で終えた。
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日本時間夜に8月の米消費者物価指数(CPI)で総合インフレが減速するとの見方から主要3株価指数は4営業日続伸。これを受けて、東京株式市場もリスク先行ムードとなり、日経平均の上げ幅は一時110円を超えた。
 
また、「米アップルが7日発表した新型「iPhone 14」の最上位機種「14Pro」の予約状況が好調」などと伝わったことで、アップルのサプライヤーである電子部品関連株にも値を上げる銘柄が目立っていた。加えて、国内では「政府は12日、『GO TOトラベル』に代わる全国旅行支援を早ければ月内に開始する方向で調整に入った」と報じられたこともあり、旅行・レジャー関連株にも物色が向かっていた。
業種別の東証株価指数(TOPIX)では陸運業や空運業の上げが目立った。
 
一方、米CPIの発表内容を見極めたい投資家が多く、持ち高を一方向に傾ける動きは少なかった。日経平均は前日までの3営業日で1100円超上昇しており、利益確定や戻り待ちの売りが出やすかった。
 
TOPIXは4日続伸した。終値は前日比6.35ポイント(0.32%)高の1986.57だった。
 
東証プライムの売買代金は概算で2兆3608億円。売買高は9億3159万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1008と、全体の約55%を占めた。値下がりは735、変わらずは94銘柄だった。
 
 
 


業種別株価指数(全33業種)ではその他製品、陸運業、空運業の上昇が目立った。下落は輸送用機器、精密機器、保険業など。
 
個別では、連日の原油市況の上昇を受けてINPEXが買われ、住友鉱山、DOWAなどの資源関連が上昇、大阪チタ、東邦チタは揃って急伸。商船三井、川崎汽船の海運も堅調。新作ゲームソフトの販売が好調だった任天堂の上げが大きかった。JR東日本やANAHD、エイチ・アイ・エス、オープンドアが買われた。
 
一方、為替の円安進行の一服でマツダ、SUBARU、三菱自など自動車株が下げた。アイシン、トヨタ紡織はレーティング格下げで売られた。オリンパスや高島屋、IHIが売られた。