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【大引け概況】
19日の日経平均株価は3日続伸した。終値は前週末比428円96銭高い2万2149円21銭と、5日以来2週ぶりの高値だった。
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朝方は、前週末16日のNYダウが6日続伸した動きを受け買い先行した。その後、戻り待ちの売りに押され、やや上げ幅を縮小する場面がみられた。
 
後場に入り、株価指数先物にややまとまった買いが入ったことから上げ幅を拡大し、午後2時54分には同432円60銭高の2万2152円85銭の高値を付けた。
ドル・円相場は、1ドル=106円40銭前後(前週末16日終値106円01-02銭)と朝方の水準からは円安方向で推移した。
 
米国市場では長期金利が高止まりする中で株価指数の上昇が続いており、投資家心理は改善している。「リスク回避ムードが後退する中、個人投資家を中心に割安感から積極的な買いが入った」とみられる。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸し、前日比322.11ポイント高の1万5715.77。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、37.78ポイント高の1775.15だった。
 
指数寄与度の高い銘柄を中心に幅広く買いが入った。とはいえ、米国が祝日、中華圏も春節で休場が続いているため海外投資家の存在感は薄い。東証1部の売買代金は低調で、「売り手が不在の中での全面高」といった状況だった。
 
東証1部の売買代金は、2兆3256億円と今年最低で、昨年12月29日以来の低水準だった。売買高も12億9080万株と今年最低だった。
東証1部の値上がり銘柄数は2002と全体の97%を占めた。値下がりは56、変わらずは7だった。
 
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが物色人気となり、トヨタのほかホンダが買われた。株主優待の権利取り狙いの買いでコメダが上昇した。任天堂、ファナック、ブイ・テクノロジー、キーエンスなど値がさ株が買われた。
コシダカホールディングス、TOKYO BASEなどが値を飛ばし、オプトホールディングも急伸、カチタス、トリドールホールディングスなども大きく上昇した。
 
一方、前期決算や今期の業績見通しが物足りないと受け止められたブリヂストンが安い。資生堂や電通が下落した
アイスタイルが急落した。河合楽器製作所が安く、ジャパンディスプレイ、北の達人コーポレーションも値を下げた。アルバック、ジーンズメイトも下落した。
 
東証2部株価指数は前週末比127.30ポイント高の7334.36ポイントと3日続伸した。値上がり銘柄数は424、値下がり銘柄数は62となった。
 
個別では、リミックスポイントがストップ高。ニッキは一時ストップ高と値を飛ばした。ファーマフーズ、パシフィックネット、キーウェアソリューションズなど8銘柄は昨年来高値を更新。ピクセラ、ヒガシトゥエンティワン、三社電機製作所、エンビプロ・ホールディングスが買われた。
 
一方、西菱電機が昨年来安値を更新。日本精蝋、ピーエイ、倉庫精練、カーチスホールディングス、アライドテレシスホールディングスがられた。