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【大引け概況】
18日の日経平均株価は続伸し、前週末比113円44銭高の2万3416円76銭で終えた。

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朝方の日経平均は前週末終値を挟んで一進一退の展開が続いた。ダウ工業株30種平均が節目の2万8000ドルを初めて上回るなど、前週末の欧米株高を好感する買いが入った半面、上値では利益確定売りに押されて下げに転じる場面もあった。ただ、香港を中心にアジア各国・地域の株価指数が上昇すると、日経平均は騰勢を強めた。

買い一巡後は上値の重さが目立った。2019年4〜9月期の決算発表が終わり、手がかりとなる新規材料に欠け、後場は積極的な売買を見送る投資家も多かった。

日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)は63円程度にとどまった。東証1部の売買代金も概算で1兆9051億円と、10月28日以来3週ぶりに節目の2兆円を割り込んだ。

JPX日経インデックス400は続伸。終値は前週末比39.54ポイント高の1万5174.57だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、4.05ポイント高の1700.72で終えた。

東証1部の売買高は12億2347万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1090と、全体の約5割を占めた。値下がりは973、変わらずは90銘柄だった。
 

業種別株価指数(33業種)は、医薬品、その他製品などが上昇。繊維製品、石油・石炭製品、水産・農林業、保険業などは下落した。

個別では、経営統合で基本合意書を締結したと発表したZHDとLINEが高い。東エレクは年初来高値を更新した。エーザイや小野薬が上昇し、任天堂やソニー、ソフトバンクGが買われた。

一方、東レやセブン&アイが安い。SUBARUやJFEの下げも目立った。第一生命HDやT&Dなど保険株が下落し、旭化成やキリンHDも売られた。


東証2部株価指数は前週末比6.44ポイント高の6918.69ポイントと4日ぶり反発した。値上がり銘柄数は265、値下がり銘柄数は158となった。

個別では、技研ホールディングス、YE DIGITAL、ダイナックホールディングス、セコム上信越、ソフト99コーポレーションなど16銘柄が年初来高値を更新。RVH、アルチザネットワークス、エヌリンクス、ミダック、スリーエフが買われた。

一方、東京ボード工業、野崎印刷紙業が年初来安値を更新。ウインテスト、オーナンバ、セーラー万年筆、フジマック、Abalanceが売られた。