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【大引け概況】
10日の日経平均株価は3日続伸し、前週末比68円11銭高の2万7888円15銭で終えた。
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朝方はリスク選好の買いが優勢な流れとなり、日経平均は一時300円を超える上昇で2万8000円台に乗せる場面もあった。
 
主要企業の決算発表を受け、好業績の銘柄に買いが入った。外国為替市場で円安・ドル高が進み、自動車など輸出関連銘柄の一角に追い風となった。空運や鉄道バス、医薬品といった相対的に出遅れ感が強かった業種が物色対象となったことも相場を下支えした。
しかし、その後は戻り売りに押される形で急速に値を消し、後場は小幅ながらマイナス圏に沈む瞬間があった。
国内での新型コロナウイルスの感染者数増加に歯止めがかからないことから経済活動に与える影響が警戒されているほか、米株価指数先物が軟調な動きをみせ、これを横目に買いの気勢が削がれた。ただ、上値は重いものの、下値では値ごろ感からの買いが入り全体相場を支えた。後場後半は再び買いが優勢となり、日経平均はプラス圏で着地した。好決算絡みの銘柄が買われ、個別にはストップ高銘柄が相次ぐなど物色意欲は旺盛だった。
 
欧米に比べた日本株の出遅れ感が意識されて、下値は限られた。投資尺度の面から日本株の割高感が薄れているのも下支え要因となった。
 
市場からは「決算内容は悪くない印象だが、海外投資家で決算プレーに動くのは短期マネーが主体だ。弊社は売り買いフラットで方向性のカラーはあまりない」との声が聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、6.94ポイント高の1936.28で終えた。JPX日経インデックス400は3日続伸した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆6076億円。売買高は10億8759万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1311と、全体の約6割を占めた。値下がりは790、変わらずは88だった。
 

 
業種別では、空運業、医薬品、陸運業が上昇率上位だった。一方、その他製品、非鉄金属、石油・石炭製品が下落率上位だった。
 
個別では、三井金やDOWAが大幅高。ソフトバンクグループ、トヨタ自動車がしっかり、キーエンスも上昇した。塩野義製薬が大きく買われたほか第一三共やエーザイも高い。日本電信電話が堅調、リクルートホールディングスも上値追い。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも堅調だった。いすゞやJR西日本、ANAHDも高かった。藤倉コンポジット、ローランド ディー.ジー.、テイクアンドギヴ・ニーズ、ウィルグループ、グローブライドなどがストップ高に買われる人気となった。
 
半面、任天堂の下げも目立ったほか、ソニーグループも軟調。日本郵船も利益確定売りに押された。住友金属鉱山が売られ、東芝も安い。りらいあコミュニケーションズ、日精エー・エス・ビー機械、日本プラストが急落、大幸薬品も大幅安に。
 
一方、住友鉱は6%超下げた。バンナムHDやソニーGも安かった。取引時間中に決算を発表した大和ハウスも下落した。
 
東証2部株価指数は前週末比16.50ポイント高の7618.77ポイントと続伸した。
出来高1億8614万株。値上がり銘柄数は220、値下がり銘柄数は180となった。
 
個別ではミズホメディー、那須電機鉄工がストップ高。バイク王&カンパニー、神鋼環境ソリューション、トリニティ工業、三谷商事は年初来高値を更新。日鍛バルブ、コメ兵ホールディングス、リミックスポイント、SANEI、グローバルダイニングが買われた。
 
一方、高田工業所、オーミケンシ、テクノフレックス、山喜、川本産業など28銘柄が年初来安値を更新。東京ソワール、ASTI、玉井商船、アートスパークホールディングス、TVEが売られた。