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【大引け概況】


25日の日経平均株価は続伸し、前日比207円57銭(0.67%)高の3万1269円92銭で終えた。

 
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朝方から主力株をはじめ広範囲にリスクを取る動きが強まった。前日の米国株市場では、好調な企業の決算発表が相次いだことや、米長期金利の低下を背景として景気敏感株やハイテク株などが幅広く買い戻されNYダウが5日ぶりに反発、ナスダック総合株価指数も上昇した。これを引き継ぐ形で日経平均は上値指向を強め、前引け時点では400円あまりの上昇をみせた。
米国株市場では半導体関連が買われフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も6日ぶりに切り返し、東京株式市場でも半導体関連株への買い戻しが活発化している。

ただ、後場に入ると日経平均は上値が重くなり、取引終盤に上げ幅を縮小した。値上がり銘柄数も後場に大きく減少し全体の6割弱にとどまった。また、売買代金も3兆1000億円台と盛り上がりを欠いた。
 
東エレク、アドテストなど半導体関連が上昇し、日経平均を押し上げた。きょうプライム市場に新規上場し、半導体関連としても位置づけられるコクサイエレは公開価格(1840円)を15%上回る2116円で初値を付けた。午後は一段高となり、終値は2350円だった。外国為替市場で円安・ドル高基調が続くなか、トヨタをはじめ自動車株の一角も買われた。
 
日経平均は上げ幅を一時400円強に広げたが、午後に急速に伸び悩む場面があった。2023年4〜9月期の国内の主要企業決算を見極めたいとのムードが広がった。中国で不動産大手の債務不履行(デフォルト)なども伝わるなか、日本企業の中国事業の不透明感も警戒されている。中国事業の悪化懸念から前日に急落したニデックはきょうも下げた。中国売上高が大きいファナックも安い。
 
積極的に上値を買い上がる雰囲気には至っていない。今週から本格化する国内主要企業の決算発表に加えて、来週には日銀の金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えているためだ。決算についは、今下期の業績回復傾向が鮮明になるのか見極めたいほか、日米の金融政策決定会合では金融政策の行方が気掛かりであり、それらを見定めてから動いてもおかしくないと考える投資家が多い。目先は個別の材料を手掛かりにした選別色が強まることになりそうだ。

 
 
 
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、前日比13.67ポイント(0.61%)高の2254.40で終えた。JPXプライム150指数も続伸し、前日比4.87ポイント(0.50%)高の983.09で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で3兆1379億円。売買高は12億6362万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は974と、全体の59%だった。値下がりは630、変わらずは55銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は石油・石炭製品、銀行業、輸送用機器、卸売業などが上昇。下落は精密機器、陸運業など。
 
個別では、東京エレクトロン、ディスコ、アドバンテスト、信越化などが高く、ソシオネクストも上値追い。ソフトバンクグループ(SBG)、ダイキン、KDDIが上昇した。
川崎汽船など海運株が買われ、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも堅調。トヨタ自動車も上昇した。野村マイクロ・サイエンスはストップ高で値上がり率トップ。サムコが値上がり率2位に買われた。ヨシムラ・フード・ホールディングスも大幅高。新規上場のKOKUSAI ELECTRICも人気となった。
 
半面、ニデックは続落、リクルートホールディングスも軟調。ファナックが冴えず、第一三共、資生堂、テルモ、エムスリーも売りに押された。霞ヶ関キャピタルは大幅安。KOAが急落したほか、Appier Group、オービックなどの下げも目立った。