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【大引け概況】
2日の日経平均株価は続伸し、前日比119円04銭高の2万2539円12銭で終えた。
 
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1996年6月26日以来21年4カ月ぶりの高値を付けた。
前日の欧米株市場が総じて高く、世界的な株高の流れが意識されるなか、企業の好業績期待を背景に主力株中心に買いが入り全体指数を押し上げた。
3連休前にあたることや前日の大幅高を背景に、利益確定売りで下げに転じる場面があったが、大引けにかけては買い戻しが膨らみ、この日の高値圏で引けた。
 
2018年3月期の業績見通しを引き上げたホンダなど好業績銘柄を海外投資家が物色する動きが目立った。
14時過ぎから断続的に買いが入った。「信用取引で空売りしていた個人が週明けの相場上昇の可能性を考えて、損失覚悟の買い戻しに動いた」という。
 
東証1部の売買代金は概算で3兆3088億円。16年2月以来1年8カ月ぶりに4日連続で3兆円の大台を超えた。
 
JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比63.86ポイント高の1万5904.66だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、7.37ポイント高の1794.08で終えた。共に連日で年初来高値を更新した。
 
東証1部の売買高は18億6848万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は880と、全体の43%にとどまった。値下がりは1060、変わらずは92だった。
 
業種別TOPIXでは「海運業」や「非鉄金属」、「鉱業」の上昇が目立った。「水産・農林業」や「その他製品」、「空運業」は下落した。
 
個別では、住友鉱やJFE、ソニーが上昇。エーザイや国際石開帝石、大和が買われた。ソフトバンクグループも堅調。オリックスやトヨタ、ホンダも高い。
半面、売買代金トップの任天堂は軟調、パナソニック、富士通、日立が下落。大塚HD、楽天や丸紅が売られた。村田製作所も冴えない。日本ハムが大幅安したほか、ヤマハ、安永、北の達人コーポレーションなども大きく値を下げた。
 
東証2部株価指数は前日比28.75ポイント安の6950.08ポイントと反落した。
値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は262となった。
 
個別では、Casa、アルデプロが年初来安値を更新。日本パワーファスニング、NCS&A、カワセコンピュータサプライ、アジア航測、MCJが売られた。
 
一方、互応化学工業、杉村倉庫がストップ高。セメダイン、サンユウは一時ストップ高と値を飛ばした。森組、サンテック、エイジア、日本和装ホールディングスなど38銘柄は年初来高値を更新。三光合成、サイボー、ファステップス、アイ・アールジャパンホールディングスが買われた。