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【大引け概況】
6日の日経平均株価は、前営業日比248円76銭高の2万2147円75銭で終了した。
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前日のNYダウ工業株30種平均の上昇を受け、短期的な相場の戻りに期待した海外投資家などが買いを入れた。

午後に2018年9月中間決算を発表したトヨタ自動車が19年3月期業績予想を上方修正したことも好感された。トヨタ自動車が一時3%を超える上昇となり、ホンダなど他の自動車銘柄もつれて高くなった。
 
米アップルの新型iPhone量産モデルの販売減速懸念を背景に、TDKやアルプスといったアップルに部品を供給する銘柄は下落した。4〜9月期決算が大幅増益だったソフトバンクが朝高後に下げに転じたが、相場全体は終日堅調だった。
 
市場からは「後場は、トヨタ決算の効果もあり、買い戻しを誘ったが、あすは米中間選挙をにらみ厄介だ。市場予想通りになるのか、あるいは結果を受けてどちらに相場が動くのか分からない。日本の取引時間中に大勢が判明して織り込みに動いても、結局は米国市場の反応を見極めなければならない」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比178.94ポイント高の1万4705.81だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、18.96ポイント高の1659.35で終えた。

東証1部の出来高は13億4259万株、売買代金は2兆3815億円。騰落銘柄数は値上がり1362銘柄、値下がり674銘柄、変わらず75銘柄。
 


業種別株価指数(33業種)では、医薬品、保険業、卸売業、石油・石炭製品の上昇が目立った。下落は空運業のみだった。
 
個別では、トヨタ自動車が上昇、ソニー、キーエンスも上値を追った。ファナックやファストリが高い。村田製作所が高く、武田薬品工業も堅調。NTTや三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクもしっかりだった。一六堂がストップ高で大量の買い物を残し、システムソフト、ゴールドウインも値幅制限いっぱいまで買われた。シグマクシス、ワコムが商いを伴い急騰。第一三共や丸紅した
 
半面、朝高のソフトバンクグループが利食われマイナスで引けたほか、東エレクや大東建、TDK、昭和電工も売りに押された。あすか製薬、ケーズホールディングスが急落、東亜建設工業も大きく値を下げた。ユナイテッドアローズ、日本触媒の下げも目立つ。サニックス、日本ライフラインも安い。
 
 
東証2部株価指数は前日比0.13ポイント安の7047.43ポイントと続落した。
出来高1億0094万株。値上がり銘柄数は212、値下がり銘柄数は208となった。
 
個別では、三井金属エンジニアリング、日本製麻、広栄化学工業、北越メタル、KTCなど11銘柄が年初来安値を更新。MCJ、PALTEK、ビットワングループ、サイバーステップ、インスペックがり率上位に売られた。
 
一方、田辺工業が一時ストップ高と値を飛ばした。田岡化学工業、東海汽船は年初来高値を更新。図研エルミック、テクノスマート、チャーム・ケア・コーポレーション、ラピーヌ、大和自動車交通が買われた。