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9月25日以来、1週間ぶりに年初来高値を更新した。2015年8月18日以来の高値水準となる。
朝方は、前週末の米国株高や円弱含みを受けて買いが先行した。直後にいったん伸び悩み気味となったが、円安歩調を支えに再び強含み、一時2万411円33銭(前週末比55円05銭高)を付ける場面があった。一巡後は上値が重く、大引けにかけて小高い水準でもみ合い商状が続いた。
 
取引開始前に日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)の結果を好感した買いも支えた。月初の第1営業日としては16カ月連続で上昇した。
 
短観で機械や素材などが好内容だったのが好意的に受け止められた。ファナック、安川電、新日鉄住金や浜ゴムが買われた。
取引終了間際には外国為替市場で円相場が1ドル=112円台後半で円売り圧力が強まり、日経平均は上げ幅を広げた。日経平均への寄与度が大きい値がさが株への買いが集まり、ファナックやファストリ、ソフトバンクが上昇した。3銘柄で指数を35円押し上げた。
 
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前週末比15.33ポイント安の1万4771.87だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、1.13ポイント安い1673.62で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆634億円。売買高は13億5584万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1116と、全体の55%を占めた。値下がりは838、変わらずは76だった。

 
個別では、売買代金トップの任天堂やリクルートHD、ソフトバンクGなどがしっかり。T&D、第一生命HDやSOMPOといった保険株が上昇した。日立や三菱ケミHD、東エレクが高い。小野薬やアステラスも上げた。
 
一方で、社内の認定を受けていない社員らが完成車を検査していたと9月29日に発表した日産自は3%近く安い水準で終えた。東レやヤマトHD、JR東日本が売られた。小野薬品はノーベル賞関連として関心を集め3%超高。資生堂や塩野義、武田が下げた。
上期決算とともに通期予想の下方修正を発表したアダストリアや、OKAYA、安永などが東証1部下落率上位に顔を出した。
 
 東証2部株価指数は前週末比34.36ポイント高の6758.93ポイントと4日続伸した。値上がり銘柄数は311、値下がり銘柄数は152となった。
 
個別では,トーヨーアサノ、大興電子通信がストップ高。第一カッター興業、三井住建道路、土屋ホールディングス、富士ピー・エスなど46銘柄は年初来高値を更新。富士通コンポーネント、エルナー、川口化学工業、オーナンバ、ファステップスが買われた。
 
一方、ヨネックス、JEUGIAが年初来安値を更新。フジックス、プレミアムウォーターホールディングス、第一稀元素化学工業、アルデプロ、コーセーアールイーが売られた。