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【大引け概況】
5日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前日比144円04銭高の2万7728円12銭で終えた。
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朝方は売りが先行したが、ほどなく上昇に転じた。上げ幅は150円を超える場面もあった。
 
きょうの東京株式市場は、決算発表が佳境入りとなるなか、好決算銘柄を中心に買いが入り全体相場を支えた。売買代金上位の主力株に買い戻しの動きが顕在化し、全体指数を押し上げた。前日の米国株市場でNYダウは安かったものの、半導体関連などが買われナスダック総合指数が上昇したことや、為替が円安に傾いたことがプラスに働いた。

一方、米国では発表された雇用関連の指標が市場予想を下回ったことで景気先行きに対する不透明感が浮上しており、日本国内では新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大が警戒されるなか、上値も重い展開だった。アジア株市場も不安定な動きとなるなか、小型株には売られるものが目立ち、値下がり銘柄数が値上がりを上回った。
 
郵船やソニーGなど好業績の銘柄に物色が入った。市場関係者は「国内で新型コロナワクチンを2回接種済みの人が総人口の30%を超えたことで、これまで日本株を敬遠していた海外勢が買いを入れやすくなった」と分析。足元の感染拡大が7〜9月期以降の業績を下押しする懸念は根強いことから「(業績の)上方修正の発表などで下値不安が解消された銘柄に買いが集まった」とみていた。
 
4日に米国で発表された民間の雇用指標が市場予想を下回った。米景気の回復が鈍化しかねないとの懸念がくすぶり、相場の重荷となった。
 
JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比72.54ポイント高の1万7326.93だった。東証株価指数(TOPIX)は反発し、7.55ポイント高の1928.98で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆2065億円。売買高は9億5527万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は802と、全体の4割を下回った。値下がりは1290、変わらずは98銘柄だった。
 

業種別株価指数(33業種)では、海運業、精密機器、機械などが上昇し、パルプ・紙、鉱業、空運業などは下落。
 
個別では、日本郵船が群を抜く売買代金で一時13%超高まで上昇した。売買代金2位の商船三井も大きく株価水準を切り上げている。レーザーテック、東京エレクトロンが上値追いとなり、ソニーグループも高い。任天堂、日本製鉄なども買いが優勢。楽天グループも物色人気となった。シュッピンが急騰、キッコーマンも大幅高。テルモ、ユニ・チャーム、戸田工業などの上げ足も目立つ。
 
半面、ファーストリテイリングが冴えず、リコーが大きく値を下げた。日本航空が売りに押され、富士通も軟調。レノバも下落した。ミツバ、新日本科学が急落、シグマクシスも大きく値を下げた。芝浦メカトロニクスが大幅安となったほか、取引時間中に決算発表をした大成建が午後急落した。五洋建設、日本ユニシスの下げも目立つ。
 
東証2部株価指数は前日比45.62ポイント安の7587.66ポイントと3日続落した。
出来高1億1201万株。値上がり銘柄数は124、値下がり銘柄数は255となった。
 
個別ではクシム、YE DIGITAL、ギグワークス、DNAチップ研究所、ポラリス・ホールディングスなど26銘柄が年初来安値を更新。カーチスホールディングス、大丸エナウィン、富士ソフトサービスビューロ、ジャパンエンジンコーポレーション、ラピーヌが売られた。
 
一方、東京ソワール、玉井商船がストップ高。メタルアート、日本精鉱は一時ストップ高と値を飛ばした。トリニティ工業、日鍛バルブなど4銘柄は年初来高値を更新。バイク王&カンパニー、エヌリンクス、神鋼環境ソリューション、オーケーエム、ヤマダコーポレーションが買われた。