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終値は前日比45円23銭高の1万9691円47銭だった。
リスク選好ムードのなかで、日経平均は上昇基調を継続した。前日の欧米株市場が総じて堅調だったことで、投資家心理が強気に傾いた。
日経平均は一時89円ほど上げたが、上値を追う買いは入らなかった。
 
外国為替市場では1ドル=110円近辺の推移と前日より円高で推移していたことや、日本時間今晩に米雇用統計など重要経済指標の発表を控え、積極的な買いが入りにくい面もあった。
上昇した場面では主力株に持ち高調整の売りが出た。午後には前日終値を26円程度下回る場面もあった。
内閣府が14時に発表した8月の消費動向調査で、消費者心理の基調判断を「ほぼ横ばいとなっている」に下方修正したことも買い控えにつながった。
終盤になるとショートポジションを積み上げていた機関投資家の手仕舞い買い戻しなどが入り、株価に浮揚力が働いた。
日経平均が週間で上昇するのは7月10〜14日の週以来7週ぶり。月初の上げは15カ月連続となった。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆9028億円。売買高は16億3044万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1222と全体の60%だった。値下がりは663、変わらずは138銘柄だった。
JPX日経インデックス400は3日続伸し、前日比12.72ポイント高の1万4337.13だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、2.18ポイント高の1619.59だった。業種別TOPIXでは「倉庫運輸関連」が上昇する一方、「情報・通信業」が下落した。規模別株価指数では「小型株」の上昇率が大きかった。
 
個別では、任天堂が大商いで買い優勢、ソニーも堅調。2016年11月〜17年7月期の決算を発表したパーク24が大幅高となった。営業増益報道のあったヤーマンの上げが大きかった。新株予約権付社債(CB)の発行と自社株買いを発表したANAHDは上げ、三菱電やクボタも上昇した。イマジカ・ロボット ホールディングス、アクリーティブが大幅高となった。
半面、KDDIやダイキンなど値がさ株の下げが目立った。NTTやハウスが下落し、NYオフィスビル開発計画への参画が伝わった三井不が軟調だった。17年4〜9月期に減損損失の計上を発表した第一三共も下げた。KLabが安く、enishは急落
日本電産も売りに押された。クラウディアが大幅安となり、日本冶金工業、スターティアなどが大きく値を下げた。
 
東証2部株価指数は前日比42.38ポイント高の6598.04ポイントと4日ぶり反発した。
値上がり銘柄数は258、値下がり銘柄数は184となった。
 
個別では、DNAチップ研究所、プロシップがストップ高。
プレミアムウォーターホールディングス、アーバンライフ、ビケンテクノは一時ストップ高と値を飛ばした。
コーセーアールイー、クロスプラス、古林紙工、日本化学産業など27銘柄は年初来高値を更新。アウンコンサルティング、富士通コンポーネント、アルメディオ、大興電子通信が買われた。
一方、郷鉄工所、KIホールディングスが年初来安値を更新。
エンビプロ・ホールディングス、ジューテックホールディングス、ぷらっとホーム、ケミプロ化成、ピーエイが売られた。