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【大引け概況】
8日の日経平均株価は反落し、前日比128円76銭安の2万2694円50銭で終えた。
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重要イベントを控え模様眺めムードの中、利食い優勢の展開となった。
 
前日の米国株市場ではNYダウが続伸したものの、ナスダック指数は5日ぶりに反落となり、取引時間中に為替が一時1ドル=109円60銭台を割り込む円高に振れたことや前日までの4日続伸で上げ幅は累計で600円を超えもあって主力株中心に値を下げた。
 
週末にカナダで主要7カ国(G7)首脳会議を控える。来週の12日に米朝首脳会談、13日に米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントが相次ぐ。香港や台湾などのアジア株がほぼ全面安となったことと合わせて、買いが入りづらくなった。
 
時価総額上位の値がさ株やこれまで上げていた大型株に利益確定の動きが出て、指数を押し下げた」とみられる。株式先物などの清算に伴う売り買いを除くと、東証1部の出来高や売買代金は膨らんでおらず、「総じて手控えムード」の一日だった。
メジャーSQ算出に絡み全体売買代金は2兆9000億円台まで膨らんでいる。
 
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比79.18ポイント安の1万5742.77だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、7.57ポイント安の1781.44で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆9207億円。売買高は16億1057万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1163、値下がりは822、変わらずは100銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、その他製品、陸運業、サービス業など9業種が上昇。
パルプ・紙、海運業、石油・石炭製品など24業種が下落となった。
 
 
個別では、ソフトバンクが安く、トヨタ自動車、東エレク、SUMCOやファナックも軟調。キリンHD、エーザイ、ソニーも下落した。日本海洋掘削が大幅安となったほか、日立建機も安い。マネックスグループが売られ、日本通信も水準を切り下げた。東芝機械、スクロールも売られた。
 
一方、2〜7月期、純利益37%増の15億円と発表したシーイーシーがストップ高。イオンやセブン&アイなど小売株が買われた。
ラサ工業、クミアイ化学工業も値を飛ばした。インソース、キャリアインデックスなども高い。JR東海や日本通運が買われ、ジャパンディスプレイ、ヤーマン、第一カッター興業が高い。
 
 
東証2部株価指数は前日比8.13ポイント高の7343.12ポイントと4日続伸した。
出来高1億5868万株。値上がり銘柄数は231、値下がり銘柄数は200となった。
 
個別では、日本リーテック、アイ・アールジャパンHD、ビューティ花壇、サイオスなど9銘柄が年初来高値を更新した。中西製作所、オーミケンシ、大盛工業が買われた。
 
一方、土屋ホールディングス、ジュンテンドー、カネミツ、フジ日本精糖、エノモトが年初来安値を更新した。アルトナー、アールエイジ、不二サッシが売られた。