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【大引け概況】
26日の日経平均株価は大幅続伸し、前日比529円52銭高の2万1271円17銭で終えた。3月5日以来、約2カ月半ぶりの高値。
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国内の緊急事態宣言が全面的に解除されたことで、経済活動の再開期待が高まり、海外投資家による株価指数先物への買い戻しが入った。

また、米バイオ企業ノババックスが新型コロナウイルスのワクチン候補でヒト治験を始めたと発表し、米株価指数先物が大幅に上昇したのも相場の支えとなった。「売り方の買い戻しが中心」の展開で、日経平均の上げ幅は一時580円を超えた。
 
JPX日経インデックス400は大幅続伸。終値は前日比298.24ポイント高の1万3807.61だった。東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸し、32.53ポイント高の1534.73で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆5326億円。売買高は14億7246万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1734と全体の約8割を占めた。値下がりは384、変わらずは52銘柄だった。
 
日経平均に比べて東証株価指数(TOPIX)の上昇率は小さかった。業種別では空運などこれまで株価が低迷していた業種の上昇が目立っており、「株価の上げ足の速さを見て、空売りしていた業種や先物を仕方なく買い戻したのだろう」との声も聞かれた。終盤は利益確定売りも出ており、警戒感の根強さがうかがわれた。
 
 
業種別株価指数は33業種すべて上昇し、空運業、海運業、輸送用機器、不動産業、陸運業、鉄鋼の上昇率が大きかった。
 
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテが大きく値を上げた。JAL、ANAHDが値を飛ばし、JR東日本が買われ、リクルートHD、OLC、武田は堅調だった。資生堂は上伸。三菱UFJ、オリックス、三井不は続伸。日本製鉄、商船三井は高かった。トヨタ、日産自、スズキが高く、東エレク、レーザーテックも上昇。三越伊勢丹、丸井Gが堅調だった
 
半面、ソニーやエムスリー、味の素が下落したシマノは続落。NTTドコモ、KDDIが甘く、楽天は売られた。
 
東証2部株価指数は前日比117.07ポイント高の6103.26ポイントと続伸した。
出来高1億2077万株。値上がり銘柄数は278、値下がり銘柄数は160となった。
 
個別では、インタートレードがストップ高。櫻護謨、鈴与シンワートは一時ストップ高と値を飛ばした。日和産業、音通、セブン工業、京葉瓦斯など5銘柄は年初来高値を更新。エムジーホーム、グローバルダイニング、価値開発、スターフライヤー、ウィルが買われた。
 
一方、フレンドリーが年初来安値を更新。セキド、リード、アサヒ衛陶、TBグループ、RVHが売られた。