会員情報作成
ログイン
相場概況(前引け)
16円高、反発も方向感定まらず小幅な値動き
東京株式(前引け)=16円高、反発も方向感定まらず小幅な値動き
20日午前の日経平均株価は小幅に反発し、午前の終値は前日比16円78銭高の2万1583円63銭だった。
朝方は米中の通商協議が難航しているとの見方が広がり、日経平均は軟調だった。
休日を控えて、短期スタンスの海外投資家が株価指数先物に手じまい売りを出し、現物株の売買にも波及、市場参加者が限られ、方向感が出にくい相場展開だった。
前引け間際には再度プラス圏に持ち直したが、全般的には、現地20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表やあすの祝日を控え、様子見気分となった。
 
一方で、3月決算期決算企業の権利付き最終売買日を26日に控え、個人投資家による配当や株主優待狙いの買いが相場を押し上げた。ただ、米中の通商交渉が進むとの期待がやや後退し、株式相場の重荷となった。米中の通商協議を巡り「中国が米国の要求に抵抗していると懸念している」と伝わった。
 
市場からは「FOMCの結果待ちで、あすが休場となれば手が出ず、開店休業状態だ。ただ、2万1500円固めの動きは続いている。FOMCを無事通過し、新年度相場に向けて値を保ってるかが注目される」との声が聞かれた。
 
東証1部の出来高は5億3455万株、売買代金は9598億円。騰落銘柄数は値上がり1250銘柄、値下がり774銘柄、変わらず114銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)は、パルプ・紙、非鉄金属、卸売業などが上昇し、下落は証券・商品先物取引業、その他製品、小売業など。
 
個別では、キーエンスが買われ、東京エレクトロン、村田製作所なども堅調。証券会社が投資判断を引き上げた三井金が上昇。楽天と丸井Gは上げた。トヨタ自動車も強い。キャリアデザインセンターが値を飛ばし、ルネサスエレクトロニクス、ブイキューブ、アイビーシーも高い。
 
半面、ソフトバンクグループ(SBG)とファナックが下落した。米グーグルがゲーム事業に参入すると発表し、競争環境が激しくなるとの警戒感から任天堂、ソニーが下落した。スズキも売りに押された。鎌倉新書、スペースバリューホールディングスが大幅安、ジャパンディスプレイ、千代田化工建設も売られた。
 
東証2部株価指数は前日比5.94ポイント安の6855.75ポイントと続落した。
出来高2739万株。値上がり銘柄数は199、値下がり銘柄数は187となった。
 
個別では、KHC、アドテック プラズマ テクノロジーが昨年来安値を更新。萬世電機、価値開発、ストリーム、FDK、省電舎ホールディングスが売られた。
 
一方、イムラ封筒、大丸エナウィンが昨年来高値を更新。ピーエイ、リテールパートナーズ、村上開明堂、堀田丸正、誠建設工業が買われた。
 

戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv