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波乱含みの展開か |
今週は大幅安の展開となった。
米国では3月の小売売上高が市場予想を上回り、10年債利回りが4.6%台まで上昇。要人発言から利下げに対する期待が大きく後退する中、株式には厳しい流れが続いた。
オランダの半導体大手ASMLの決算が失望を誘って半導体株が売られたこともあり、日経平均は月曜から水曜までの3営業日で1500円近く下落した。
木曜18日に弱く始まりながらもプラス転換したことで一息ついたかに思われた。しかし、金曜19日は半導体株が改めて強烈に売り込まれる中、中東の地政学リスクも高まったことで4桁の下落。週間では6%を超える下落となった。日経平均は週間では約2455円の下落となり、週足では陰線を形成した。
来週は波乱含みの展開か。
翌週の月曜29日が祝日で、三連休前の26日に日銀金融政策決定会合の結果を消化するスケジュール。日銀には不安定なマーケットを落ち着かせる役割を期待したいが、足元では円安が日本経済に及ぼす悪影響も懸念されており、日銀からは一段の円安をけん制するメッセージが出てくる可能性があるだろう。
米国では決算発表が本格化し、国内でも決算発表がスタートする。企業決算が反転の材料となる展開にも期待したいが、米国の長期金利は上昇傾向にあり、全体の地合いは悪化している。そのため、失望決算がリスクオフの流れに拍車をかける展開も想定される。中東の地政学リスクも警戒材料となるだろう。チャートからは3万6000円辺りは強い支持帯になりそうだ。
日銀会合後の植田総裁会見を確認する前に三連休に突入する。金曜後場のボラティリティが大きくなると思われるだけに、落ち着かない相場が続くと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
40462.28 ボリンジャー:+1σ(25日)
40145.89 ボリンジャー:+1σ(13週)
39544.37 25日移動平均線
38943.01 ボリンジャー:+1σ(26週)
38910.41 均衡表転換線(週足)
38910.41 均衡表基準線(日足)
38767.56 均衡表雲上限(日足)
38626.46 ボリンジャー:-1σ(25日)
38580.13 13週移動平均線
38389.57 6日移動平均線
38253.94 均衡表転換線(日足)
37889.79 75日移動平均線
37708.56 ボリンジャー:-2σ(25日)
37068.35 ★日経平均株価19日終値
37014.37 ボリンジャー:-1σ(13週)
36790.65 ボリンジャー:-3σ(25日)
36582.65 均衡表雲下限(日足)
35943.19 26週移動平均線
35813.02 均衡表基準線(週足)
35448.61 ボリンジャー:-2σ(13週)
34520.56 200日移動平均線
33882.85 ボリンジャー:-3σ(13週)
32943.37 ボリンジャー:-1σ(26週)
31706.67 均衡表雲上限(週足)
29943.55 ボリンジャー:-2σ(26週)
29717.39 均衡表雲下限(週足)
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