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米雇用統計待ちのなかで積極的な売買は手控えか |
Market Data
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【日経平均】
36657円09銭(▲390円52銭=1.05%)
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【TOPIX】
2620.76(▲12.73=0.48%)
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【グロース250】
656.58(△4.80=0.74%)
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【プライム売買高】16億0273万株(▲4億0467万株)
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【売買代金】4兆2056億円(▲9005億円)
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【値上がり銘柄数】784(前日:97)
【値下がり銘柄数】803(前日:1528)
【新高値銘柄数】27(前日:25)
【新安値銘柄数】13(前日:7)
【25日騰落レシオ】110.48(前日:117.83)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、朝方に700円近い下落場面も
2.円高を嫌気、下げ一巡後切り返すも後場売り直される
3.米雇用統計前で買い手控え、半導体関連の下落目立つ
4.食品、倉庫など内需株は強く、33業種中15業種が上昇
5.値上がり・値下がり銘柄数が拮抗、売買代金は4兆円台
日経平均は大幅安。前場で600円超下げたところから一時プラス圏に浮上したにもかかわらず、引けでは390円安(3万6657円)と下に値幅が出た。1638円安となった翌日だけに下げ渋ったような錯覚に陥るが、かなり弱い。円高リスクが強く意識される中で、あすは米8月雇用統計の発表を控える。
きょうの下げで25日線(3万7017円、5日時点、以下同じ)は明確に下回った。52週線が36449円に位置しており、これがサポートになるかが当面の焦点となる。ざっくり3万6500円近辺で下げ止まるかどうか。先週末との比較では、きょうの時点で2000円近く下落している。ここで踏みとどまらないと、先々では8月5日の3万1156円を試しに行くかもしれないだけに、注意を要する。
指数としてはトピックスの方が、下値が堅く25日移動平均線上をキープ。相場の実体はトピックスの方に近く、まだ腰折れするような雰囲気にはない。きっかけ次第で日経平均も急反発する可能性は十分にあるだろう。
米景気後退懸念が再び意識されるなかでは、押し目を拾う動きにもなりづらい状況と言えよう。
米国では8月のADP雇用統計や8月のISM非製造業景況指数が発表される。市場予想を大きく下回れば、6日の雇用統計を前に再び値動きの荒い展開になる可能性もありそうだ。
明日も米雇用統計待ちのなかで積極的な売買は手控えられやすく、短期的な値幅取り狙いの商いにとどまりそうだ。そのなかで、グロース250指数は反発しており、中小型株に個人投資家の資金は向かいやすいだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
38422.68 13週移動平均線
38017.03 6日移動平均線
37719.94 均衡表転換線(日足)
37464.63 200日移動平均線
37193.36 ボリンジャー:-1σ(26週)
37017.25 25日移動平均線
36791.45 均衡表転換線(週足)
36791.45 均衡表基準線(週足)
36700.79 均衡表雲上限(週足)
36672.63 ボリンジャー:-1σ(13週)
36657.09 ★日経平均株価5日終値
35769.43 ボリンジャー:-2σ(26週)
35301.00 ボリンジャー:-1σ(25日)
35172.25 均衡表基準線(日足)
34922.59 ボリンジャー:-2σ(13週)
34345.50 ボリンジャー:-3σ(26週)
33708.89 均衡表雲下限(週足)
33584.75 ボリンジャー:-2σ(25日)
33172.54 ボリンジャー:-3σ(13週)
31868.50 ボリンジャー:-3σ(25日)
下降2日目の25日移動平均線をわずかに上回る場面もあったが、値を保てず、ザラ場高値と安値も昨日水準を下回った。8月5日安値から9月2日高値までの3分の1押しに相当する36439.13円を下回り、半値押し(35118.38円)までの調整リスクが警戒される。25日線に加え、5日、75日の各移動平均線や一目均衡表の転換線もいずれも下向きで、短中期的な下降局面入りを示唆しているため、下押し圧力の継続が予想される。
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