 |
来週は一進一退の展開か。 |
今週は、軟調となった。
週初から売りに押される展開。決算発表ラッシュの週で個別の動きは大きくなったが、キヤノンや日産自動車、ファナック、アドバンテストなど主力どころの銘柄に急落するものが多く、日を追うごとに警戒ムードが強まった。
為替市場でドル安・円高が進行したことや、新型コロナウイルスの国内感染が全国的に広がったことなども重石となり、日経平均は後場に入って崩れる場面が多く見られた。
31日には600円を超える下落で2万2000円を大きく割り込み、今週は全敗で6日続落。
週間では1041円の下落となり、週足では2週連続で陰線を形成した。
日経平均の7/31の終値(2万1710円)が13週線(2万1876円、31日時点、以下同じ)や52週線(21815円)を下回った。
きょうは7月最終日だが、月足でも24カ月線(2万1748円)を下回っている。この辺りでの下げ止まりに期待したいところだが、一段安となるようなら、26週線(2万1025円)が控える2万1000円近辺まで突っ込む展開もみておくべき。ただ、そこまで下げてしまうと、3月以降の戻り相場が終わったとの見方も強まりやすい。
6月には2万3185円まで上昇した後に急失速して、6月15日には2万1529円まで安値をつけた。来週はこの時の安値を割り込むことなく推移できるかが注目される。
来週は、一進一退の展開か。
8月相場に突入するが、東京株式市場は引き続き決算発表ラッシュで、個別重視の流れが続くと思われる。
4日のソニーや6日のトヨタ、任天堂の決算などは中でも注目を集める。
日経平均は7月31日まで6日連続で下落しており、月替わりでそろそろ反転に期待したいところだが、国内には買い材料が乏しく、米国株など外部環境頼みの状況となるだろう。
ただ、米国株も金曜7日に7月米雇用統計を控えるスケジュールのため、これを前にしては様子見の地合いになるのではないかと考える。日本株は今週が弱かった分、ここからの下値は限られるとみるが、上値も重いと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(31日現在)
22780.61 ボリンジャー:+1σ(25日)
22486.96 25日移動平均線
22428.53 6日移動平均線
22357.84 均衡表転換線(週足)
22337.78 均衡表基準線(日足)
22317.79 均衡表転換線(日足)
22193.31 ボリンジャー:-1σ(25日)
22113.36 均衡表雲下限(週足)
21954.07 200日移動平均線
21936.14 均衡表雲上限(日足)
21899.66 ボリンジャー:-2σ(25日)
21876.77 13週移動平均線
21710.00 ★日経平均株価31日終値
21606.00 ボリンジャー:-3σ(25日)
21530.95 新値三本足陰転値
21480.74 75日移動平均線
21025.52 26週移動平均線
20958.33 均衡表雲下限(日足)
20906.99 ボリンジャー:-1σ(13週)
20176.78 均衡表基準線(週足)
19937.21 ボリンジャー:-2σ(13週)
ローソク足はマドを空けて胴体の長い陰線を引き、昨日に続いてザラ場安値と終値がともに前日水準を下回って強い売り圧力を確認。ともに下向きの5日線と25日線が短期デッドクロスを形成し、弱気局面入りを示唆した。
一目均衡表では終値が雲上限を下回ったほか、転換線が基準線を下回り、下落基調の強まりを窺わせている。ボリンジャーバンドでは-3σを下回って終了。各バンドの間隔拡大が始まったこともあり、下値拡張局面が継続するリスクに留意したい
株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。
(C)ilogos / Eimei.tv