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神経質な展開か。 |
日経平均は3日続落。5日の米国市場でNYダウは4日ぶりに大幅反発し、572ドル高となった。2月雇用統計が予想以上に改善したうえ、長期金利の上昇も行き過ぎ感から一服。週明けの日経平均はこうした流れを好感して343円高からスタートすると、寄り付き直後には一時2万9255円90銭(前週末比391円58銭高)まで上昇した。しかし、国内外の金融政策決定会合などを前に警戒感は根強く、時間外取引のNYダウ先物やアジア株も軟調だったことから、後場には一転して2万8644円26銭(同220円06銭安)まで下落する場面があった。
あす9日の日経平均株価は、神経質な展開か。
米長期金利の上昇リスクが尾を引くなか、その動向をにらんだ売買が続くとみられる。
現地9、10、11日にそれぞれ3、10、30年債の入札が予定され、入札後の米金利の反応を警戒する向きは少なくない。さらに来週16−17日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、金利高への対応や金融政策の先行きスタンスを見極めたいとの空気も強い。
一方、国内では週末の日経平均先物・オプション3月限のメジャー(特別清算指数)算出を前に指数の振幅が大きくなりやすいとの読みもあり、積極的に動きづらい面もあろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
30280.58 ボリンジャー:+2σ(13週)
30064.64 ボリンジャー:+1σ(25日)
29323.61 25日移動平均線
29321.36 ボリンジャー:+1σ(13週)
29260.93 均衡表転換線(日足)
29194.74 6日移動平均線
29172.16 均衡表転換線(週足)
29172.16 均衡表基準線(日足)
28966.01 新値三本足陽転値
28743.25 ★日経平均株価8日終値
28713.18 ボリンジャー:+1σ(26週)
28582.58 ボリンジャー:-1σ(25日)
28362.15 13週移動平均線
28040.80 均衡表雲上限(日足)
27878.85 75日移動平均線
27841.55 ボリンジャー:-2σ(25日)
27402.94 ボリンジャー:-1σ(13週)
27100.51 ボリンジャー:-3σ(25日)
27097.42 均衡表雲下限(日足)
26831.50 均衡表基準線(週足)
26443.73 ボリンジャー:-2σ(13週)
26427.45 26週移動平均線
25484.51 ボリンジャー:-3σ(13週)
24748.17 200日移動平均線
25日線は上向きをキープしたが、終値は連日の25日線割れ。ローソク足が陰線を引いたこともあり、短期的な売り圧力は依然強いままだ。
一目均衡表では転換線が横ばいの基準線の88.76円上まで下降し、三役好転の終了が接近している。RSI(14日ベース)は36.79%と中立圏下限の40%を下回って売り手優位を示唆。一方で25日線との下方乖離率は1.98%と自律反発を呼ぶには小さく、下値リスクが警戒される。
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