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様子見ムードか |
8日の日経平均は大幅反発。401高の2万2486円92銭で取引を終えた。
日経平均は予想通り2万2500円での攻防が続く格好となったが、セクターをみると石油などエネルギー関連の他は、ややディフェンシブ系の上昇が目立ち、輸送用機器や電気機器の伸びの鈍さが目立っている。
また、順調なリバウンドをみせているマザーズ指数が節目の1000ポイントに接近している。
サンバイオがけん引役となっているが、時価総額上昇によって指数インパクトも大きくなる中で、今後もファンドの資金流入が継続しやすいところ。
また、中小型株の主要処での好決算が出てくるようだと、支援材料になりやすいだろう。
日経平均は2万2500円処での攻防が続くとみられる中で、まずはマザーズ指数の1000ポイント回復でセンチメントを明るくさせたいところである。
9日の東京株式市場は、8日に大幅高を演じていることや週末要因などから、様子見ムードが広がりそう。
11月限のミニ先物オプションSQ(特別清算指数)値の算出に係る売買は「売り買いどちらにも傾いておらず、波乱なく通過しそう」との声が聞かれた。
日経平均は、25日移動平均線(2万2364円82銭=8日)を約1カ月ぶりに上回ってきたものの、買い手掛かり材料不足のなかでの戻り売り圧力で、しばらくは値固めの様相となりそうだ」との見方が出ていた。
米国では11月FOMCの結果が公表される。今回、議長会見はなく、政策変更もないだろうが、12月の利上げに関する手がかりが得られるか、またそれに対してマーケットがどのように反応するかが注目される。
米国の長期金利が落ち着いた状況で、ドル円の114円台乗せなどがあれば、日本株にとっては追い風となるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
23538.01 ボリンジャー:+1σ(13週)
23233.49 ボリンジャー:+1σ(26週)
23149.70 均衡表雲下限(日足)
23109.36 ボリンジャー:+1σ(25日)
22773.43 13週移動平均線
22710.00 均衡表転換線(週足)
22710.00 均衡表基準線(週足)
22686.71 75日移動平均線
22638.24 26週移動平均線
22616.28 均衡表基準線(日足)
22486.92 ★日経平均株価8日終値
22382.04 200日移動平均線
22364.82 25日移動平均線
22091.80 6日移動平均線
22042.98 ボリンジャー:-1σ(26週)
22008.85 ボリンジャー:-1σ(13週)
21944.63 均衡表雲上限(週足)
21809.66 均衡表転換線(日足)
21684.43 均衡表雲下限(週足)
21620.29 ボリンジャー:-1σ(25日)
21447.73 ボリンジャー:-2σ(26週)
21244.27 ボリンジャー:-2σ(13週)
21149.80 新値三本足陰転値
25日線(2万2364円、11/8時点、以下同じ)や200日線(2万2382円)は上回り、テクニカル面での好転が見られた。高値は22583円まであったが、この上には26週線(2万2638円)、13週線(2万2773円)など抵抗がいくつかあり、いったん上値は抑えられやすいタイミング。
【東証主体別売買動向】
■10月第5週、外国人は現先合計4592億円と4週連続売り越し
東京証券取引所が8日発表した10月第5週(10月29〜11月2日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、現物の海外投資家が262億3017万円と4週ぶりの買い越しとなった。前週は3174億3014万円の売り越しだった。
なお、先物ベース(日経225とTOPIXの先物・mini合計)で外国人は4854億円の売り越し。現物・先物の合計では4592億円と4週連続の売り越し(前週は1兆3007億円の売り越し)だった。
現物では、個人投資家は1662億9902万円と5週ぶりの売り越し。事業法人は446億1147万円と4週連続の買い越し。信託銀は1425億7901万円と3週連続の買い越しだった。
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