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相場概況(前引け)
94円高、米株高受け続伸、好業績銘柄に買い
東京株式(前引け)=94円高、米株高受け続伸、好業績銘柄に買い
27日の日経平均株価は続伸し、前日比94円24銭高の2万2413円85銭で午前の取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)は、2.45ポイント高の1774.58で終了した。
 
朝方は、米企業の好決算を背景に26日の米国株式が上昇した流れを受け、買い先行となり、寄り付き直後に2万2488円28銭(前日比168円67銭高)まで上昇した。
2019年3月期に増益となる見通しを示した京セラなど半導体関連や電子部品株に買いが先行した。一巡後は、上げ幅を縮小して2万2357円53銭(同37円92銭高)まで押し戻される場面があった。
19年3月期に大幅減益を見込む、指数寄与度の高いファナックが大幅安となり、重しとなった。その後持ち直したが、上値は限定され、前引けにかけて2万2400円近辺で推移した。
 
市場関係者は「日経平均が2月末の戻り高値(2万2389円)を上回れば、チャート上でも右肩上がりの相場が確認される」とみている。
南北首脳会談については、既に織り込まれており材料視されていない。
 
業種別株価指数(33業種)は、情報・通信業、石油・石炭製品、不動産業の上昇が目立ち、下落はゴム製品、機械、電気機器など。
 
JPX日経インデックス400は続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆5829億円、売買高は9億2395万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は896と、全体の約43%を占めた。値下がりは1090、変わらずは96銘柄だった。

個別では、売買代金トップの任天堂が高く、ソフトバンクが上昇。米携帯子会社のスプリントとTモバイルUSの経営統合に向けた交渉が、早ければ来週にもまとまると伝わった。京セラが大幅高、富士電機、東電HDも上昇した。サイバーエージェントは一時ストップ高に買われた。アンリツが買われ、アドバンテストも物色人気となった。
 
一方、ファナックが大幅安、アルプスや日立建機、川重は大幅安となった。4~6月期の減益見通しを発表したディスコも下げが目立った。
マネックスグループも大きく下落した。安川電機、デンソーが売られたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも軟調だった。
 
東証2部株価指数は前日比12.61ポイント安の7074.72ポイントと6日ぶり反落した。出来高3527万株。値上がり銘柄数は183、値下がり銘柄数は226となった。
 
個別では、スリープログループ、スーパーバッグ、川口化学工業、広栄化学工業、川澄化学工業が年初来安値を更新。
富士通コンポーネント、オーミケンシ、正興電機製作所、大和自動車交通、北日本紡績が売られた。
 
一方、SYSKEN、魚喜、ジャパンミート、東京ボード工業、ビート・ホールディングス・リミテッドが年初来高値を更新。ぷらっとホーム、インスペック、アイケイ、ファインシンター、三谷商事が買われた。

 

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