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株ちゃんの明日読み
来週は堅調展開か

来週は堅調展開か
 
日経平均は3日続落となったが、週間では2.9%(約619円)の上昇。前週7月31日に終値で2万2000円を割り込みヒヤッとさせられたが、今週はそれなりに持ち直した。
先日のアドテストに続き半導体関連のSUMCOの決算が低調だったことで、期待された物色の柱がひとつ消えたことへの失望感も広がっている。
 
週足チャートでは13週線(2万2042円、7日時点、以下同じ)や52週線(2万1846円)がサポートとなっており、特に上向きの13週線より上を維持できるかどうかが目先の注目点となる。
業種別では、海運、鉱業、鉄鋼、空運、輸送用機器が週間の上昇率トップ5となっており、景気敏感系かつ出遅れ感の強いところが物色されている。
一方、きょうは7月上旬まで鋭角的に上昇していたレーザーテックが急落した。短期的には値持ちの良かった銘柄をいったん手じまい、過熱感の少ないところを選好する流れが強まる可能性がある。
 
今週は前半堅調、後半軟調で週を通しては上昇した。
8月相場に突入したが、日経平均は3日、4日と連日で大幅上昇。米国株高や円高一服が支援材料となったが、前週、月末にかけて大きく値を崩したこともあり、その反動も大きいものとなった。
ただ、2万2500円台を回復した後は到達感が出てきて上値が重くなった。ドル円が再び円高方向に傾くと、米国株が上昇しても日本株はこれに連動できない状況が続き、次第に週末の米雇用統計に対する警戒が強まった。
米国ではナスダックが終値で初めて11000ポイント台に乗せたが、これを受けた7日は国内ハイテク株が売りに押されるなど、ちぐはぐな動きも見られた。
週間では2勝3敗と下落日の方が多かったが、前半の貯金が大きく週間では619円の上昇。週足では3週ぶりに陽線を形成した。
 
 
来週は堅調展開か。東京株式市場は4日立ち合い。今週の日本株は週後半の動きが弱かったが、米雇用統計と三連休を控えており、これらを前にリスク回避の売りも出やすい状況であったと推測される。
それだけに、連休明けは比較的買いが入りやすい地合いになると考える。引き続き決算発表が多く、11日のソフトバンクGは中でも注目を集める。
個人投資家人気の高い新興企業の決算も多く、個別の材料には事欠かない。引き続き為替動向には一喜一憂することになりそうだが、米国株にしっかりとした動きが見られている点は安心材料だった。
 
為替の影響が相対的に軽微な中小型株に流れが向きそうだ。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
 
23322.14  ボリンジャー:+3σ(25日)
23055.15  ボリンジャー:+2σ(25日)
22883.17  ボリンジャー:+1σ(13週)
22834.43  ボリンジャー:+1σ(26週)
22795.40  均衡表雲上限(週足)
22788.16  ボリンジャー:+1σ(25日)
22521.17  25日移動平均線
22357.84  均衡表転換線(週足)
22337.78  均衡表基準線(日足)
 
22329.94  ★日経平均株価7日終値
 
22290.33  6日移動平均線
22276.10  均衡表転換線(日足)
22254.18  ボリンジャー:-1σ(25日)
22248.01  均衡表雲上限(日足)
22113.36  均衡表雲下限(週足)
22042.22  13週移動平均線
21987.19  ボリンジャー:-2σ(25日)
21978.38  200日移動平均線
21720.20  ボリンジャー:-3σ(25日)
21680.89  75日移動平均線
21530.95   新値三本足陰転値
21201.27  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
 ローソク足は陰線を引いて終値が25日線やその下を走る5日線を下回る一方、25日線と5日線はともに上向きをキープし、強弱感の対立を窺わせた。
一目均衡表では、基準線と転換線がともに横ばいで終了し、方向感の定まりにくい相場がさらに続く可能性が意識されるだろう。
 
 

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