東証グロース(大引け)
値下がり優勢、割高感が意識され
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、割高感が意識され

 
東証グロース市場は、朝方はやや買いが先行したものの、国内の長期金利が上昇するなかで高PER(株価収益率)銘柄が多い新興株は割高感が意識され、売りがまもなく優勢となった。自律反発狙いの買いも入り、下値は限定的だった。
 
10日に日経平均株価が連日で最高値(4万1831円)を更新するなど大型株に投資家の注目が集まり、新興市場の小型株には物色が向かいにくい。下旬からは2024年4〜6月期決算の発表が本格化するが、市場では「想定よりも為替の円安基調が続き輸入物価が上昇しているため、内需企業が多い中小企業は業績の上方修正への期待も膨らみにくい」との声があった。
「バイオ関連銘柄への期待は高い」とする声はあるものの、相場全体を押し上げるには至っていない。
グロース250とグロースCoreは下落した。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比3.42ポイント(0.52%)安の654.51だった。
グロース市場ではカバーやPRISMバが下落した。一方、エヌピーシーやセルシードは上昇した。
値上がり銘柄数183、値下がり銘柄数371と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではENECHANGE、Amazia、坪田ラボ、セルシードがストップ高。地域新聞社、サイフューズ、エヌ・ピー・シーは一時ストップ高と値を飛ばした。Chordia Therapeutics、PRISM BioLab、フーバーブレイン、ELEMENTS、イードなど11銘柄は年初来高値を更新。EduLab、コージンバイオ、アルファクス・フード・システム、ケイファーマ、サンバイオが買われた。
 
一方、Lib Work、シンカ、ライスカレー、MFS、豆蔵デジタルホールディングスなど18銘柄が年初来安値を更新。WACUL、GMO TECH、アスカネット、ステムリム、グリッドが売られた。
 
 
 
 

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