相場展望(寄り付き前)
反落後、もみ合い展開か
【オープニングコメント】
反落後、もみ合い展開か
3日の日経平均株価は反落後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万3200円-2万3400円。
2日のNYダウ工業株30種平均は続落し、前週末比268ドル安の2万7783ドルで終えた。米サプライマネジメント協会(ISM)が2日発表した11月の製造業景況感指数は48.1と、前月比で0.2ポイント低下した。市場予想(49.4)に反して悪化し、投資家心理が急速に冷え込んだ。トランプ米大統領が「ブラジルやアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す」とツイッターに投稿し、貿易摩擦の拡大懸念も広がった。
 
外国為替市場では円相場は前日の東京市場終値比で60銭程度の円高・ドル安水準となる1ドル=108円95銭近辺で推移している。円相場が対ドルで上昇しており、短期筋による株価指数先物の売りを促しやすいだろう。日経平均は前日に年初来高値を更新したばかりとあって、高値警戒感を背景とした利益確定売りも膨らみやすい。25日移動平均線が位置する2万3200円台前半が目先の下値メドとなりそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比345円安の2万3215円だった。朝方はこれまで日本株の持ち高を積み上げてきた海外ヘッジファンドの売りで下値模索の展開となりそうだ。
 
ただ、下値では売り方による買い戻しが入りそう。投資家の根強い先高観を背景とした押し目買いも入りやすい。日銀の上場投資信託(ETF)買いなどが入ることも想定され、売り一巡後は下げ渋る可能性もあるだろう。
 
日程面では、3日はファーストリテイリングが大引け後に11月の国内ユニクロの売上高を発表する。オーストラリア中央銀行は理事会の結果を発表する。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ディー・ディー・エス <3782>
金融アプリ開発などを手掛けるモバイルインターネットテクノロジーが、ディディエスの本人認証システム「マガタマプラットフォーム」の販売を開始。
 
■東名 <4439>
12月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
 
■日神不動産 <8881>
今期配当を2円増額修正。また、100株以上保有株主を対象とする株主優待制度に、クオカード1000円分の贈呈を追加。現行は新築マンションと平川カントリークラブの割引券を贈呈している。
 
■シノケングループ <8909>
今期経常を13%上方修正、配当も8円増額。
 
■ジェイ・エス・ビー <3480>
前期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額。
 
■ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765>
カプコン <9697> と共同開発したスマートフォン向けゲーム「TEPPEN」が全世界で累計400万ダウンロードを突破。
 
■gumi <3903>
上期経常を2.3倍上方修正。
 
■ジーンテクノサイエンス <4584>
癸巳化成とアフリベルセプトバイオシミラーの共同開発契約を締結。
 
■日本エスコン <8892>
今期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額。また、22年12月期に営業利益152億円(19年12月期計画は129億円)を目指す中期経営計画を策定。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
3(火)
11月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
アインHD
 
【海外】
《米決算発表》
セールスフォース・ドットコム
 
 


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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