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相場概況(前引け)
325円高と反発、米株高を受け
東京株式(前引け)=325円高と反発、米株高を受け

15日午前の日経平均株価は反発し、前日比325円23銭高の2万2912円24銭で前場を終えた。
前場の東京株式市場は前日の米株高を受けリスクを取る動きが優勢となり、主力株中心に買われ日経平均は大きく切り返しに転じた。出遅れていた景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われ、緩やかに上げ幅を広げた。ワクチン開発のニュースを受け、感染拡大を機に売られ続けていた銘柄が見直された。2万3000円台台まであと50円あまりに迫る場面もあった。
NYダウ工業株30種平均の先物相場が日本時間早朝から上昇し、リスクを取りやすくなった投資家の買いが日本株に及んだ。
米バイオ製薬のモデルナが開発中の新型コロナウイルスのワクチンで進展があったことを背景に、景気回復が早まるとの期待から買いが集まった。
 
トランプ米大統領が中国の金融機関への制裁を可能にする香港自治法に署名したと日本時間15日朝、伝わった。
ただ、市場ではすでに織り込み済みとの声もある一方、「実際に制裁に踏み切ることはないだろう」との見方もあり、材料視されなかった。
上海株式相場が下げたことを受け、午前の取引終了に向けては騰勢に一服感も出た。
 
米国をはじめ世界的に新型コロナウイルス感染の拡大が続いているが、市場では「悪材料に目をつぶり、短期投資家が買いを強めた」との見方が出ている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそろって反発した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆763億円、売買高は6億1598万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1598と、全体の7割超を占めた。値下がりは482、変わらずは88銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は電気機器、輸送用機器、情報・通信業、小売業などが上昇し、銀行業だけが下落した。
 
個別では、ファナック、SMCが大幅に上昇し、キーエンスは堅調。トヨタ、日産自が買われ、マツダやスズキも上げた。ソフトバンクGがにぎわい、ファーストリテ、東エレク、村田製も値上がりした。JFEや日本製鉄も上げた。
 
一方、アドバンテスが緩み、レーザーテックは利益確定売りに押され、キヤノン、三菱UFJ、野村、エーザイ、協和キリン、塩野義が下げた。
 
東証2部株価指数は前日比3.57ポイント安の6573.28ポイントと続落した。
出来高9601万株。値上がり銘柄数は257、値下がり銘柄数は125となった。
 
個別では、東京ソワール、ベリテが年初来安値を更新。アイケイ、日本抵抗器製作所、ツインバード工業、Jトラスト、ビート・ホールディングス・リミテッドが売られた。
 
一方、パシフィックネット、ハリマ共和物産、マルヨシセンター、ジーエルサイエンスが年初来高値を更新。JESCOホールディングス、日本精機、ビットワングループ、木村工機、アライドテレシスホールディングスが買われた。
 

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