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毎日コラム
自分に関係のあった企業・業界の見直しを

役員・部長・次長・課長。
営業、開発、企画、財務などそれぞれの畑があります。
今、50代・60代となった方々には、それなりの人生経験があると思う。

40年近くの時間を使って接してきた業界が、それぞれにあるはずです。
株式投資の世界で、この経験を生かすことは大切です。

アナリストとかストラテジスト、あるいはファンドマネージャーなど横文字の肩書を持つ証券業界の人問よりも、自分が経験してきた業界や企業に対する眼力は間違いなくあるでしょう。

機械メーカーにいたなら、世界の機械業界の産業地図はご存じのはず。
自動車業界関係だったら、どんな車種に人気があって将来性はどうなのかにもお詳しいでしょう。
不動産関係なら、市況動向はお手の物でしょう。
それこそがシニアの財産なのです。
 

知識や経験は、リタイアとともに失われるわけではありません。
そして、各業界の人間の動きも耳に入ってくるはず。
「アイツはあんなところでこんなことをしているのか」
「あいつがやっていれば大丈夫だろう」
「アイツがヘッドならこのプロジェクトは失敗するかもしれない」。

市場関係者にはこんな読みは絶対にできません。
だからこそ、自分の知っている世界で「コレは!」というイチオシ銘柄を探せるはずです。

株式相場格言に「見たこともないものに手を出すな」というのがあります。
逆に言えば「自分の知っている世界に投資する」ということ。

長い間、見聞きしてきた世界で読み間違いは少ないでしょう。
自分の人生をかけて携わってきた世界。
若いころには、間違いなく期待と希望にあふれて見えた世界のはずです。
もう一度、人生ではなく株式投資の世界で、夢の花を咲かせるのも悪くないでしょう。

【株式名言】
他人を頼るべからず、自力を頼むべし
相場格言集

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