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「フェラーリ」 |
昨日の日経朝刊で登場していたのが自動車のフェラーリ。
見出しは「変革に媚びず」だった。
群を抜く株価パフォーマンス。
年間9000台以下の小規模メーカーに世界の投資家が熱狂しているという。
「今後も比類なく存在として君臨」というのが会社側のコメントだから恐れ入る。
昨年の輸入台数は775台と過去最高を更新した。
新型スポーツカー「ポルトフィーノ」は一番安くて2530万円。
1億超の限定車もあるという。
売上は4500億円。
車1台の営業利益は1200万円。
トヨタが21万円だからすごい。
自動運転とは無縁。
電気自動車も無縁。
大衆車とは違ったフィールドが勝利の方程式なのだろう。
新興国で富裕層が増えるのは完全に追い風だ。
「本当の電気スーパーカーを作れるのはフェラーリだけ」という声もあるという。
「ケタ違い」とか「バケモン」という言葉が時間を伴うようなモード。
でもこの「こだわり」こそが、おそらく企業の牽引役だ。
そういえば・・・。
株式市場もAI化とか最適価格売買とかHFTなど「新しい物好き」への方向。
ただ、それで儲かった業者というのは寡聞にして聞かない。
ヒョッとすると・・・。
株式市場あるいは証券市場でこそ「変革に媚びないこだわり」が求められているのかも知れない。
金融ビッグバンは今のところ、多くを不幸にしたと言っては言い過ぎだろうか。
ゴールドマンのストラテジストのコメント。
「景気後退がなく、弱気相場入りもしない調整相場は3日月後には上昇に転じる」。
当たり前といえば当たり前の分析に過ぎないが・・・。
(櫻井)。
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