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株ちゃんの明日読み
戻り一服からもう一段調整の可能性が残るだろう

戻り一服からもう一段調整の可能性が残るだろう
 
今週は軟調となった。
米4月雇用統計が米国株の売り材料となったことから、日経平均は週初の9日に684円安と大幅下落。その後も金融引き締めを警戒して米国株の弱い動きが続いたことから、警戒ムードの強い地合いが続いた。10日の取引時間中に2万6000円を割り込むと、12日には400円を超える下落となり、終値でも2万6000円を下回った。
ナスダックに下げ止まりの兆しが見られたことを受けて、金曜13日には600円を超える上昇と底打ちへの期待は高めた。しかし、それまでの下げの度合いが大きく、週間では下落した。日経平均は週間では約575円の下落となり、週足では5週ぶりに陰線を形成した。
 
来週(16−20日)の日経平均株価は、戻り一服からもう一段調整の可能性が残るだろう。
外部環境に振らされる場面が増えてきそうで、現状では弱材料により敏感となる可能性が高い。足元、年初来安値圏で推移する米国株の動向が焦点となる。
今週の米国株は4月の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)を確認しながら下げ基調が続いたが、来週も4月小売売上高や4月中古住宅販売など注目度の高い指標の発表が多い。19日には半導体大手アプライド・マテリアルズの決算発表もあり、特にグロース株の値動きが不安定となりそう。日本株はこれらの材料に一喜一憂しながらも、強弱感が入り交じり、方向感が定まらないと予想する。
 
グロース(成長)株が一斉に蜂起した今週末13日の東京株式市場は、日経平均株価が一時700円超上昇した。米長期金利の上昇一服を背景に時間外取引の米株価指数先物が上昇した流れを受け、ショートカバーを含む買いが終盤に膨らんだ。しかし、下落トレンドを脱するには至っていない。12日には25日線が75日線を下回るデッドクロスを確認し、戻り売りへの警戒感は消えていない。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
 
28164.19  ボリンジャー:+3σ(25日)
27997.82  200日移動平均線
27711.63  ボリンジャー:+2σ(25日)
27542.27  ボリンジャー:+1σ(13週)
27535.26  26週移動平均線
27321.34  均衡表基準線(週足)
27259.07  ボリンジャー:+1σ(25日)
27189.71  均衡表雲上限(日足)
26860.38  75日移動平均線
26834.88  13週移動平均線
26827.03  均衡表基準線(日足)
26821.52  新値三本足陽転値
26806.51  25日移動平均線
26778.97  均衡表転換線(週足)
26686.04  均衡表雲下限(日足)
26527.53  ボリンジャー:-1σ(26週)
 
26427.65  ★日経平均株価13日終値
 
26380.35  均衡表転換線(日足)
26353.95  ボリンジャー:-1σ(25日)
26313.34  6日移動平均線
26127.48  ボリンジャー:-1σ(13週)
25901.39  ボリンジャー:-2σ(25日)
25519.79  ボリンジャー:-2σ(26週)
25448.83  ボリンジャー:-3σ(25日)
25420.09  ボリンジャー:-2σ(13週)
24712.69  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
節目の2万6000円を突破して上下のヒゲが短い大陽線を引き、2万5000円台での強い買い需要を確認する形となった。終値は5日移動平均線を突破して下げ一服を示唆。一目均衡表では下向きだった基準線と転換線が横ばいで終了。週明け5月16日には雲下限が本日高値の330.35円上の26510.28円に下がってくるため、株価の雲中復帰による三役逆転の解消が期待できそうだ。反面、株価は下降中の25日線や13週線の下方にとどまっており、大勢では依然として売り手優勢とみられる。
 

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