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英明コラム 3月第4週 マーケットストラテジーメモ
「英明コラム 3月第4週 マーケットストラテジーメモ」


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《マーケットストラテジーメモ》03月第4週

18日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。6月利下げ観測の後退が継続。アドビが13.7%下落。マイクロソフトが2.1%下落した。フィラデルフィア半導体指数(SOX)も0.5%安。週間ではNYダウが0.02%安、S&P500が0.1%安、ナスダック総合が0.7%安。小型株で構成されるラッセル2000は週間で2.1%安。先物決済のクアドラプル・ウィッチングとFTSEの見直しが重なり売買高は増加。3市場の合算出来高は187.6億株と今年最多。直近20営業日の平均は124億株。
 
日経平均株価は1032円高の3万9740円と大幅反発。日銀のマイナス金利解除の方向との報道を悪材料出尽くしと解釈。為替の1499円台も好感。TOPIXは3日続伸。東証プライムの売買代金は4兆6092億円。ファーストリテ、東エレが上昇。東電、帝人が下落。
 
19日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。先物決済のクアドラプル・ウィッチングとFTSEの見直し通過で堅調展開。「ハイテク株を中心に買いが広がった。前週末までの2営業日で300ドルあまり下げた後での押し目買い」との解釈。
 
日経平均株価は263円高の40003円と反発。前日に1032円高と急伸したため、当面の利益を確定する売りが優勢。下落幅は一時300円を超えたが前引けにかけては急速に下げ渋った。後場は日銀の政策修正を受けたが、当面の修正は織り込み済みとしてブラスに。東証プライムの売買代金は5兆2007億円。デンソー、トヨタが上昇。リクルート、中外薬が下落。
 
21日(木):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。エヌビディアが序盤の下げから切り返し、1%高。従来製品より最大30倍高速という人工知能(AI)向け旗艦チップ「ブラックウェルB200」を発表。これが好感された。ホーム・デポが2%、マクドナルド、アップルが1%超上昇。水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅続伸。FRBが金利据え置きを決定すると同時に、引き続き年内に少なくとも0.75%ポイントの利下げを想定していることを示したことを好感した。
 
日経平均株価は812円高の40815円と続伸。FOMC通過で買い物優勢の展開。TOPIXは5日続伸。東証プライムの売買代金は5兆9014億円。東電、コンコルディアが上昇。郵船.サッポロが下落。日経平均採用銘柄のPERは17.29倍。
 
22日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日続伸。揃って終値ベースの過去最高値を更新した。年内の0.25%の利下げが3回との見方が追い風。マイクロンテクノロジーが14%超上昇。ブロードコムが5.6%高。エヌビディアが1%超上昇。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2.3%上昇。
 
日経平均株価は72円高の40888円と4日続伸。連日の過去最高値更新となった。主力株に買いが先行。一時は41000円台に乗せ、史上最高値を連日で上回った。ただ過去3営業日で2100円以上上昇しており次第に利益確定売りに押され伸び悩んだ。東証プライムの売買代金は5兆2480億円。シャープ、住友不が上昇。中外薬、アドテスト下落。信託銀行は10週連続で売り越し3月配当落ちは昨年で日経平均270円程度、TOPIX26ポイント程度。
 
(2)欧米動向
 
米議会上院は1兆2000億ドル規模の2024会計年度(23年10月─24年9月)予算案を賛成多数で可決。これにより、政府機関の一部閉鎖は回避される。
半年かけて不毛のつなぎ予算採決はなくなる。
 
(3)新興国動向
 
中国商務省は1─2月の海外からの直接投資が前年比19.9%減の2151億元(300億ドル)だったと明らかにした。2023年のFDIは前年比8%減少した。
商務省によると1─2月のFDIは、ハイテク産業向けが714億4000万元と全体の3分の1。建設業への投資は前年比43.6%増加。卸売・小売業は14.5%増加した。
 

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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