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株ちゃんの明日読み
もみ合い展開か。

もみ合い展開か。
 
10日の日経平均株価は大幅反落。終値は前日比238円安の2万2290円だった。
米株安や国内外の新型コロナ感染拡大を受けて序盤から売り先行の展開。前日に業績を下方修正したファーストリの下げが響き(1社で74円ほど指数を押し下げ)徐々に下値を拡大させた。
後場中頃に東京の新規感染者数が過去最多を更新と伝わると下げ足が早まり、日経平均は本日のほぼ安値で取引を終えている。
 
今週は、小動きだった。
日経平均は週初の6日に400円を超える大幅上昇。中国株の大幅高などを手掛かりに強い買いが入り、2万2700円台まで上昇した。しかしその後は上値の重い展開。
週半ばまでは強い銘柄が全体をけん引する格好で値を保っていたが、東京で新型コロナウイルスの新規感染者が増加基調を強める中、週末10日に大きく崩れ、この日の下げで週間では下落となった。
週間では約15円の下落。週足では4週ぶりに陰線を形成した。
 
来週はもみ合い展開か。
足元では世界中で新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒が高まっており、基本的には上値は重いと予想する。
ただ、14日〜15日には日銀金融政策決定会合、16日にはECB理事会があり、先行き不透明感が漂う局面では、これら中央銀行イベントが相場の下支えになると考える。
 
米国や中国では経済指標の発表が多くあるが、特に米国では足元で指標の改善が顕著となっている。また、金融を中心に米企業の決算発表も出始める。これらの点を鑑みると、グローバル市場も悲観一辺倒に傾く展開は想定しづらいだろう。
強弱材料に一喜一憂する地合いがもうしばらく続くだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
 
22863.73  新値三本足陽転値
22794.86  ボリンジャー:+1σ(25日)
22767.34  均衡表雲上限(週足)
22509.56  ボリンジャー:+1σ(13週)
22482.39  6日移動平均線
22452.54  25日移動平均線
22390.92  均衡表転換線(日足)
22357.84  均衡表基準線(日足)
 
22290.81  ★日経平均株価10日終値
 
22113.36  均衡表雲下限(週足)
22110.21  ボリンジャー:-1σ(25日)
21910.79  200日移動平均線
21767.88  ボリンジャー:-2σ(25日)
21536.03  均衡表雲上限(日足)
21509.37  均衡表転換線(週足)
21425.55  ボリンジャー:-3σ(25日)
21232.20  13週移動平均線
21176.12  26週移動平均線
20809.65  75日移動平均線
20237.07  均衡表基準線(週足)
 
ローソク足は胴体の長い陰線を引き、下降中の25日線を再び下回って取引を終えた。5日線が下向きに転じたほか、遅行線は弱気シグナルを増大した。TOPIXの一目均衡表で本日終値が雲上限を下回ったこともあり、東証1部全体の地合いが弱気側へ急速に傾いた格好だ。
東証1部の騰落レシオ(25日ベース)は70.61%(昨日76.18%)と中立圏下限の80%を下放れており、来週の下落圧力の強まりが警戒される。
 

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