東証グロース(大引け)
値上がり優勢、関税騒動の影響は小さい
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、関税騒動の影響は小さい

 
東証グロース市場は「トランプ関税」で振れ幅の大きい日経平均株価に比べ、グロース指数は安定した値動きだった。4日の東京株式市場では、前日の日経平均の大幅下落の要因であったトランプ米大統領の関税政策に関する懸念が後退し、幅広い銘柄が買われた。ただ、関税に関する報道に左右され、日経平均株価は方向感なく動いた。一方、「新興市場はこの日も個人投資家中心で、関税騒動の影響は小さかった」といい、終盤に日経平均が上げ幅を縮めた場面でもグロース250指数は底堅く推移した。
 
東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比5.65ポイント(0.88%)高の647.80だった。グロースCoreはともに反発。
値上がり銘柄数341、値下がり銘柄数228と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではシャノン、ビートレンド、リプロセルがストップ高。Uniposは一時ストップ高と値を飛ばした。Aiロボティクス、dely、リビン・テクノロジーズ、サイバートラスト、noteなど7銘柄は昨年来高値を更新。ELEMENTS、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、ABEJA、グリーンモンスター、ベガコーポレーションが買われた。
 
 一方、TMH、リスキル、ビースタイルホールディングス、JIG−SAW、FIXERなど6銘柄が昨年来安値を更新。コパ・コーポレーション、ジェリービーンズグループ、ENECHANGE、フルッタフルッタ、サイエンスアーツが売られた。
 

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