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為替市況コメント
佳境迎えるBrexit。英議会採決控え、各通貨動意薄。
【為替】佳境迎えるBrexit。英議会採決控え、各通貨動意薄。
[概況]

18日欧州時間にかけての外国為替市場は各通貨とも動意の薄い動きとなった。先日、英国とEUとは英国のEU離脱に関する協定について合意に至ったが、英議会による合意案の採決が19日に行われる予定で、市場も大きなイベントを前に積極的な取引が手控えられて格好。
 
同採決にて合意案が承認されれば、世界経済へのリスクが減り週明けより、リスクオンの様相が強まるであろうが、これまで英与党保守党に閣外協力をしてきた北アイルランド政党のDUPが反意を示し、野党の労働党も対決姿勢を強めているだけに議会承認を得るのは難しいとの見方が多い。
仮に合意案が承認されなければ、ジョンソン英首相は法律により今月末の離脱期限の延長をEUへ求めることとなるが、ジョンソン首相はかねてより離脱期限延期の申請をしない事を公言しており、市場の不安を煽る要因となっている。
 
また、離脱期限延期の申請がなされたとしても、当該申請はEU参加国の前回一致にて承認されなければならないが、フランスのマクロン大統領を筆頭に期限延期について否定的な向きも多く、議会承認が得られなければ、不透明な情勢となる可能性が高そうだ。週中、EUとの離脱協定合意報道を背景に水準を上げた英ポンド円(現在は140.00円付近)とユーロ円(現在は121.00円付近)だが、英議会採決を経て週明けにどのような水準で始まるか、注目したい。
 


[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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