会員情報作成
ログイン
相場概況(前引け)
44円高と続伸、円高・中国株高受け
東京株式(前引け)=44円高と続伸、円高・中国株高受け
23日前引けの日経平均株価は続伸した。前日比44円85銭高の2万0672円86銭で取引を終了した。
日経平均株価は軟化して始まった後に切り返した。米国の長期金利が時間外取引で上昇したのに合わせ、外国為替市場で円相場が軟化。つれて、「株価指数先物に買い戻しが入った」という。

また、中国の上海総合指数や香港株が底堅い動きを示しことも買い戻しを誘い、日経平均は一時前日比70円強値を上げた。
また、韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すると発表したことを受け、地政学リスクの上昇が懸念され石川製作所や豊和工業、細谷火工など防衛関連株が急伸した。
 
ただ、米ワイオミング州で開催中の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を前に、持ち高を一方向に傾ける投資家は少なく、積極的に上値を追う動きも限られた。

市場からは「為替相場の落ち着きもあるが、妙にしっかりしている。パウエルFRB議長の講演を見越して売っていた向きの買い戻しが入ったかもしれない。講演に対する過度な期待ははげ落ち、通常モードに戻ったとみられ、売る感じはなくなってきたようだ」との声が聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)は2.98ポイント高の1501.04だった。JPX日経400も上昇した。
 
東証1部の出来高は4億5755万株、売買代金は7804億円だった。値上がり銘柄数は1077銘柄、値下がり938銘柄、変わらず133銘柄だった。 
業種別株価指数(33業種)は、鉄鋼、パルプ・紙、証券・商品先物取引業などが上昇し、下落は精密機器、鉱業、情報・通信業など。
 
個別では、任天堂、ソニー、ユニ・ファミマ、ファーストリテイリング、資生堂、トヨタ自動車、ホンダ、SUBARU、いすゞが買われた。ニトリHDや西松屋チェーンは堅調な8月度売上高が好感された。一部証券会社のレーティング引き上げが観測されたユニファミマ、ユニゾHDの争奪戦から撤退するとの観測が報じられたH.I.S.は大きく上昇した。
東レ、三菱電、日本製鉄、JFEも高い。ダイキン、ファナック、野村、大和なども上昇した。
 
半面、NTTやKDDI、NTTドコモなど通信株の一角が安い。太陽誘電も3%近く下落しており、電子部品株の下げが目立つ。村田製作所、富士フイルムが安く、ZOZO、HOYAや三井物、クボタが下げ、HANATOUR JAPANやリミックスポイントが売られた。
 
東証2部株価指数は続伸した。前日比32.10ポイント高の6357.38ポイントだった。
出来高6602万株。値上がり銘柄数は186、値下がり銘柄数は184となった。
 
個別では、日本和装ホールディングス、田岡化学工業、天昇電気工業が年初来高値を更新した。インタートレード、ミダック、那須電機鉄工、ウインテスト、オーベクスが買われた。
 
一方、三井金属エンジニアリング、フマキラー、マルゼン、野崎印刷紙業、光陽社が年初来安値を更新した。サンセイ、リミックスポイント、ゼロ、グリーンランドリゾート、ダイトーケミックスが売られた。
 

戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv