【市況一覧】
日経平均株価
50,376.53 -905.30 11/14
TOPIX
3,359.81 -21.91 11/14
マザーズ
708.54 -12.95 11/14
NYダウ平均
47,457.22 -797.60 11/14
ナスダック総合
22,870.36 -536.10 11/14


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11月06日 マーケットコメント

11月05日 マーケットコメント


     






     
     
    Market Data
    -------------------------
    【日経平均】
    51497円20銭(▲914円14銭=1.74%)
    -------------------------
    【TOPIX】
    3310.14(▲21.69=0.65%)
    -------------------------
    【グロース250】
    712.15(▲2.49=0.35%)
    -------------------------
    【プライム売買高】30億5738万株(△1億7214万株)
    -------------------------
    【売買代金】8兆7045億円(△1398億円)
    -------------------------
    【値上がり銘柄数】852(前日:971)
    【値下がり銘柄数】716(前日:580)
    -------------------------
    【新高値銘柄数】137(前日:95)
    【新安値銘柄数】24(前日:22)
    -------------------------
    【25日騰落レシオ】95.86(前日:99.27)
    -------------------------
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は大幅反落、900円強の下げで安値引けに
     2.米ハイテク株高受け、前場は半導体株などが牽引役担う
     3.後場に入ると円高や米株先物の下げを横目に売りが噴出
     4.機関投資家の持ち高調整の売りに先物絡みの売りが加速
     5.下げ相場でも売買代金8兆7000億円台と高水準に膨らむ
     
     
    日経平均は急激な上昇が続いただけに、いったんは調整が意識されやすかった。
    ただし、これまでの上昇ピッチが強かっただけに、調整局面でも値幅が大きく出やすいため、想定内とはいえセンチメントを冷ましそうである。
    目先は本格化している企業決算の中身を見極めながらの選別色の強い展開が強まりそうだが、株価水準が切り下がる局面では冷静に押し目狙いのタイミングを見極めたいところだろう。
    きょうの終値は5万1497円。
    5日線(5万1352円、4日時点)は割り込んでいないだけに、あすはこれより上で推移できるかどうかが注目されるだろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
     
    55719.54  ボリンジャー:+3σ(13週)
    55626.89  ボリンジャー:+3σ(26週)
    54797.14  ボリンジャー:+3σ(25日)
    52650.59  ボリンジャー:+2σ(25日)
    52571.14  ボリンジャー:+2σ(13週)
     
    51497.20  ★日経平均株価4日終値
     
    51339.10  ボリンジャー:+2σ(26週)
    51212.22  6日移動平均線
    50517.96  均衡表転換線(日足)
    50512.32  新値三本足陰転値
    50504.04  ボリンジャー:+1σ(25日)
    49422.74  ボリンジャー:+1σ(13週)
    48497.26  均衡表基準線(日足)
    48357.48  25日移動平均線
    47990.23  均衡表転換線(週足)
    47051.31  ボリンジャー:+1σ(26週)
    46274.34  13週移動平均線
    46210.93  ボリンジャー:-1σ(25日)
    44746.35  均衡表基準線(週足)
    44509.03  均衡表雲上限(日足)
    44480.22  75日移動平均線
     
     
    史上最高値で高値引けした先週末終値を超える52636.87円まで上ヒゲを伸ばした後は急速に値を消し、ローソク足は陰線で終了し、短期的な売り圧力の強まりを窺わせた。25日移動平均線との乖離率は6.49%(先週末8.94%)に縮小したが、依然として買われ過ぎの5%ラインを上回っている。10月に月間7478.71円高と急騰した直後だけに反動安リスクへの警戒が必要となろう。
     
     
     

    【大引け概況】


    4日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、終値は前週末比914円14銭安の5万1497円20銭だった。

     
    本日のマーケット動画
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    節目の5万2000円を割り込み、この日の安値で終えた。前週末までの3日間で2200円近く水準を切り上げて最高値圏にあったこともあり、相場の過熱感を意識した売りが出やすかった。
     
    前場の取引では日経平均が前週末終値を挟んでプラス圏とマイナス圏を往来するはっきりしない値動きとなったが、後場に入ると急速にリスクオフの流れが強まった。結局900円あまりの下落で安値引けとなった。
    前日の米国株市場ではNYダウが反落したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が続伸したことで、前場は半導体関連などが牽引する形でプラス圏で推移する場面もあった。しかし、その後は軟調な米株価指数先物の値動きなどを横目に買いが手控えられ、大口の売りに対する受け皿がなく大崩れする格好となっている。機関投資家のポジション調整の売りに先物絡みのインデックス売りが加わったほか、外国為替市場で取引時間中に急速にドル安・円高方向に振れたことも嫌気された。日経平均は後場に下げ足を速めた。
    売買代金は8兆7000億円台と高水準が続いている。
     
     
    日経平均は歴史的な上昇が続き、10月月間では7478円(16.64%)高と、月間の上げ幅としては過去最大となった。
    市場では「年金基金など機関投資家からは含み益のある株式を売却して利益を出すため、持ち高調整の売りが膨らみやすかった」との声が聞かれた。日本時間4日の取引で米株価指数先物が軟調だったのも相場を下押しした。
     
    午前に相場の上昇を見込んで買い持ち高を積み増していた海外短期筋は午後に損失覚悟の売りを出していたとみられ、短期筋の売りを巻き込む形で日経平均は下げ幅を広げた。とくに足元の株高をけん引してきたハイテク株の一角の下げが目立ち、ソフトバンクグループ(SBG)やアドバンテスト、スクリーンなどが売られた。
     
    日経平均は午前の取引では上昇に転じる場面もあった。2025年4〜9月期の決算発表が本格化し、材料の出た個別銘柄を物色する動きが旺盛で、東京エレクトロンやファナック株の上昇が相場を支えた。人工知能(AI)向け半導体の需要増加が追い風になった東エレクは26年3月期の純利益予想を引き上げた。ファナックは26年3月期の純利益が一転して増益になると発表。市場予想も上回り、好感された。

    さて、東京株式市場は、前場は粘りを見せながらも終盤に下げ幅を広げる1日となってしまった。上場全銘柄で算出する指数トピックスの下落率は日経平均の1/3程度で内容的にはそこまでの下げにはなっていない。日経平均は4月以降7カ月連続で上昇しており今月で8カ月目に突入。上昇の速さは先月の月間7000円高がピークと思われ、この先ペースダウンはあって当然となりそうだ。


     

     
    東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落した。終値は21.69ポイント(0.65%)安の3310.14だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反落し、16.71ポイント(1.14%)安の1453.04で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で8兆7044億円、売買高は30億5738万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は716。値上がりは852、横ばいは47だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は海運業、情報・通信業、サービス業、小売業などが下落した。上昇は空運業、ガラス・土石製品など。
     
    個別では、売買代金トップのソフトバンクグループが大幅安、アドバンテストの下げも顕著。イビデン、フジクラ、リクルート、商船三井、三菱商が下落した。ファーストリテイリングも安い。ソシオネクストはストップ安に売り込まれた。SCREENホールディングスが急落、ロードスターキャピタル、ネクセラファーマ、GMOインターネットなども大幅安となった。第一三共、東洋エンジニアリングなども大きく水準を切り下げている。
     
     半面、レーザーテックが大商いで急上昇、東京エレクトロンも堅調。住友電気工業が活況高。ニデックも買いが優勢となった。サンリオ、アステラス、SMC、ホンダも買われた。TOB対象のブレインパッドが値幅制限いっぱいに買われたほか、住友ファーマ、平河ヒューテック、CIJなどがストップ高に買われた。





     


     
    東証スタンダード市場は全般相場がじり安基調となる中で、前週までの株価急上昇により過熱感が出ていた上、利益確定売りが優勢になった。
    スタンダードTOP20は下落。出来高4億6868万株。
    値上がり銘柄数664、値下がり銘柄数745と、値下がりが優勢だった。
     
     個別ではアクシーズ、ヤスハラケミカル、シリウスビジョン、ウェーブロックホールディングスがストップ高。萬世電機、大東港運は一時ストップ高と値を飛ばした。ホクリヨウ、インターライフホールディングス、日本電技、守谷商会、第一建設工業など56銘柄は年初来高値を更新。光陽社、ティムコ、Speee、テクノホライゾン、タカギセイコーが買われた。
     
     一方、日本創発グループがストップ安。福留ハム、ひらまつ、和弘食品、セイヒョー、マーチャント・バンカーズなど16銘柄は年初来安値を更新。トーシンホールディングス、メディシノバ・インク、鈴茂器工、ファイズホールディングス、岡本硝子が売られた。
     
     


     
    東証グロース市場はプライム上場の主要企業の決算を受けた売り買いが活発化し、閑散小動きとなった。前営業日までに上昇した銘柄を中心に、利益確定目的の売りが優勢となった。日経平均株価が午後に下げ幅を拡大したことも見送りムードを強めた。
    市場関係者は「新興市場では人工知能(AI)や半導体関連で目立つ銘柄が少なく、(プライム上場の)大型ハイテク株の好決算を受けた『連想買い』も入りにくい」と指摘した。
    東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比2.49ポイント(0.35%)安の712.15だった。グロース250とグロースCoreは小幅安。
     
    グロース市場ではフリーやAiロボ、タイミーが下落した。一方、ジーエヌアイやQPS研究所は上昇した。
    値上がり銘柄数218、値下がり銘柄数354と、値下がりが優勢だった。
     
    4日に東証グロース市場に新規上場したNEは9時に公開価格(750円)と同じ750円で初値を付け、終値は初値比44円(5.86%)安の706円だった。 
     
     個別ではイオレ、メディア総研がストップ高。豆蔵、ジェネレーションパス、旅工房は一時ストップ高と値を飛ばした。富士山マガジンサービス、和心など4銘柄は年初来高値を更新。ライトアップ、Kudan、デジタルグリッド、データセクション、pluszeroが買われた。
     
     一方、MFS、PostPrime、PRISM BioLab、ユナイテッド、ツクルバなど18銘柄が年初来安値を更新。JIG-SAW、コンヴァノ、クリアル、リアルゲイト、売れるネット広告社グループが売られた。
     


     
    4日午前の日経平均株価は反落し、午前終値は前週末比50円20銭安の5万2361円14銭だった。下げ幅は一時300円を超えた。日経平均は前週末まで3日続伸し、この期間に2200円近く水準を切り上げた。相場の過熱感を意識した売りが出やすかった。好決算を発表した主力株の一角には買いが入り、日経平均は上昇する場面も目立った。
     
    きょう前場は気迷いムードのなか、前日終値を挟んでプラス圏とマイナス圏を往来する展開となり、結局小幅に下落して着地した。
    前日の米国株市場ではNYダウが安かったものの、ナスダック総合株価指数が続伸しており、これを受けて日経平均は朝安後に切り返し220円あまり高い場面があったが、その後に軟化した。
    ただ、個別では値上がり銘柄数が1000を超え、全体の3分の2を占めたほか、売買代金も前引け段階で4兆2000億円を上回るなど活況だった。
     
    日経平均は歴史的な上昇が続いている。10月の月間の上昇幅は7478円(16.64%)と過去最大だった。月間で上昇して終えたのは7カ月連続。高値警戒感が強く、足元の株高をけん引してきたアドバンテストやソフトバンクグループ(SBG)をはじめ、幅広い銘柄に売りが優勢だった。3日の米株式市場でダウ工業株30種平均が下落したことも重荷だった。
     
    一方、2025年4〜9月期の決算発表が本格化し、材料の出た個別銘柄を物色する動きが旺盛で、日経平均は一時上昇に転じた。ファナックは10月31日、26年3月期の純利益が一転して増益になると発表。市場予想も上回り、好感する買いが集まった。東京エレクトロンは26年3月期の純利益予想を引き上げた。人工知能(AI)向け半導体の需要増加が追い風になった。前引け時点で東京エレクトロン1銘柄で日経平均を136円押し上げた。
     
    市場関係者は「米関税政策の影響が懸念された今期業績は為替の円安や企業のコスト削減策が奏功する形で良い方向になりつつある」と話す。そのうえで、高市早苗首相の経済政策への期待が海外投資家の資金流入につながっているとし、当面、下値は限定的との見方も示した。4日には高市首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が衆院本会議で始まる。

     
    後場の日経平均株価は、概ね横ばいからやや上値を試す展開となる可能性がある。背景としては、国内で発表された4-9月期決算の市場想定以上の結果が一部銘柄に買いを誘っていることが挙げられる一方で、5万2000円台前半という価格水準が意識されており、利益確定の売りが上値を抑える圧力になっている。
    さらに、為替市場でのドル・円の154円台前半と円安傾向が継続しており、輸出関連には支援材料となるが、その反面「上値余地の限定」が意識されやすい状況でもある。これらを踏まえると、特定の好決算銘柄やハイテク・半導体関連に物色が集中する一方、指数全体としては方向感を欠いた取引となる公算が大きいだろう。


     
     
    東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは12.65ポイント(0.38%)高の3344.48だった。JPXプライム150指数は続伸した。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で4兆2546億円、売買高は14億1517万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は489。値上がりは1085、横ばいは40だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は小売業、サービス業などが下落した。非鉄金属、ガラス・土石製品、ゴム製品、石油・石炭製品などは上昇。
     
    個別では売買代金トップのレーザーテックが大幅高に買われ、キオクシアホールディングス、東京エレクトロンも高い。住友電気工業が活況高、サンリオも物色人気に。住友ファーマ、アステラスが上昇した。CIJも商い急増のなか値を飛ばしストップ高に買われた。
    SMCや村田製作所、トヨタが買われた。
     
    半面、ソフトバンクグループ、アドバンテストが利食われたほか、ファーストリテイリングやリクルートホールディングス、イビデンも安い。SCREENホールディングスやソシオネクストが急落した。ロードスターキャピタル、東洋水産などの下げ、TDKやコナミグループが売られた。
     

     


     
    東証スタンダード市場は好業績銘柄が買われて株価指数を支えたが、利益確定売りも出て相場の重しになった。
    スタンダードTOP20は反落。出来高2億4401万株。
    値上がり銘柄数724、値下がり銘柄数659と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではホクリヨウ、インターライフホールディングス、日本電技、守谷商会、第一建設工業など46銘柄が年初来高値を更新。伊勢化学工業、Speee、テクノホライゾン、ティムコ、大東港運が買われた。
     
     一方、日本創発グループがストップ安。福留ハム、ひらまつ、セイヒョー、マーチャント・バンカーズ、UNICONホールディングスなど14銘柄は年初来安値を更新。鈴茂器工、ファイズホールディングス、スターフライヤー、トーシンホールディングス、戸上電機製作所が売られた。
     


     
    東証グロース市場は日経平均株価が一時上げに転じるなど大型株の一角には買いが入ったが、新興株への資金流入は限られた。
    前週末まで続伸していたため、利益確定売りがやや優勢だった。
    市場では「決算発表が本格化するなか、大企業と比べて新興企業の好業績期待は低く、物色の優先順位が低い」との声があった。
    東証グロース市場250指数は小幅に反落した。前引けは前週末比0.63ポイント(0.09%)安の714.01だった。
    グロース250は小幅安。グロースCoreは小幅高
    グロース市場ではAiロボやトライアルが下落した。一方、データセクやQPS研究所は上昇した。
    値上がり銘柄数245、値下がり銘柄数315と、値下がりが優勢だった。
     
    4日に東証グロース市場に新規上場したNEは、9時に公開価格(750円)と同じ750円で初値を付けた。前引けは723円だった。
     
    個別では、豆蔵が一時ストップ高と値を飛ばした。富士山マガジンサービス、和心など3銘柄は年初来高値を更新。旅工房、ジェネレーションパス、イオレ、ライトアップ、Kudanが買われた。
     
     一方、MFS、PostPrime、PRISM BioLab、ユナイテッド、リップスなど16銘柄が年初来安値を更新。JIG-SAW、コンヴァノ、Def consulting、リアルゲイト、クラシルが売られた。
     

    【寄り付き概況】
     

    4日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前週末比117円03銭安の5万2294円31銭。下げ幅は一時300円を超えた。

     

    日経平均株価は前週末に1000円強の上昇をみせたことで短期的には利益確定売り圧力も拭えない。ただ、出遅れた向きの買い注文も活発で下値を支えている。

     

    前日の米国株市場で半導体関連などをはじめハイテク株高が続いていることや、外国為替市場で1ドル=154円近辺の推移とドル高・円安水準でもみ合っていることが追い風材料となっている。また、個別では本格化する決算発表を意識した値動きも観測される。


     

     


    4日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそう。

    日経平均株価の予想レンジは、5万2000円-5万2700円を想定。(10月31日終値5万2411円34銭)

     

    東京株式市場が休場の間の米国株は、10月31日は上昇し、11月3日はダウ平均は下落した一方でS&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は10月31日は40ドル高となり、11月3日は226ドル安の47336ドルで取引を終えた。

     

    現地3日の株式市場は、NYダウが下落したものの、ナスダック総合指数とSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が続伸した。指数寄与度の高い半導体関連株の上昇が見込まれ、前週末10月31日の強い地合いが継続するとみられる。

     

    為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の前半(前週末10月31日は154円30-32銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の半ば(同178円44-48銭)と円高方向に振れている。

     

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比95円高の5万2565円だった。


    【好材料銘柄】 

     

    ■アクシーズ <1381>

    7-9月期(1Q)経常は3.6倍増益で着地。

     

    ■イチケン <1847>

    上期経常を一転23%増益に上方修正・最高益、通期も増額、配当も45円増額。

     

    ■日本電設工業 <1950> 

    上期経常が3.5倍増益で着地・7-9月期も3.1倍増益。

     

    ■イオレ <2334>

    暗号資産交換業を営むSBI VCトレードと提携。トレジャリー実務と制度対応における連携を基軸とした取り組みを開始。

     

    ■ベガコーポレーション <3542>

    上期経常が51%増益で着地・7-9月期も94%増益。

     

    ■第一稀元素化学工業 <4082> 

    今期経常を一転90%増益に上方修正。

     

    ■伊勢化学工業 <4107>

    今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。また、12月31日現在の株主を対象に1→10の株式分割を実施。

     

    ■日本精化 <4362> 

    今期経常を一転10%増益に上方修正・3期ぶり最高益更新へ。また、発行済み株式数の6.1%にあたる155万株の自社株を消却する。消却予定日は11月20日。

     

    ■住友ファーマ <4506> 

    今期最終を2.3倍上方修正・4期ぶり最高益更新へ。

     

    ■三ッ星 <5820>

    上期経常は69%増益で上振れ着地。

     

    ■平河ヒューテック <5821> 

    今期経常を29%上方修正・3期ぶり最高益更新へ。

     

    ■SMN <6185>

    今期経常を41%上方修正。また、株主優待制度を新設。毎年3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて8000~2万5000ポイント)を付与する。

     

    ■三菱化工機 <6331> 

    今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。

     

    ■アルプスアルパイン <6770> 

    今期経常を一転18%増益に上方修正。

     

    ■マクセル <6810> 

    上期経常が32%増益で着地・7-9月期も3.7倍増益。

     

    ■レーザーテック <6920> 

    7-9月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。

     

    ■ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> 

    1-9月期(3Q累計)経常が2.6倍増益で着地・7-9月期は黒字浮上。

     

    ■ウェーブロックホールディングス <7940>

    ウエーブロックグループ傘下のWHDがTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株921円で10月31日終値を29.2%上回る水準。買い付け期間は11月4日から12月16日まで。

     

    ■サンワテクノス <8137> 

    上期経常は一転5%増益で上振れ着地。

     

    ■イチネンホールディングス <9619> 

    上期経常を22%上方修正。

     

    ■ビジネスブレイン太田昭和 <9658> 

    今期配当を44円増額修正。また、株主優待における保有株数の区分とQUOカードの金額を変更。100株以上300株未満でQUOカード3000円分、300株以上で5000円分を贈呈する。


    【主な経済指標・スケジュール】

     

    4(火)

    【国内】

    10月新車販売台数(14:00)

    10月軽自動車新車販売台数(14:00)

    《決算発表》

    任天堂、三菱商、NTT、丸紅、LINEヤフー、大和証G、商船三井、JR西日本、横河電、住友化、ヒロセ電、日本ハム、ヤマハ、住友ベ、東京精、日精工、伊藤米久、PALTAC、寿スピリッツ、日野自、キッセイ薬、持田薬、アクシアル、日本電技、インソース、上新電、東計電算、インテージHD、ソフトクリエHD、極洋、大崎電、アイホン、ヤマト、カナデン、イチネンHD、ダイトロン、ティラド、TOA、愛時計、丸文、パーカー、いであ、スズデン、SPK、共和電、JIG-SAW、ジオリーブG、佐田建、サンクゼール

     

    【海外】

    米9月貿易収支(22:30)

    米9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(24:00)

    米9月製造業新規受注(24:00)

    《米決算発表》

    アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、ウーバー・テクノロジーズ、ファイザー、ピンタレスト、アムジェン



    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    3日のNYダウ工業株30種平均は反落し、終値は前週末比226ドル19セント(0.47%)安の4万7336ドル68セントだった。相場が最高値圏にあるなかで、主力株の一部に持ち高調整の売りが出た。米経済指標が市場予想を下回ったことも重荷となり、ダウ平均の下げ幅は一時400ドルを超えた。

     

    前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)開催後、連邦準備制度理事会(FRB)が12月の追加利下げを見送るとの見方が強まり、投資家心理を圧迫している。この日は利下げに慎重なFRB高官の発言も伝わった。

     シカゴ連邦準備銀行のグールズビー総裁は3日、ヤフー・ファイナンスに対して12月会合に向けてまだ決断を下しておらず、「インフレについて非常に懸念している」と説明。追加利下げを急がない考えを示した。

     

    ダウ平均は前週まで3週連続で上昇し、10月28日には最高値を付けていた。相場の過熱感や高値警戒感が意識されやすいなか、主力株の一部に持ち高調整や利益確定の売りが出た。市場では「成長期待のあるハイテク株に資金を移す動きがみられる」との指摘があった。

     

    3日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した10月の製造業景況感指数は48.7とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(49.3)に反し、前月から0.4ポイント低下した。個別項目では、生産や在庫が悪化した。市場では「依然として製造業の苦戦が続いている」との受け止めがあった。

     

    一方、好材料が出たハイテク株には買いが目立った。アマゾン・ドット・コムが4%上昇し、連日で最高値を更新した。傘下のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)がオープンAIにクラウドサービスを提供する380億ドル規模の契約を結んだと3日に発表した。収益成長に対する期待から買いが入った。

     

    エヌビディアも上昇し、時価総額は再び5兆ドルの大台にのせた。米商務省がエヌビディアの人工知能(AI)半導体をアラブ首長国連邦(UAE)に輸出することを許可したとマイクロソフトが3日に明らかにし、材料視された。

     

    ほかのダウ平均の構成銘柄では、メルクやナイキが下落した。スリーエム(3M)とシェブロンも安かった。半面、アナリストが投資判断を引き上げたシスコシステムズが上昇した。

     

    ナスダック総合株価指数は続伸した。終値は前週末比109.766ポイント(0.46%)高の2万3834.723だった。アルファベットやテスラが上昇した。

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    3日のシカゴ日経平均先物は上昇した。12月物は前週末比270円高の5万2565円で終えた。この日は日本が祝日で東京市場が休みだったものの、ナスダック総合株価指数が上昇するなど米株式相場は底堅く推移し、シカゴ市場の日経平均先物には買いが優勢となった。

     

    シカゴ日経225先物 (円建て)

     52565 ( +95 )

     

    シカゴ日経225先物 (ドル建て)

    52620 ( +150 )

     

    ( )は大阪取引所終値比









    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
     

    3日の英FTSE100種総合株価指数は小幅に続落し、前週末比15.88ポイント安の9701.37で終えた。中国景気の減速懸念から国際商品市場で銅先物が値下がりし、英アングロ・アメリカンなど資源関連の銘柄に売りが出た。

     

    FTSEの構成銘柄では、通信大手エアテル・アフリカが5.86%高、ゲーム大手ゲームズ・ワークショップが3.08%高、たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコが2.66%高と上昇。他方、一部金融機関が投資判断を引き下げた通信大手ボーダフォンは5.19%安、広告大手WPPは4.38%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションは3.33%安となった。





    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
     

    3日のドイツ株価指数(DAX)は5営業日ぶりに反発し、前週末比174.11ポイント(0.72%)高の2万4132.41で終えた。独フォルクスワーゲン(VW)をはじめ自動車・自動車部品株が買われた。

     

    自動車株の上昇は、中国が半導体メーカー・ネクスペリア製品の輸出制限を緩める方針だと伝わったことが支援材料となった。

     

    個別では、防衛大手ラインメタルが4.23%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが2.52%高、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が2.31%高と買われた半面、通販大手ザランドは3.26%安、分子診断大手キアゲンは3.18%安、不動産大手ボノビアは2.46%安と値下がりした。






    ■フランス・パリ株価指数

    欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は小幅に5日続落し、前週末比0.13%安で終えた。

     



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    《マーケットストラテジーメモ》11月 第1週

    27日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。揃って終値ベースでの市場最高値を更新した。9月の消費者物価指数(CPI)は前年比で3.0%上昇。前月の2.9%上昇から伸びが加速した。前月比は0.3%上昇、8月は0.4%上昇だった。市場予想は前月比0.4%上昇、前年比3.1%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.2%上昇、前月は0.3%上昇だった。前年比は3.0%上昇、前月は3.1%上昇だった。政府閉鎖によりデータ集計は不十分だったがCPIが発表されたのは社会保障局による2026年の生計費調整の算出などに利用するため。
     
    日経平均株価は1212円高の5万512円と大幅続伸。終値で史上初の5万円台。米中対立の緩和期待や円相場の下落が追い風となり大引けにかけて一段高。TOPIXは大幅続伸終値は55ポイント高の3325と最高値を連日で更新した。東証プライムの売買代金は6兆1130億円。日東電、ファナックが上昇。信越化、良品計画が下落。プライム市場の単純平均は45円高の3013円(前日は2968円)。SBG、アドバン、ファストリの3銘柄で合計700円高。
     
    28日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。3指数ともに連日の過去最高値更新。米中首脳会談で米国による100%の対中追加関税を回避。中国のレアアース輸出規制を延期する可能性があることを好感。恐怖(VIX)指数は約1カ月ぶりの低水準。アルファベットが3.6%高。データセンター向けのAIチップ2種を発表した半導体大手クアルコムが11%急伸。エヌビディアが2.8%高。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2.7%上昇。日経平均株価は293円安の5万219円と3日ぶりに反落。
     
    日経平均の下落幅は400円を超える場面があった。いったん目先の利益を確定する動きが広がりやすかった。ただ日経平均の下げ幅は限定的。ソフトバンクグループが株式分割考慮後の上場来高値を更新。TOPIXは3日ぶりに反落。東証プライムの売買代金は5兆8852億円。東エレク、古河電が上昇。ニデック、アドテストが下落。日経平均は2日連続終値ベースで5万円台。日経平均採用銘柄のEPSは2629円
     
    29日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。主要3指数は3日連続で終値ベースの過去最高値を更新。エヌビディアが米エネルギー省向けにスーパーコンピューターを構築するという報道が追い風。エヌビディアは5%高。時価総額は2300億ドル超拡大し史上初の5兆ドルに迫った。マイクロソフトが2%上昇。オープンAIを公益法人に組織転換することで合意したと発表した。アップルは0.1%高。一時は時価総額が初めて4兆ドルを突破した。
     
    日経平均株価は1088円高の5万1307円と大幅反発。終値ベースの史上最高値を更新した。今期の業績見通しを上方修正したアドテストに買いが集中。ストップ高となり1銘柄で日経平均を1000円ほど押し上げた。TOPIXは小幅続落。東証プライムの売買代金は7兆921億円。SBG、レーザーテクが上昇。コマツ、東京海上が下落。日経平均採用銘柄のEPSは2687円(前日2629円)。
     
    30日(木):
    水曜のNY株式市場の主要3指数FOMC通過でマチマチの展開。NYダウとS&P500は反落。ナスダック総合は3日連続で終値ベースの過去最高値を更新。半導体大手エヌビディアは3%高で時価総額は5兆300億ドルと5兆ドルに乗せた。キャタピラーが11.6%急伸。メタ・プラットフォームズが8%超上昇。時間外取引で約6%下落。アルファベットは約5%上昇。時間外取引で、アルファベットの株価は約6%高。
     
    日経平均株価は17円高の5万1325円と続伸。終値は連日で最高値を更新した。東エレクなど値がさの半導体関連株が好業績期待で買われた。日銀金融政策決定会合では無担保コール翌日物金利の誘導目標は0,5%で据え置き。据え置きは6会合連続。1ドル=153円台まで下落したのも追い風。TOPIXは3日ぶりに反発。東証プライムの売買代金は10兆300億円、売買高は37.41億株と過去最高。レーザーテク、フジクラが上昇。SBG、ディスコが下落。
     
    31日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。AI支出の急増に対する懸念からメタやマイクロソフトが売られた。メタは11.3%急落。1日の下落幅としては過去3年間で最大となった。マイクロソフトは2.9%下落。エヌビディアは2%下落。アルファベットは2.5%上昇。アップルの第4四半期(9月27日まで)決算は売上高が1024億7000万ドル。1株当たり利益が1.85ドルとなり、ともに市場予想を上回った。時間外取引で3.8%上昇した。
    アマゾンの第4四半期の売上高見通しは市場予想を上回った。時間外取引で12%上昇。
     
    日経平均株価は1085円高の5万2411円と高値引けで大幅に3日続伸。初めて5万2000円台で終えた。村田製や日立といった好決算銘柄が大幅高。TOPIXは続伸。4日ぶりに過去最高値を更新した。JPXプライム150指数は3日続伸。算出以来の高値を更新した。東証プライムの売買代金は8兆5645億円。アドテスト、コナミが上昇。京セラ、キーエンスが下落。
     
    (2)欧米動向
     
    ADP民間雇用者数は平均1万4250人増加。
    10月のコンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数は94.6。
    4月以来、6カ月ぶりの低水準。
     
    (3)新興国動向
     
    10月の香港株は3%以上の下落。
    月間ベースでは4月以来の下落となった。
    背景はAI(人工知能)関連のテーマ株への利食い売りが続いたこと。
    上海証券取引所の新興ハイテク企業向け株式市場「科創板」の科創板50指数は3.1%安。
     
     
    (兜町カタリスト 櫻井英明)



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