【市況一覧】
日経平均株価
44,675.96 +125.11 10/02
TOPIX
3,072.32 -22.42 10/02
マザーズ
712.17 -7.89 10/02
NYダウ平均
46,441.10 +43.21 10/02
ナスダック総合
22,755.16 +95.15 10/02


10月02日 マーケットコメント









    Market Data
    -------------------------
    【日経平均】
    44550円85銭(▲381円78銭=0.85%)
    -------------------------
    【TOPIX】
    3094.74(▲42.86=1.37%)
    -------------------------
    【グロース250】
    720.06(▲25.34=3.40%)
    -------------------------
    【プライム売買高】23億1082万株(△9132万株)
    -------------------------
    【売買代金】5兆2870億円(△1595億円)
    -------------------------
    【値上がり銘柄数】124(前日:521)
    【値下がり銘柄数】1480(前日:1040)
    -------------------------
    【新高値銘柄数】13(前日:59)
    【新安値銘柄数】53(前日:25)
    -------------------------
    【25日騰落レシオ】96.91(前日:103.92)
    -------------------------
     
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は4日続落、機関投資家のリバランス売り観測
     2.一時500円超下落、終盤下げ渋るも約3週間ぶり安値に
     3.前日の米株市場は、NYダウなど上昇も軟調局面が目立つ
     4.米国では「つなぎ予算」成立せず、政府機関一部閉鎖へ
     5.値下がり銘柄数が1500近くに達し、全体の9割超が下落
     
    ここ数日の日経平均は異様に弱いだけに、我慢の時間がもう少し続くかもしれない。
    日経平均は25日線(4万3975円、1日時点)がサポートとして機能するかどうかが目先の焦点となる。
    6月以降は何度も25日線を割り込んだところで切り返している。もう一段下げたとしても4万4000円近辺で反転できるようなら、右肩上がりのトレンドが継続する公算が大きいだろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
     
    48259.42  ボリンジャー:+3σ(13週)
    47703.13  ボリンジャー:+3σ(25日)
    46473.12  ボリンジャー:+2σ(26週)
    46460.53  ボリンジャー:+2σ(25日)
    46402.02  ボリンジャー:+2σ(13週)
    45217.94  ボリンジャー:+1σ(25日)
    45211.24  6日移動平均線
    45105.20  均衡表転換線(日足)
     
    44550.85  ★日経平均株価1日終値
     
    44544.61  ボリンジャー:+1σ(13週)
    43975.34  25日移動平均線
    43843.96  均衡表基準線(日足)
    43238.66  ボリンジャー:+1σ(26週)
    42851.64  均衡表転換線(週足)
    42732.74  ボリンジャー:-1σ(25日)
    42687.21  13週移動平均線
    42363.67  均衡表雲上限(日足)
    41673.25  75日移動平均線
    41490.15  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
     
    下降角度を増した5日移動平均線を上回る場面はなく、高値と安値も昨日の水準から切り下がり、終値は4日連続の5日線割れ。ローソク足は陰線4本目。2日連続で「黒三兵」を描き、足元での売り圧力の強まりを窺わせた。本日は日経平均が9月19日安値割れまで下ヒゲを伸ばしたことに加え、TOPIXは下向きに転じた25日線を下回って引けており、足元では調整色の強まりが窺える。日経平均も一旦25日線(本日43975.34円)前後まで押されるリスクに留意が必要となろう。
     
     
     

    【大引け概況】

    1日の日経平均株価は4日続落し、終値は前日比381円78銭安の4万4550円85銭だった。9月11日以来、約3週間ぶりの安値で終えた。

     
    本日のマーケット動画
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    寄り付き後は戻りを試す動きが出たが、為替のドル安・円高圧力や利益確定売りも重なって終日マイナス圏で軟調推移となった。国内の機関投資家から下期や四半期入りに伴うリバランスに絡む売りが出たほか、日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を横目に10月の利上げを意識した懸念も引き続き投資家心理の重石となった。
    また、米国で今日以降発表されるADP雇用統計、新規失業保険申請件数、雇用統計など雇用・労働関連指標や、国内で4日に投開票が行われる自民党総裁選の結果などを確認したいとして積極的に買い進む動きが限定的だった可能性もある。
     
    日経平均は夏場にかけて上昇基調を強めて先週9月25日も最高値を更新した後とあって、利益確定売りや、国内の機関投資家からは下期や四半期入りに伴うリバランス(資産配分の調整)に絡んだ売りが出やすかった。半導体関連や電子部品、重工など最近まで堅調だった銘柄を中心に幅広い銘柄が下落した。
     
    米連邦政府の予算は期限までに「つなぎ予算」が成立せず失効し、米政府機関の一部が閉鎖されると主要メディアが伝えた。今週末3日に予定していた9月の米雇用統計などの経済指標発表が遅れる可能性も指摘されている。米利下げの継続を見通すうえで重要な指標とあって、市場では影響を見極めようと手控えムードも広がった。米株価指数先物も日本時間1日の取引で軟調な推移となった。
     
    寄り付き前に日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)で大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は2四半期連続で改善した。市場では10月の日銀利上げ観測は維持されたとの受け止めが多く、短期筋の株価指数先物への売りを促す場面もあった。
     
    日経平均の4日続落は7月下旬以来となる。高値からはやや調整したとあって、下値では値ごろ感が出てきたとみた買いが入った。医薬品株のほか、ゲーム・キャラクターといったIP(知的財産)関連の銘柄では上昇が目立った。

    さて、東京株式市場は引き続き利益確定売りが優勢のまま下半期相場を迎えている。歴史的な高値圏にあり期末・期初には特有の売りが出ているようだが、国内では日銀の利上げを織り込む動きも表れている様子。取引時間中に米政府機関が「つなぎ予算」不成立により一部閉鎖されることが伝わったが、前場までの下げで概ね織り込んでおり、そこまで荒れる動きは見られなかった。

     
     
    東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比42.86ポイント(1.37%)安の3094.74だった。9月4日以来、約1カ月ぶりの安値となった。JPXプライム150指数も反落し、15.27ポイント(1.12%)安の1343.88で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で5兆2869億円、売買高は23億1082万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は全体の約9割にあたる1480と4月7日以来の多さだった。値上がりは124、横ばいは11だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は銀行業、不動産業、輸送用機器、非鉄金属などが下落。上昇は医薬品、その他製品。
     
    個別では、売買代金首位のソフトバンクグループ(SBG)が安く、SCREENホールディングス、東京エレクトロン、TDK、ファナックが下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも下値を探った。東京海上ホールディングス、リクルートホールディングスなども軟調。日東電工、ベイカレント、ソニーG、フジクラ、ニトリHD、信越化学工業、三菱商事、KDDI、トヨタなどの銘柄が下落した。
    ミガロホールディングスが値下がり率首位となり、日本ヒューム、日鉄鉱業、三井松島ホールディングスなども大きく利食われた。
     
    一方、中外製薬、ファーストリテイリング、コナミグループ、任天堂、サンリオが上昇した。大塚ホールディングス、ダイキン、アドバンテスト、第一三共、任天堂、豊田通商、協和キリン、ネクソン、キーエンス、アステラス製薬、京セラ、京成などの銘柄が上昇した。
    Link-Uグループが大幅高。インフロニア・ホールディングスが値上がり率トップに買われ、中国電力、四国電力なども値を飛ばした。









     


     
    東証スタンダード市場は手じまい売りに押される銘柄が多く大幅に続落した。
    上昇基調にあったため利益確定売りが出やすく、下半期入りに合わせた機関投資家による益出しの売りがかさんだ。幅広い銘柄が売られ、終日全面安の展開だった。
    スタンダードTOP20は軟調。出来高4億7425万株。
    値上がり銘柄数159、値下がり銘柄数1320と、値下がりが優勢だった。
     
     個別では夢みつけ隊、ERIホールディングスがストップ高。fonfunは一時ストップ高と値を飛ばした。テクノ菱和、北海道コカ・コーラボトリング、ユニカフェ、ウィル、アズマハウスなど28銘柄は年初来高値を更新。ピクセルカンパニーズ、テクノアルファ、ビート・ホールディングス・リミテッド、星和電機、ICDAホールディングスが買われた。
     
    一方、セイファートがストップ安。アピリッツ、鈴茂器工、三菱ロジスネクスト、ウイルコホールディングス、太洋物産など6銘柄は年初来安値を更新。ネポン、トレードワークス、オリエンタルチエン工業、堀田丸正、エス・サイエンスが売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は手じまい売りに押される銘柄が多く、東証グロース市場250指数は大幅に続落した。終値は前日比25.34ポイント(3.40%)安の720.06だった。7月7日以来約3カ月ぶりの安値水準となった。東証プライム市場と同様、グロース市場でも主力株を中心に機関投資家による四半期初めの持ち高調整の売りが出た。
    朝方は好材料に反応して個別に大きく値を上げる銘柄が売買代金上位にいくつも見られたが、勢いを保てなかった。「個人も、相場の勢いが弱いと判断して、撤収姿勢になっている」とされ、グロース市場も88%の銘柄が値下がりして終了した。スタンダード銘柄とグロース銘柄で東証全体の売買代金上位50位に入ったのはメタプラネットだけで、個人の動き自体が鈍っている様子もうかがわれた。
     
    グロース250、グロースCoreは下落。値上がり銘柄数63、値下がり銘柄数529と、値下がりが優勢だった。
     
    個別ではデータホライゾン、日本ナレッジ、デリバリーコンサルティングがストップ高。アプリックス、サイフューズは一時ストップ高と値を飛ばした。光フードサービス、パワーソリューションズ、トライアイズ、ブリッジインターナショナルグループ、松屋アールアンドディなど9銘柄は年初来高値を更新。リンカーズ、オンコリスバイオファーマ、ペットゴー、ベガコーポレーション、マイクロ波化学が買われた。
     
     一方、Heartseed、ビジュアル・プロセッシング・ジャパンがストップ安。SAAFホールディングス、Chordia Therapeutics、インテグループ、PRISM BioLab、LOIVEなど16銘柄は年初来安値を更新。THECOO、Waqoo、AppBank、ELEMENTS、グラッドキューブが売られた。
     

     
    1日午前の日経平均株価は続落し、午前終値は前日比521円37銭安の4万4411円26銭だった。
     
    きょう前場はリスク回避の流れが強まり、日経平均は500円を超える下げとなった。前引け時点でプライム市場全体の95%の銘柄が下落した。前日の米国株市場はNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇したが、取引時間中はマイナス圏で推移する時間帯が長かった。米国で「つなぎ予算」の成立を巡る調整が難航し、足もとで米政府機関が一部閉鎖されるリスクが高まっていることが警戒されている。
    また、朝方発表された9月の日銀短観は事前コンセンサスとほぼ合致する内容で、10月利上げの可能性が維持されたとの見方が優勢ではあるものの、全体相場の買いを後押しするには至っていない。機関投資家のリバランスに絡む機械的な売りも下げを助長したもようだ。
     
    日銀が寄り付き前に発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を受けて、10月の日銀利上げ観測は維持されたとの受け止めが多い。短期筋による株価指数先物への売りが強まると、現物にも売り圧力が強まった。その後はいったん下げが一服したが、米株価指数先物が日本時間1日午前の取引で軟調に推移しているなかで、日経平均も前引けにかけて再び下げ幅を広げる展開となった。
     
    日経平均は夏場にかけて上昇基調を強めて先週も最高値を更新した後とあって、利益確定売りや、国内の機関投資家からは下期や四半期入りに伴うリバランス(資産配分の調整)に絡んだ売りが出やすかった。半導体関連や電子部品、重工など最近まで堅調だった銘柄を中心に下落した。
     
     
    後場の日経平均株価は、軟調な展開が継続か。為替ではドル・円が147円台後半から円高圧力を受けやすい動きが意識され、輸出株への重しとなる公算がある。需給面では前場での売り圧力や持ち高調整の余地も残っており、戻りを試す動意は限定的とみられよう。また、米国で今日以降発表されるADP雇用統計、新規失業保険申請件数、雇用統計など雇用・労働関連指標や、国内で4日に投開票が行われる自民党総裁選の結果などを確認したいとして積極的な買いを手控える向きもありそうだ。一方で、直近の下落に対する押し目待ちや自律反発狙いの買いも向かう可能性も想定しておきたい。
     

     

     
    東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは前日比53.51ポイント(1.71%)安の3084.09だった。JPXプライム150指数も反落で前場を終えた。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆6266億円、売買高は11億608万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1530と全体の約9割を占めた。値上がりは75、横ばいは10だった。
     
    業種別では、不動産業、銀行業、その他金融業などを筆頭に多くの業種が下落、医薬品のみ上昇した。
     
    個別ではソフトバンクグループ(SBG)、レーザーテックが安いほか、三菱重工業、IHIなども値を下げた。フジクラ、TDK、リクルートが下落、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも水準を切り下げた。ミガロホールディングスが続急落、アステリアの下げも目立っている。三井松島ホールディングスも大きく利食われた。
     
    半面、サンリオが買い優勢、キーエンスもしっかり。中外製薬、第一三共、大塚HD、ダイキン、任天堂などが上昇した。Link-Uグループが急騰、中国電力、日本信号、インフロニア・ホールディングスなども値を飛ばした。

     


     
    東証スタンダード市場は米政府機関の一部閉鎖が警戒される中で、米国の労働市場軟化を示す経済指標が示され利益確定売りが優勢となった。これまで高値圏での推移を続けていたことから、機関投資家による期初の益出しの売りも出やすかった。
    スタンダードTOP20は反落。出来高2億6725万株。値上がり銘柄数180、値下がり銘柄数1260と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では夢みつけ隊がストップ高。北海道コカ・コーラボトリング、ユニカフェ、ウィル、トーエル、フェリシモなど22銘柄は年初来高値を更新。トップカルチャー、テクノアルファ、ピクセルカンパニーズ、星和電機、ICDAホールディングスが買われた。
     
     一方、鈴茂器工、三菱ロジスネクスト、太洋物産、やまやが年初来安値を更新。ネポン、キユーソー流通システム、SCAT、岡野バルブ製造、堀田丸正が売られた。
     


     
    東証グロース市場は10月に入り期初の持ち高調整による売りで日経平均株価が下げており、新興市場でも主力銘柄が軟調だ。市場では「売買代金が大きい新興銘柄に機関投資家による持ち高調整の売りが出ており、積極的に買う雰囲気ではない」との声が聞かれた。
    東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比18.72ポイント(2.51%)安の726.68だった。グロース250、グロースCoreは軟調。
    グロース市場ではデータセクやタイミーが下落した。一方、マイクロ波やGENDAは上昇した。
    値上がり銘柄数62、値下がり銘柄数516と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、アプリックス、サイフューズが一時ストップ高と値を飛ばした。パワーソリューションズ、ブリッジインターナショナルグループ、松屋アールアンドディ、Solvvy、ギックスなど6銘柄は年初来高値を更新。メドレックス、マイクロ波化学、GENDA、SM ENTERTAINMENT JAPAN、オンコリスバイオファーマが買われた。
     
    一方、SAAFホールディングス、Chordia Therapeutics、インテグループ、PRISM BioLab、LOIVEなど13銘柄が年初来安値を更新。Fusic、ELEMENTS、AppBank、デジタルプラス、グロービングが売られた。
     
     
     
     
     

    【寄り付き概況】
     
    1日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比100円68銭安の4万4831円95銭。
     
    前日まで3日続落し、この間に800円強水準を切り下げていることで目先値ごろ感からの押し目買いを誘導しやすい。しかし一方で機関投資家の銘柄リバランスの売りを含めた利益確定売り圧力も拭えず上値は重い。
     
    米国では「つなぎ予算」の成立が難航しており、政府機関が一部閉鎖された場合は今週3日に予定される9月の米雇用統計の発表が遅れる可能性もあるとされ、これが様子見ムードにつながっている。足もと1ドル=147円台後半までドル安・円高方向に振れていることもハイテク株などを中心に上値を重くする背景となっているだろう。

    東証株価指数(TOPIX)は下落している。

    個別では、TDK、東エレク、リクルート、信越化、ファストリが安い。一方、ソフトバンクグループ(SBG)、中外薬、コナミG、大塚HDが高い。




     

     
    10月1日の東京株式市場は、軟調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、4万4600円-4万5100円を想定。(9月30日終値4万4932円63銭)
    米国株は上昇。ダウ平均は81ドル高の46397ドルで取引を終えた。
    現地9月30日の米国株式は上昇したものの、きのう9月30日の日経平均株価は上値が重い展開にあったことや、買い手がかりに乏しいこともあり、弱含みとなりそうだ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(9月30日は148円06-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円87-91銭)と円高方向にあり、輸出関連株には重しになるとみられる。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比135円安の4万4855円だった。
     
     
    【好材料銘柄】  

    ■ギグワークス <2375>
    株主優待制度を拡充。毎年10月末時点で1000株以上を保有する株主に対し、3000円分のデジタルギフトを追加で贈呈する。また、既存優待である日本直販クーポンの割引率を30%→20%に変更する。

    ■スター・マイカ・ホールディングス <2975> 
    今期経常を20%上方修正・3期ぶり最高益、配当も3円増額。

    ■テクノアルファ <3089>
    12-8月期(3Q累計)経常が4倍増益で着地・6-8月期は黒字浮上。

    ■フェリシモ <3396>
    上期経常を3.9倍上方修正。

    ■データホライゾン <3628> 
    今期最終を63%上方修正・最高益予想を上乗せ。

    ■アプリックス <3727> 
    リテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」が国内大手小売事業者の店舗で広告配信を開始。

    ■リミックスポイント <3825>
    SBIホールディングス <8473> 傘下のSBI VCトレードとビットコインの取引・保管・運用における連携を開始。また、ビットポイントと連携し、暗号資産の取引・活用・管理体制を強化。

    ■ジィ・シィ企画 <4073> 
    キャッシュレス決済端末等の大型案件を受注。受注金額は3億円。通期業績予想には織り込み済み。

    ■インフロニア・ホールディングス <5076> 
    今期最終を53%上方修正・3期ぶり最高益、配当も18円増額。また、中期経営計画を見直し、28年3月期の最終利益目標を従来の430億円→630億円に上方修正。

    ■ERIホールディングス <6083>
    6-8月期(1Q)経常は5.4倍増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.58%にあたる12万株(金額で3億9600万円)を上限に、10月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

    ■デリバリーコンサルティング <9240> 
    日鉄ソリューションズ <2327> と資本業務提携。データ基盤構築やBI導入支援などで連携する。NSSOLは株式取得を通じて議決権ベースで11.51%を保有する第3位株主となる予定。

    ■日本プロセス <9651>
    SCSK <9719> と資本業務提携。モビリティ領域や産業・ICT領域で連携するほか、資本面ではSCSKが主要株主から株式を取得し、同社を持ち分法適用関連会社化する予定。また、6-8月期(1Q)経常は10%増益で着地。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    1(水)
    【国内】
    9月日銀短観(8:50)
    9月新車販売台数(14:00)
    9月軽自動車販売台数(14:00)
    《決算発表》
    西松屋チェ、ナガイレーベ、日フイルコン、クラウディアH
     
    【海外】
    米9月ADP雇用統計(21:15)
    米9月ISM製造業景況指数(23:00)
    休場:中国(~10/8)、香港
    《米決算発表》
    コナグラ・ブランズ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     
    9月30日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸した。前日比81ドル82セント高の4万6397ドル89セントで終え、22日以来の最高値更新となった。
    連邦政府は、2025会計年度(24年10月~25年9月)末を迎えた。医療関連予算を巡り与党共和党と野党民主党の交渉が行き詰まり、政府機関の一部が閉鎖に追い込まれる可能性が高まっている。リスク回避の動きから売り買いが交錯し、ダウはマイナス圏に沈む場面も目立った。
     一方、消費者の景況感悪化を示す民間経済指標の発表を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利下げ観測が維持された。金融緩和によって米景気が下支えされるとの期待感が広がり、相場の下値は限定的だった。
     ダウ平均の構成銘柄ではないが製薬大手ファイザーとトランプ米政権が薬価引き下げで合意し、関税に絡んだ不透明感が後退したことが好感され、製薬銘柄の買いが膨らんだことも相場を支えた。
     
    米政府は他の製薬会社とも協議している。ファイザーと同じような合意に達するとの思惑から、ダウ平均の構成銘柄ではメルクやアムジェン、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)に買いが入った。
     
    ダウ平均は安く推移する場面があった。米国では10月から始まる新しい会計年度の歳出をまかなう「つなぎ予算」が成立するめどが立っていない。政府機関が一部閉鎖に陥れば、一時的な経済活動の混乱が予想されるほか、経済指標の発表が遅れる可能性がある。積極的に買いを入れる雰囲気に乏しかった。
     
    30日発表の9月の米消費者信頼感指数は94.2と、前月改定値から3.6ポイント低下し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(96.0)を下回った。消費者心理の悪化は相場の重荷だった。
     
    そのほかのダウ平均の構成銘柄では、アナリストが目標株価を引き上げたエヌビディアが上昇した。ベライゾン・コミュニケーションズやIBM、キャタピラーにも買いが入った。半面、セールスフォースやアメリカン・エキスプレス、ゴールドマン・サックスが下落した。
     
    ダウ平均は月間で853ドル(1.8%)高となり、5カ月連続で上昇した。
     
    ナスダック総合株価指数は3日続伸した。前日比68.855ポイント(0.30%)高の2万2660.009(速報値)で終えた。データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズや半導体のブロードコムが上昇した。
     
    ナスダック総合は月間で5.6%高となり、6カ月続けて上昇した。6カ月連続の上昇は2020年11月〜21年4月以来。
     
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    9月30日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前日比315円安の4万4855円で終えた。この日は米株式相場が堅調に推移したものの、日経平均株価は下落しておりシカゴ市場の日経平均先物には売りが優勢となった。
     
    シカゴ日経225先物 (円建て)
    44855 ( -75 )
     
    シカゴ日経225先物 (ドル建て) 44940 ( +10 )
     
    ( )は大阪取引所終値比







    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数


    9月30日の英FTSE100種総合株価指数は3日続伸した。終値は前日比50.59ポイント(0.54%)高の9350.43と、8月22日につけた最高値

    前日にCEO交代の計画を公表した製薬の英GSKに買いが続くなど、ヘルスケア関連の銘柄が買われた。航空機エンジン大手ロールス・ロイス・ホールディングスといった防衛・航空関連や通信株にも買いが優勢で、原油先物の値下がりを受けた石油株の下げを補った。

     
    FTSE100種指数は9月の月間で1.8%上昇し、7〜9月期では6.7%上昇した。四半期でみると7〜9月期まで3四半期連続で上昇し、2024年末比では14.4%高い水準となった。
     
    FTSEの構成銘柄では、通信大手エアテル・アフリカが5.35%高、生活用品大手レキット・ベンキーザーが3.85%高、製薬大手GSKが3.72%高と相場をけん引。一方、賭け屋大手エンテインは3.53%安、投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスは2.37%安、石油大手BPは2.04%安となった。



    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
     
    9月30日のドイツ株価指数(DAX)は上昇した。終値は前日比135.66ポイント(0.57%)高の2万3880.72と月初以来、約1カ月ぶりの高値となった。
     
    米国で政府運営を続けるための「つなぎ予算案」を巡る調整が難航しており、期限切れに伴い米政府機関の一部が閉鎖されるリスクが警戒されている。事態の推移を見極めたいと慎重な雰囲気が出ているものの、投資家のリスク選好意欲は根強い。
     
    個別では、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズが4.57%高、不動産検索サイト大手スカウト24が2.11%高、食品加工機器大手GEAグループが2.03%高と上昇。半面、商用車大手ダイムラー・トラックは1.88%安、スポーツ用品大手アディダスは0.94%安、通販大手ザランドは0.80%安と売られた。

    ■フランス・パリ株価指数

    欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は3日続伸し、前日比0.19%高で終えた。
     


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