09月10日 株ちゃんの明日読み
売り買いが拮抗か
・・・続き
Market Data
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【日経平均】
43837円67銭(△378円38銭=0.87%)
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【TOPIX】
3140.97(△18.85=0.60%)
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【グロース250】
772.16(△0.83=0.11%)
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【プライム売買高】19億3865万株(▲4112万株)
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【売買代金】4兆4727億円(▲2916億円)
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【値上がり銘柄数】819(前日:616)
【値下がり銘柄数】725(前日:952)
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【新高値銘柄数】133(前日:356)
【新安値銘柄数】3(前日:1)
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【25日騰落レシオ】129.91(前日:134.36)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、約3週間ぶりに史上最高値更新
2.米株市場でのNYダウ、ナスダック指数最高値に追随
3.米PPIやCPIの発表を控え、途中伸び悩む場面も
4.海外投資家の先物買い観測、後場に入り買い気強まる
5.値上がり数は5割止まりで、売買代金も盛り上がらず
日経平均は大幅高。
本日は、ソフトバンクGとアドバンテストの2銘柄で330円近く指数を押し上げており、目先はこれらの影響を大きく受けると思われるが、史上最高値を更新したことで、下では買いが入りやすくなるだろう。
本日の米国では8月の生産者物価指数(PPI)が発表される。翌11日には消費者物価指数(CPI)の発表もあるだけに、FOMC直前に出てくる物価指標に対して、マーケットがどういった反応を見せるかが注目される。
現状では0.25%の利下げは確実とみられており、PPIやCPIが多少強かったとしてもその見方は変わらないだろう。
米国の長期金利が大きく低下した場合、グロース株には追い風となるが、ドル円が円高(ドル安)に振れてしまうと日本株は上がりづらくなる。足元のドル円は比較的落ち着いた動きを見せているだけに、円高がそれほど進まず、日本株の下振れリスク低下につながる展開に期待したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(10 日現在)
47542.26 ボリンジャー:+3σ(26週)
46272.37 ボリンジャー:+3σ(13週)
44914.62 ボリンジャー:+3σ(25日)
44679.52 ボリンジャー:+2σ(26週)
44628.15 ボリンジャー:+2σ(13週)
44174.21 ボリンジャー:+2σ(25日)
43837.67 ★日経平均株価10日終値
43433.81 ボリンジャー:+1σ(25日)
43079.78 6日移動平均線
43010.45 均衡表転換線(日足)
42983.94 ボリンジャー:+1σ(13週)
42693.41 25日移動平均線
42303.81 均衡表基準線(日足)
42188.79 新値三本足陰転値
41953.01 ボリンジャー:-1σ(25日)
41816.78 ボリンジャー:+1σ(26週)
41737.32 均衡表転換線(週足)
41339.73 13週移動平均線
41212.60 ボリンジャー:-2σ(25日)
40817.77 均衡表雲上限(日足)
40472.20 ボリンジャー:-3σ(25日)
ローソク足は上下に短いヒゲを伴う陽線で終了。上向きの5日移動平均線の上方で推移したほか、三役好転下にある一目均衡表でも基準線が上向きで終了し、強気相場継続を示唆した。ただ、本日ザラ場高値と安値はともに昨日のレンジ内に収まり、ごく短期的には売り買いが拮抗している模様だ。
09月10日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=378高と反発 最高値更新、海外勢がリスク選好の買い
・・・続き
【大引け概況】
10日の日経平均株価は反発した。終値は前日比378円38銭高の4万3837円67銭と8月18日以来、3週間ぶりに最高値を更新した。
本日のマーケット動画
時間:00:01:29 容量:17.70M ▼音声 VOICEVOX Nemo
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きょうの東京株式市場はリスクを取る動きが一気に強まった。前日の米国株市場では米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待の高まりを背景にNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って最高値を更新しており、東京株式市場でも投資家心理が強気に傾いた。空売り筋の買い戻しなどを絡め日経平均は大きく上昇した。また、東証株価指数(TOPIX)も最高値を更新した。
日経平均への寄与度の大きいアドテストが連日で上場来高値を更新し、相場を押し上げた。ソニーGも1カ月ぶりに上場来高値を更新するなど主力銘柄に買いが集まった。
日本時間今晩に発表される8月の米生産者物価指数(PPI)や明晩発表予定の8月の米消費者物価指数(CPI)を控え、この結果を見極めたいとの思惑から前場は日経平均が伸び悩む場面もあった。
しかし後場に入ると、海外機関投資家とみられる先物買いに連動する形で再び買い気が強まった。もっとも個別では主力株への買いが目立つものの、軟調な銘柄も少なくなく、値上がり数は全体の50%強にとどまっている。売買代金もやや盛り上がりを欠いた。
トヨタはじめ自動車株の下げが目立った。ただ、海外短期筋の株価指数先物買いが主導するかたちで日経平均は上げ幅を一時400円近くまで広げた。
米ブルームバーグ通信が9日夕、日銀関係者の話として「国内政治情勢が混乱する中でも、年内利上げの可能性を排除しない姿勢だ」と伝えたのをきっかけに日銀の年内利上げ観測が再び浮上した。国内長期金利が上昇し、三菱UFJなど銀行株の買いを誘った。
日経平均は最高値を更新したが、指数寄与度の大きい銘柄が押し上げた結果と言える。
自民党総裁選、総裁選後の衆院解散、FRBによる大幅な利下げなど、様々な思惑が交錯する状況であるが、基本的には週末に控えている9月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)に絡んだヘッジ対応の影響が大きいだろう。そのため、SQ通過後の需給動向を見極める必要がありそうだ。
TOPIXは反発した。終値は前日比18.85ポイント高の3140.97と最高値を更新した。JPXプライム150指数も反発し、9.97ポイント高の1351.42で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆4726億円、売買高は19億3865万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は819、値下がりは725、横ばいは75だった。
業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、銀行業、情報・通信業などが上昇。下落は輸送用機器、医薬品、鉄鋼など。
個別では、一頭地を抜く売買代金をこなしたソフトバンクグループ(SBG)が大幅高と気を吐いたほか、アドバンテスト、ディスコなども活況高。フジクラ、古河電気工業も商いを伴い値を飛ばした。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが堅調、イビデン、キオクシアホールディングスなども物色人気。関西電力、コナミグループ、トレンドも高い。GMOインターネット、武蔵精密工業が急騰、デジタルホールディングスも大幅高に買われた。
半面、サンリオが値を下げ、トヨタ自動車も冴えない。JX金属、川崎重工業も軟調。ダイキン工業、デンソーが売りに押され、第一三共の下げが目立つ。三井ハイテック、ベステラが急落、ビューティガレージ、大阪チタニウムテクノロジーズも大幅安。井関農機も売られた。
09月10日 東証スタンダード(大引け)
【市況】東証スタンダード市場(大引け)=値上がり優勢、投資家心理が改善
・・・続き
東証スタンダード市場は、日経平均株価の強さを背景に、投資家心理が改善。徐々に下げ幅を縮め、値上がり優勢となった。
スタンダードTOP20は堅調。出来高6億2551万株。
値上がり銘柄数749、値下がり銘柄数630と、値上がりが優勢だった。
個別ではメタプラネット、まぐまぐ、東京機械製作所、岡本硝子、くろがね工作所がストップ高。テンダ、ダイワ通信は一時ストップ高と値を飛ばした。JESCOホールディングス、岐阜造園、イチケン、林兼産業、大戸屋ホールディングスなど88銘柄は年初来高値を更新。サンコール、アライドテレシスホールディングス、ヤマトインターナショナル、木村工機、サンユウが買われた。
一方、パリミキホールディングス、トビラシステムズ、ベルテクスコーポレーション、堀田丸正、イトーヨーギョーが売られた。
09月10日 東証グロース(大引け)
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、個人投資家による持ち高整理の売り
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東証グロース市場はSynsやQPS研究所など宇宙関連株が買われ、指数を支えた。株主優待導入を発表したくふうカンパなどの好材料が出た銘柄への買いも支援材料となった。
ただ、午前は東証プライム市場の大型株と比べ新興銘柄は振るわず、個人投資家による持ち高整理の売りに押される場面もあった。
東証グロース市場250指数は小幅に反発した。終値は前日比0.83ポイント(0.11%)高の772.16だった。グロース250、グロースCoreは小幅高。
グロース市場ではジーエヌアイやフロンテオが売られ、データセクやMTGは買われ
値上がり銘柄数313、値下がり銘柄数263と、値上がりが優勢だった。
個別ではイメージ情報開発、アクセルスペースホールディングス、イーディーピーがストップ高。すららネット、くふうカンパニーホールディングス、揚羽は一時ストップ高と値を飛ばした。夢展望、日本ファルコム、Institution for a Global Society、ROBOT PAYMENT、日本ナレッジなど12銘柄は年初来高値を更新。オンデック、Def consulting、リファインバースグループ、ソフトマックス、データセクションが買われた。
一方、イオレが一時ストップ安と急落した。Chordia Therapeutics、GENDAは年初来安値を更新。AppBank、フューチャーリンクネットワーク、オプロ、TORICO、ジンジブが売られた。
09月10日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=反発、米株高受け買い優勢の地合い
・・・続き
10日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比225円00銭高の4万3684円29銭だった。8月18日の最高値(4万3714円)を一時上回った。上値では利益確定売りも出やすく、伸び悩む場面もあった。
きょう前場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って最高値を更新したことを受け、輸出ハイテク株を中心に広範囲にリスク選好の地合いとなった。米国では労働市場の軟化が観測されるなか、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まっており、これが相場の押し上げ要因となっている。
東京株式市場でも米株高で足もと投資家のセンチメントが強気に傾いている。
アドバンテストやソフトバンクグループ(SBG)がけん引している。
8月の米消費者物価指数などの重要経済指標の発表を控え、日経平均の上値では利益確定売り圧力も表面化し途中伸び悩む場面はあったものの、前場取引終盤になると再び強含みで推移した。
9日のNYダウ工業株30種平均とナスダック総合株価指数が上昇し、そろって最高値を更新した。同日発表の米雇用統計の年次改定で過去の雇用者数が大幅に下方修正された。米労働市場の減速から、来週16〜17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのFRBの利下げがほぼ確実視され、株式には買い安心感が広がった。利下げが米景気を支えるとの見方から、リスク選好姿勢を強めた投資家の買いが日本株にも入った。
アドバンテストなど人工知能(AI)関連のほか、業種別では銀行の上昇が目立った。米ブルームバーグ通信が9日夕、日銀関係者の話として「国内政治情勢が混乱する中でも、年内利上げの可能性を排除しない姿勢だ」と伝えた。石破茂首相の辞意表明を受けて市場では日銀の早期利上げ観測が後退していた。年内の利上げ再開の可能性が残っているとの見方から国内長期金利が上昇し、利上げの恩恵を受けるとみられる三菱UFJなど銀行株に買いが入ったとみられる。
「逆張り志向」とされる個人投資家についても「相場の先高観の根強さから買い姿勢の個人も多い」との声が市場では聞かれるなか、日経平均は10時前に上げ幅を270円程度まで広げて再び最高値を上回る場面があった。10時以降、日経平均の上値は重かった。今週に入り、10時以降に株価指数が上げ幅を縮小する展開が続いており、国内機関投資家が午前の中ごろから持ち高調整の売り圧力を強めているとの見方が聞かれている。トヨタなど自動車株で下げる銘柄が多かった。
後場の日経平均株価は、堅調な展開が見込まれる。米利下げ観測に加えて、国内では自民党総裁選を巡る思惑も引き続き意識されそうだ。為替が円安方向に振れるようであれば、輸出関連への追い風となる。ただ、目先の上値指向が強まる中では、調整局面への警戒も必要とされる。米国で今晩、8月の米卸売物価指数(PPI)、明日は8月の米消費者物価指数(CPI)が公表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る可能性もあろう。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは前日比11.22ポイント(0.36%)高の3133.34だった。JPXプライム150指数も反発で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆1101億円、売買高は9億6605万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は955、値下がりは576、横ばいは88だった。
業種別では、非鉄金属や電気・ガス業、情報・通信業などが買われる一方で、輸送用機器や繊維製品、鉄鋼、機械といったセクターには下押し圧力がみられた。
個別では売買代金で群を抜いているソフトバンクグループが大きく水準を切り上げたほか、アドバンテストも活況高が続いている。フジクラ、古河電気工業が大商いで急伸をみせたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも堅調。武蔵精密工業が急騰、GMOインターネット、イビデンなども値を飛ばした。コナミグループ、ソニーグループ、住友電気工業も上昇した。
半面、サンリオが冴えず、川崎重工業も売りに押された。ダイキン工業も値を下げた。三井ハイテック、ベステラが急落、第一工業製薬、アステリア、リクルート、デンソーなどの下げも目立った。
09月10日 東証スタンダード(前場)
【市況】東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、堅調に推移
・・・続き
東証スタンダード市場は米IT大手オラクルの好決算などを好感し半導体関連株が買われたほか、日銀の早期利上げ観測の高まりで堅調に推移した。
スタンダードTOP20は上昇。出来高3億8659万株。
値上がり銘柄数705、値下がり銘柄数607と、値上がりが優勢だった。
個別ではまぐまぐがストップ高。テンダ、ダイワ通信は一時ストップ高と値を飛ばした。岐阜造園、イチケン、林兼産業、大戸屋ホールディングス、大冷など63銘柄は年初来高値を更新。岡本硝子、アライドテレシスホールディングス、レカム、ヤマトインターナショナル、サンユウが買われた。
一方、パリミキホールディングス、ビーアンドピー、堀田丸正、イトーヨーギョー、京都きもの友禅ホールディングスが売られた。
09月10日 東証グロース(前場)
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、持ち高整理の売り
・・・続き
東証グロース市場は東証プライム市場の大型株と比べて新興銘柄はさえない値動きとなっているため、個人投資家から持ち高整理の売りが出ている。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比3.64ポイント(0.47%)安の767.69だった。市場では「9月末に中間配当の権利付き最終売買日を控えて個人投資家の関心は東証プライム市場に上場する高配当銘柄などに関心が向かいやすく、東証グロース市場銘柄には資金が入りづらい」(ネット証券の情報担当者)との指摘があった。
グロース市場ではジーエヌアイやサンバイオが売られ、QPS研究所やSynsなどの宇宙関連株が買われた。
グロース250、グロースCoreは下落。
値上がり銘柄数238、値下がり銘柄数316と、値下がりが優勢だった。
個別ではイメージ情報開発がストップ高。くふうカンパニーホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。夢展望、日本ファルコム、Institution for a Global Society、ROBOT PAYMENT、エスユーエスなど8銘柄は年初来高値を更新。イーディーピー、アクセルスペースホールディングス、リファインバースグループ、CRI・ミドルウェア、ヒューマンテクノロジーズが買われた。
一方、イオレが一時ストップ安と急落した。Chordia Therapeutics、GENDAは年初来安値を更新。オプロ、フューチャーリンクネットワーク、TORICO、AppBank、アクリートが売られた。
09月10日 相場概況(寄り付き後)
【市況】東京株式(寄り付き) =反発スタート、米国株高や下落の反動
・・・続き
【寄り付き概況】
10日の日経平均株価は、前日比53円87銭高の4万3513円16銭と反発して取引を開始。
前日の欧州株市場では各国の株価が高安まちまちとなり、仏CAC40が続伸したものの、独DAXは反落となった。欧州各国の長期金利が軒並み上昇する展開で警戒されている。一方、米国株市場ではNYダウが続伸し史上最高値を更新、ナスダック総合株価指数は連日の最高値更新となっており、これは東京株式市場にも追い風となる。
この日発表された雇用統計の年次改定が大幅に下方修正され、FRBによる早期利下げ思惑が高まるとともに来週行われるFOMCで0.5%の利下げの可能性も意識され、全体相場の押し上げ材料となった。
ただ、今週は米国で10日に8月の生産者物価指数、11日に消費者物価指数の発表が予定されており、これを前に日経平均の上値も重そうだ。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に上昇している。
個別では、東エレク、コナミG、フジクラが高い。一方、ファストリ、ダイキン、テルモ、トヨタが安い。
09月10日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
もみ合い展開か
・・・続き
10日の東京株式市場は、もみ合い展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、4万3200円-4万3800円を想定。(8日終値4万3459円29銭)
米国株は上昇。ダウ平均は196ドル高の45711ドルで取引を終えた。
きのう9日の日経平均株価は、取引時間中の史上最高値を更新したものの、短期的な過熱感が警戒されるなか、利益確定売りに押された。現地9日の米国株高を背景に押し目を拾う動きが想定されるが、急ピッチな上昇の反動も警戒され、売り買いが交錯する展開が見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(9日は147円22-24銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同173円00-04銭)とやや円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比65円安の4万3495円だった。
【好材料銘柄】
■SHIFT <3697>
日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表。10月1日からSHIFTを新規採用する一方、シチズン時計 <7762> を除外する。
■アクシージア <4936>
前期経常を61%上方修正。
■コンヴァノ <6574>
新たに総額200億円のビットコインを購入することを決定。また、東証が9日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■京都きもの友禅ホールディングス <7615>
アトス・キャピタルが8日付で大量保有報告書を提出。アトスキャピタルの京都友禅HD株式保有比率は9.08%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
【主な経済指標・スケジュール】
10(水)
【国内】
5年国債入札
《決算発表》
ANYCOLOR、テンポスHD、サトウ食品、pluszero、サムコ、あさくま、ステムリム、トビラシステム、神島化、Casa、浜木綿、ギグワークス、ユークス、モイ、ベストワン、ハウテレビ
【海外】
中国8月生産者物価指数(PPI)(10:30)
中国8月消費者物価指数(CPI)(10:30)
米8月生産者物価指数(PPI)(21:30)
米10年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
09月09日 NY株/欧州株概況
【市況】196ドル高と続伸、利下げ観測で最高値
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9日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。前日比196ドル39セント(0.43%)高の4万5711ドル34セントで終え、過去最高値を更新した。最高値の更新は8月28日以来。米雇用統計の年次改定を受けて9月の米利下げ再開がほぼ確実視されたことが買い安心感につながった。値がさ株のユナイテッドヘルス・グループも指数を押し上げ、ダウ平均は午後に上げ幅を広げた。
米労働省は、雇用統計の年次改定で、基準となる2025年3月時点の非農業部門就業者数を従来から91万1000人下方修正したとの暫定的な見直し結果を発表した。労働市場の勢いがこれまで公表されていたよりも弱かったことが浮き彫りとなり、 米連邦準備理事会(FRB)が 9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決め、0.25%の利下げを年内合計2〜3回を実施するとの観測が強まった。
利下げを再開するとの期待を下支えした。
主要株価指数は下げに転じる場面もあった。雇用統計の改定値を受けて米景気懸念が強まった一方、0.5%といった大幅利下げ観測は広がらず、投資家心理を冷やした。主要指数は高値圏で推移しており、主力銘柄には利益確定売りが出やすかった。
午後にかけては買いの勢いが強まり、ダウ平均は引け間際に250ドル近く上げる場面があった。ユナイテッドヘルスが8%あまり上昇し、ダウ平均を約170ドル押し上げた。投資家向け説明会にあわせて今期の収益見通しを据え置くと米証券取引委員会(SEC)に届け出た。公的医療保険事業の加入者構成についても言及があり、同事業の先行き不透明感が和らいだとの見方もあった。
ダウ平均ではゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株も買われた。シェブロンやIBMも高かった。一方、シャーウィン・ウィリアムズやキャタピラー、ホーム・デポなど景気敏感株が売られた。同日開いたイベントで「iPhone17」を発表したアップルも下げた。
ナスダック総合株価指数は続伸した。前日比80.790ポイント(0.37%)高の2万1879.489で終え、連日で最高値を更新した。データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが高い。マイクロソフトに人工知能(AI)インフラを供給する契約を結んだオランダのネビウス・グループが急伸し、AI向けクラウドのコアウィーブなども買われた。
S&P500種株価指数は続伸した。前日比17.46ポイント(0.26%)高の6512.61で終え、4日以来、3営業日ぶりに最高値を更新した。
【シカゴ日本株先物概況】
9日のシカゴ日経平均先物は下落した。9月物は前日比475円安の4万3495円で終えた。この日は米3主要株価指数が最高値を更新したものの、日経平均株価が利益確定の売りに押されて下落したため、シカゴ市場の日経平均先物にも売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
43495 ( -65 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
43495 ( -65 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
9日の英FTSE100種総合株価指数は続伸し、前日比21.09ポイント(0.22%)高の9242.53で終えた。資源大手の英アングロ・アメリカンが前日比9%高と大幅に上昇するなど資源の関連銘柄に買いが優勢で、指数を支えた。石油株も上昇した。
FTSEの構成銘柄では、アングロ・アメリカンは9日にカナダの鉱山会社テックリソーシズとの合併計画を公表したことが支援材料となった。成長期待に加え、特別配当の実施方針を示したことも好感され9.07%高と急伸し、グレンコアが5.29%高、通信大手エアテル・アフリカが3.71%高で続いた。一方、ロンドン証券取引所グループは4.69%安、システムキッチンメーカーのハウデン・ジョイナリーは2.92%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションは2.18%安となった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
9日のドイツ株価指数(DAX)は反落し、前日比88.68ポイント(0.37%)安の2万3718.45で終えた。持ち高調整などを目的とした売りに押された。企業のM&A(合併・買収)案件をきっかけとした英国株相場の上昇が投資家心理の支えとなりDAXは前日終値を上回って推移する場面があるなど、明確な方向感を欠く展開だった。
個別では、医療機器のザルトリウスが1.92%高、ドイツ銀行が1.68%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが1.65%高と買われた半面、自動車大手BMWは4.16%安、化学品商社ブレンタークは2.64%安、コメルツ銀行は2.32%安と全体を押し下げた。
■フランス・パリ株価指数
欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は小幅に続伸し、前日比0.18%高で終えた。フランスでは前日の国民議会(下院)での信任投票の結果を受けてバイル首相が9日、辞表を提出した。政治や財政の先行きに懸念は根強いものの、おおかたの市場参加者が想定していた通りだとの受け止めが聞かれる。いまのところフランスの株式や国債などを積極的に売る展開とはなっていない。9日、BNPパリバやソシエテ・ジェネラルといった仏金融機関の株価は上昇した。