【市況一覧】
日経平均株価
43,757.84 +379.53 08/18
TOPIX
3,124.75 +17.07 08/18
マザーズ
798.19 +9.95 08/18
NYダウ平均
44,946.12 +34.86 08/16
ナスダック総合
21,622.98 -87.69 08/16


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    Market Data
    --------------------------------------------
    【日経平均】
    40799円60銭(▲270円22銭=0.66%)
    --------------------------------------------
    【TOPIX】
    2948.65(△5.58=0.19%)
    --------------------------------------------
    【グロース250】
    762.27(△1.95=0.26%)
    --------------------------------------------
    【プライム売買高】22億1907万株(△8933万株)
    --------------------------------------------
    【売買代金】5兆6149億円(△2271億円)
    --------------------------------------------
    【値上がり銘柄数】1300(前日:1271)
    【値下がり銘柄数】291(前日:305)
    --------------------------------------------
    【新高値銘柄数】357(前日:242)
    【新安値銘柄数】3(前日:2)
    --------------------------------------------
    【25日騰落レシオ】135.47(前日:134.09)
    --------------------------------------------
     
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は270円安と反落、一時4万500円台まで下落
     2.利下げ期待の後退を受け前日のNYダウは330ドル安に
     3.半導体株関連などの下落で日経平均は軟調展開が続く
     4.東エレクが急落し日経平均株価を500円近く押し下げる
     5.建設や不動産など内需関連株は堅調でTOPIXは上昇する
     
    今週は軟調展開となった。
    半導体株に大きく下げる銘柄が目立ち、日経平均は7月28日、29日と大幅下落。25日から29日までの3営業日で下げ幅が1000円を超えた。40500円近辺では売り圧力が和らぎ、FOMCや日銀金融政策決定会合を波乱なく消化した31日は大きく上昇した。
    しかし、東京エレクトロンの下方修正を受けて半導体株が改めて売られる流れとなり、8月1日は大幅安。
    週間でも下落で終えた。日経平均は週間では約656円の下落となり、週足では3週ぶりに陰線を形成した。
     
    来週は堅調展開か。
    日米ともにイベントや指標の発表は多くない中、日本では決算発表がラッシュとなる。
    三菱UFJ、トヨタ、ソフトバンクGなど注目度の高い企業の決算が連日で出てくるだけに、個別物色に全力投球の1週間となるだろう。
    決算で大きく下げる銘柄にもリバウンド狙いの押し目買いが入ることで、売買の活況が見込まれる。ある程度のボラティリティを許容しながら、楽観ムードの強い地合いが続くと予想する。週間ではプラスとなるような展開を想定している。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
     
    42199.90  ボリンジャー:+3σ(25日)
    41633.27  ボリンジャー:+2σ(26週)
    41621.83  ボリンジャー:+2σ(13週)
    41536.53  ボリンジャー:+2σ(25日)
    40942.20  6日移動平均線
    40873.16  ボリンジャー:+1σ(25日)
    40826.18  均衡表転換線(日足)
     
    40799.60  ★日経平均株価1日終値
     
    40560.99  均衡表基準線(日足)
    40271.22  ボリンジャー:+1σ(13週)
    40209.79  25日移動平均線
    40150.79  新値三本足陰転値
    39724.47  ボリンジャー:+1σ(26週)
    39693.28  均衡表転換線(週足)
    39546.41  ボリンジャー:-1σ(25日)
    38920.62  13週移動平均線
    38883.04  ボリンジャー:-2σ(25日)
    38528.33  均衡表雲上限(日足)
    38525.00  均衡表雲上限(週足)
    38265.53  200日移動平均線
     
    ローソク足は陰線を引き、下降中の5日移動平均線を終値が再び下回った。プライム市場の騰落レシオは135.47%と過熱感の強まりを示唆しており、短期的にはスピード調整が必要となりそうだ。もっとも5日線下方では25日線が右肩上がりをキープして上昇トレンド延長を示唆。一目均衡表も日足、週足ともに三役好転の強気形状を持続し、買い手優勢を示唆している。
     
     

    【大引け概況】


    1日の日経平均株価は反落し、終値は前日比270円22銭安の4万0799円60銭だった。下げ幅は一時480円を超えた。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:52 容量:22.40M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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    前日の米株式市場では、物価関連指標の発表で米国の利下げ期待が後退したことが警戒されNYダウは330ドル安と下落した。米国株安の流れを受け、日経平均株価は39円安と値を下げてスタート。
    特に、前日に26年3月期の業績予想の下方修正を発表した日経平均寄与度の大きい東エレクが一時ストップ安と急落。7月31日の取引終了後、2026年3月期の連結純利益が前期比18%減の4440億円になる見通しだと発表した。4%増を見込んでいた従来予想から下方修正し、一転最終減益となる。顧客の一部半導体メーカーが設備投資計画を後ろにずらしているのを背景に、下期にかけて製造装置の需要が想定よりも伸び悩むとみるためだった。
    日経平均株価は午前9時20分過ぎには480円超の下落で4万500円台まで売られる場面があった。
     
    日本時間今晩には7月の米雇用統計の発表を控えた週末とあって、持ち高調整目的の売りも出やすかった。ダウ・ジョーンズ通信(DJ)がまとめた7月の米雇用統計の市場予想は、非農業部門の雇用者数が前月比10万人増と、増加幅が6月(14万7000人)から鈍化する見込み。失業率は4.2%と前月(4.1%)を上回ると予想され、米労働市場の減速が意識される可能性がある。市場では「1年前の24年8月5日、7月の米雇用統計の発表をきっかけとして歴史的な株安となっただけに、慎重姿勢の投資家は多かった」との声があった。
     
    1日の東京外国為替市場では円相場が一時1ドル=150円台後半と、4カ月ぶりの円安・ドル高水準をつけた。日銀の植田和男総裁が7月31日の金融政策決定会合後の記者会見で、追加利上げを急がない姿勢を示し、円売り・ドル買いの勢いが増した。株式市場では、トヨタやスズキなど自動車株の一角に円安による採算改善を期待した買いが入った。東証プライムの値下がり銘柄数は2割弱にとどまり、半導体関連株以外は総じて堅調に推移した。
     
    米国では7月の雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は前月比11万人増と伸びは6月から鈍化すると見込まれている。市場予想より弱い結果となれば、9月利下げ期待が再び高まり、日米の株式市場に好影響を及ぼす可能性はありそうだ。
     

     

     
    東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。終値は5.58ポイント(0.19%)高の2948.65だった。JPXプライム150指数は3日ぶりに反落し、2.91ポイント(0.23%)安の1278.25で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で5兆6149億円、売買高は22億1907万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は291。値上がりは1300、横ばいは32だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は精密機器、海運業、電気機器などが下落。上昇は電気・ガス業、輸送用機器、建設業など。
     
    個別銘柄では、ディスコやアドバンテスト、ソシオネクスト、レーザーテックが安く、日立製作所やソフトバンクグループ(SBG)が値を下げた。三菱重工業やフジクラ、古河電気工業も安い。任天堂や商船三井、HOYAが売られた。
    また、日立、みずほ、SCREENホールディングスなどが下落した。ほか、前日決算の営業利益と配当見通しの大幅な下方修正を嫌気された東京エレクトロンが大幅安、デジタルアーツ、デジタルガレージなどが値下がり率上位となった。
     
    半面、三菱UFJフィナンシャル・グループや良品計画、JTが高く、ファーストリテイリングやリクルートホールディングス、三菱電機、富士電機が値を上げた。三井物産やNTTが堅調で三井不動産や大成建設も買われた。
    任天堂、コナミG、カプコンなどのゲーム関連株が堅調に推移。また、日本たばこ産業、良品計画、東京電力ホールディングス、トヨタ自動車、キーエンスなどが上昇した。ほか、システナ、亀田製菓などが値上がり率上位となった。



     


     
    東証スタンダード市場は円安を好感し内需関連も堅調だった。好決算や業務提携などの材料が確認された銘柄には買いが入った。
    スタンダードTOP20は堅調。出来高3億8162万株。
    値上がり銘柄数891、値下がり銘柄数522と、値上がりが優勢だった。
     
    個別では日本精鉱、ユーラシア旅行社がストップ高。フォーサイドは一時ストップ高と値を飛ばした。TANAKEN、マサル、松井建設、大豊建設、大盛工業など113銘柄は年初来高値を更新。ディーブイエックス、サンデン、篠崎屋、菱友システムズ、NITTANが買われた。
     
    一方、ノバシステム、トミタが年初来安値を更新。トレイダーズホールディングス、ぷらっとホーム、電算、光陽社、戸上電機製作所が売られた。
     


     
    東証グロース市場は相場回復で投資余力を高めた個人投資家の買いが入ったただ、東証グロース市場250指数が年初来高値圏で推移しており、利益確定売りに押される場面もあった。
    東証プライム市場は、8割の銘柄が値上がりしたほか、売買代金が5兆円台半ばまで伸びるなど活況だった。市場関係者からは「資金がプライム銘柄に流れたことで、新興株式市場は盛り上がりに欠けた」との指摘があった。ただ、後場に入りグロース市場でも値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回ったことで、株価指数はプラスで引けた。
     
    東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前日比1.95ポイント(0.26%)高の762.27と高値引けとなった。
    グロース市場ではサンバイオが買われ、MTGやデータセクは売られた。
    値上がり銘柄数328、値下がり銘柄数235と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではファンデリー、ジェネレーションパス、イメージ情報開発、コンヴァノがストップ高。情報戦略テクノロジー、フェニックスバイオは一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、アンビション DX ホールディングス、トヨコー、ニフティライフスタイル、サイバートラストなど23銘柄は年初来高値を更新。ナイル、ZenmuTech、モンスターラボ、JRC、いつもが買われた。
     
     一方、Chordia Therapeutics、PRISM BioLab、オルツ、アルファクス・フード・システム、クリングルファーマが年初来安値を更新。Hmcomm、MTG、モビルス、データセクション、グロービングが売られた。
     


     
    1日午前の日経平均株価は反落し、午前終値は前日比155円16銭安の4万0914円66銭だった。下げ幅は一時480円を超えた。
     
    前日の米株式市場は、NYダウは330ドル安と下落。物価関連指標の発表を受け、米国の利下げ期待が後退したことが警戒された。米国株が下落した流れを受け、日経平均株価は軟調にスタートした。
    特に、前日に26年3月期の業績予想を下方修正した。国内では25年4〜6月期の決算発表が本格化し、決算内容を手がかりにした売買が活発だった。7月31日の取引終了後には東エレクが26年3月期の連結純利益が前期比18%減の4440億円になる見通しだと発表した。4%増を見込んでいた従来予想から下方修正し、一転最終減益となる。顧客の一部半導体メーカーが設備投資計画を後ろにずらしているのを背景に、下期にかけて製造装置の需要が想定よりも伸び悩むとみている。東京エレクトロンが一時ストップ安と急落したことが響き、日経平均株価は午前9時20分過ぎに一時480円を超える下落となった。ただ、売り一巡後は下げ渋り日経平均株価の下げ幅は縮小した。東京エレクトロンの1銘柄で日経平均株価を470円押し下げるなど半導体関連株が安い。
    ただ、内需関連株などは堅調で東証33業種のうち29業種は上昇しており、TOPIXは値を上げている。
     
    1日の東京外国為替市場では円相場が1ドル=150円台後半と、4カ月ぶりの円安・ドル高水準をつけた。日銀の植田和男総裁が7月31日の金融政策決定会合後の記者会見で、追加利上げを急がない姿勢を示したためだ。株式市場ではトヨタやスズキなど自動車株の一角に、円安による採算改善を期待した買いが入った。足元で出遅れ感の強かった内需株に物色が向かったことも相場を支えたとの見方があった。
     
    後場の日経平均は半導体関連株を中心に売り優勢の流れが続く展開になりそうだ。東エレクをはじめとする主力半導体株の業績下方修正が市場心理を冷やしており、値がさ株全般に軟調な値動きが波及している。一方で、為替の円安基調が輸出関連株には下支え要因となり、国内主要企業の好決算銘柄には一定の買いも観測されるだろう。とはいえ、利食い圧力や米国市場の弱含みも重しとなり、方向感に乏しい値動きが続くことが想定される。全体として慎重な投資姿勢が続き、個別材料を手掛かりとした物色が中心となろう。

     
    東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは12.32ポイント(0.42%)高の2955.39だった。JPXプライム150指数も続伸した。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆9085億円、売買高は11億2271万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は274。値上がりは1314、横ばいは35だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は電気機器、銀行業、倉庫・運輸関連業などが下落。上昇は輸送用機器、電気・ガス業、食料品など。
     
     
    個別銘柄では、ディスコやアドバンテスト、レーザーテック、ソシオネクストが安く、ソフトバンクグループ(SBG)、フジクラ、古河電気工業、日立が下落した。みずほ、SCREENホールディングスなどが下落した。ほか、前日決算の営業利益と配当見通しの大幅な下方修正が嫌気された東エレクが大幅安、デジタルアーツ、ソシオネクスト、アルビスなどが値下がり率上位となった。
     
    半面、トヨタ自動車やJT、東京電力ホールディングスが高く、ファーストリテイリングやキーエンスが値を上げた。任天堂、コナミG、カプコンなどのゲーム関連株が堅調に推移。また、日本たばこ産業、良品計画、三菱電機などが上昇した。ほか、システナ、富士電機、日本調剤などが値上がり率上位となった。

     


     
    東証スタンダード市場は円安を好感し底堅く推移した。
    スタンダードTOP20は堅調。出来高2億0565万株。
    値上がり銘柄数771、値下がり銘柄数524と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではTANAKEN、マサル、松井建設、大豊建設、大盛工業など91銘柄が年初来高値を更新。篠崎屋、フォーサイド、ディーブイエックス、NITTAN、菱友システムズが買われた。
     
     一方、ノバシステムが年初来安値を更新。トレイダーズホールディングス、電算、光陽社、戸上電機製作所、ぷらっとホームが売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は、指数が年初来高値圏での推移が続いているため個人の投資余力は大きく、中小型株への買いが続いた。
    ただ、利益確定売りに押されて指数は下げる場面もあった。
    東証グロース市場250指数は小幅に続伸した。前引けは前日比1.13ポイント(0.15%)高の761.45だった。グロース250とグロースCoreはともに上昇。
    グロース市場ではライフネットやサンバイオが買われ、MTGやデータセクが下落した。
    値上がり銘柄数261、値下がり銘柄数269と、売り買いが拮抗した。
     
    個別では、ファンデリーがストップ高。情報戦略テクノロジー、フェニックスバイオは一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、ニフティライフスタイル、サイバートラスト、ドリーム・アーツ、トランザクション・メディア・ネットワークスなど15銘柄は年初来高値を更新。ZenmuTech、モンスターラボ、GreenBee、中村超硬、いつもが買われた。
     
     一方、Chordia Therapeutics、PRISM BioLab、オルツ、アルファクス・フード・システム、クリングルファーマが年初来安値を更新。イメージ情報開発、Hmcomm、MTG、TDSE、グロービングが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    1日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比39円98銭安の4万1029円84銭。下げ幅はその後、100円を超える場面があった。

    前日の米株式市場は、NYダウは330ドル安と下落。物価関連指標の発表を受け、米国の利下げ期待が後退したことが警戒された。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げてスタートした。また、為替は1ドル=150円80銭前後と前日夕方に比べ大幅な円安で推移している。












     


    7月31日のNYダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比330ドル30セント安の4万4130ドル98セントで終えた。
     
    朝発表の米指標が経済や労働市場の底堅さを示したが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが遠のくとの見方から、株売りが出た。ユナイテッドヘルス・グループやメルクといったヘルスケア株の下げも重荷となった。
     
    米商務省がこの日発表した6月の米PCE物価指数は、前年同月比2.6%上昇と、伸び率は2カ月連続で拡大。市場予想(2.5%上昇=ロイター通信調べ)も上回った。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は前月と同水準の2.8%。両指数ともに米連邦準備制度理事会(FRB)の物価目標である2%を依然として上回っており、市場では早期利下げ観測が後退する中、リスク回避の売りが膨らんだ。
     
    週間の米新規失業保険申請件数は21万8000件と、市場予想(22万2000件)を下回った。
     
    市場では、「FRBのパウエル議長や(利下げに消極的な)タカ派メンバーには都合の良い内容だった」との受け止めがあった。パウエル議長は前日の記者会見で9月の政策判断を決めていないことを強調し、利下げ観測をけん制していた。経済指標が米経済の底堅さを示したことも、市場の利下げ観測を後退させた。
     
    個別銘柄では、アナリストが投資判断を引き下げたユナイテッドヘルス・グループが6.2%安となる場面があった。メルクやアムジェンも下げた。トランプ米大統領は31日、自身のSNSで米欧の大手製薬会社に送付した書簡を公表した。米国で提供される医薬品の価格を下げることを目的に、「最恵国待遇」を低所得者向けの米公的医療保険「メディケイド」にも適用することなどを求め、業績を下押しするとの見方から関連株に売りが出た。
     
    一方、ダウ平均は上昇する場面もあった。マイクロソフトが一時8.2%高となり、時価総額は4兆ドルを超える場面があった。前日夕発表の2025年4〜6月期決算で売上高や1株利益が市場予想を上回った。クラウド需要が底堅く、7〜9月期の主要3部門をあわせた売上高見通しも市場予想以上となった。
     
    ダウ平均の構成銘柄ではないが、メタも12.8%高となる場面があった。前日発表の4〜6月期決算や7〜9月期の売上高見通しが市場予想を上回った。経営陣は人工知能(AI)開発への設備投資額を増やす見通しを示し、好感された。マイクロソフトとメタにはアナリストの目標株価引き上げが相次いだ。
     
    その他のダウ平均の構成銘柄では、ナイキやIBM、ボーイングが下げた。半面、スリーエム(3M)やアマゾン・ドット・コム、トラベラーズは買われた。
     
    ナスダック総合株価指数は反落し、前日比7.226ポイント安の2万1122.448で終えた。
     
     


    【シカゴ日本株先物概況】
     
    7月31日のシカゴ日経平均先物は上昇した。9月物は前日比125円高の4万765円で終えた。この日は米株式相場が下落した一方で日経平均株価が反発し、シカゴ市場の日経平均先物には買いが優勢となった。
     
    シカゴ日経225先物 (円建て)
     40765 ( -435 )

    シカゴ日経225先物 (ドル建て)
    40795 ( -405 )

    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数

    7月31日の英FTSE100種総合株価指数は前日比横ばい圏で終えた。終値は同4.13ポイント(0.04%)安の9132.81だった。米国市場で取引される銅先物の相場急落を背景に資源株が下げた。
    半面、好決算を公表した銘柄への買いが相場を下支えした。
    米市場での銅先物の価格急落は、米政権が30日に銅と関連製品を輸入する際の関税について方針を示したことがきっかけとなった。高関税が課されると市場が見込んでいた精錬銅が当面は関税の対象から外れる見通しとなり、市場の警戒が緩んだ。
     
    FTSEの構成銘柄では、包装資材大手モンディが12.07安と急落。31日に2025年1〜6月期決算を公表したロンドン証券取引所グループは7.91%安、業績は市場予想に沿った水準だったものの、定額でデータなどを提供するサブスクリプション型サービスの伸び悩みが嫌気された。産銅大手アントファガスタも5.89%安と下げた。
     
    一方、保険会社セント・ジェームズ・プレイスは11.89%高、31日に半期決算を公表した有害生物管理会社レントキル・イニシャルは9.49%高、好調な1〜6月期決算とあわせて通期の業績見通しを引き上げた航空機エンジン大手ロールス・ロイスは8.50%高と大きく買われた。
     
     



    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
     
    7月31日のドイツ株価指数(DAX)は3日ぶりに反落し、前日比196.75ポイント(0.81%)安の2万4065.47で終えた。主要企業による決算発表が本格化するなか、米関税政策が企業収益の逆風になる可能性が改めて意識されている。
     
    個別では、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズが4.43%安、通販大手ザランドが4.21%安、スポーツ用品大手アディダスが3.92%安と下げを主導。半面、セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズは1.76%高、香料大手シムライズは1.71%高、高級車メーカーのポルシェは1.39%高で取引を終えた。


    ■フランス・パリ株価指数

    フランスの株価指数CAC40は3日ぶりに反落し、前日比1.14%安で終えた。

     


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