【市況一覧】
日経平均株価
40,198.39 -601.21 08/04
TOPIX
2,910.98 -37.67 08/04
マザーズ
761.67 -0.60 08/04
NYダウ平均
43,588.58 -542.40 08/02
ナスダック総合
20,650.13 -472.31 08/02


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    --------------------------------------------
    【日経平均】
    41456円23銭(▲370円11銭=0.88%)
    --------------------------------------------
    【TOPIX】
    2951.86(▲25.69=0.86%)
    --------------------------------------------
    【グロース250】
    762.29(△2.81=0.37%)
    --------------------------------------------
    【プライム売買高】17億6754万株(▲4億4145万株)
    --------------------------------------------
    【売買代金】4兆5512億円(▲1兆1752億円)
    --------------------------------------------
    【値上がり銘柄数】745(前日:1357)
    【値下がり銘柄数】818(前日:215)
    --------------------------------------------
    【新高値銘柄数】228(前日:251)
    【新安値銘柄数】0(前日:0)
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    【25日騰落レシオ】124.09(前日:123.08)
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    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は370円安と3日ぶり反落、自動車や銀行株が安い
     2.24日の米国市場ではNYダウは下落もナスダック指数は最高値
     3.日経平均は前日までの2日間で2000円強上昇し利益確定売りも
     4.トヨタやホンダ、マツダが安く、三菱UFJや三井住友FGも軟調
     5.前日発表の決算内容が嫌気され、信越化や三菱自は大幅安に売られた
     
     
     
    今週は、大幅高となった。
    月曜が休場で立ち合いは4日。
    参院選では政権与党が大敗したが、事前の織り込みが進んでいたこともあり、三連休明け22日の日経平均は2桁の下落にとどまった。
    23日は1396円高と4桁の上昇。日米交渉が合意に至ったことが伝わり、これまで関税に対する警戒から物色の蚊帳の外に置かれていた自動車株が人気化した。
    この日に年初来高値を更新すると、24日も大幅高となり、一時4万2000円を上回った。急ピッチの上昇に対する反動で25日は大幅安となったものの、週間では大きく水準を切り上げた。TOPIXは史上最高値を更新した。
    日経平均は週間では約1637円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
     
     
    来週は、波乱含みの展開か。
    FOMCと日銀金融政策決定会合があり、金曜8月1日には米国で7月雇用統計が発表される。
    長期金利や為替の振れ幅が大きくなる可能性がある中で、日米ともに注目度の高い企業の決算が多く出てくる。
    国内ではアドバンテストや東京エレクトロン、米国ではアップルなどが発表を予定しており、個別の値動きが指数を大きく刺激する展開も想定される。
    日米とも株価指数が高値圏にあり、週を通して楽観ムードの強い地合いが継続するとみるものの、大幅高もあれば大幅安もあるといったように、日々のボラティリティは大きくなるだろう。
     
    国内では31日に6月商業動態統計、1日に6月失業率・有効求人倍率が発表される。28日に野村総合研究所、日東電工、29日にアドバンテスト、キーエンス、コマツ、30日に富士通、日産自動車、31日に東京エレクトロン、日立製作所、みずほフィナンシャルグループ、1日に任天堂、日本製鉄、三井物産などが決算を発表する。29日に名証メイン市場に山忠が新規上場する。
    来週の日経平均株価の予想レンジは、4万800~4万2000円前後を想定。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
     
    43314.45  ボリンジャー:+3σ(26週)
    42635.01  ボリンジャー:+3σ(13週)
    42167.04  ボリンジャー:+3σ(25日)
    41465.79  ボリンジャー:+2σ(26週)
     
    41456.23  ★日経平均株価25日終値
     
    41379.66  ボリンジャー:+2σ(25日)
    41295.11  ボリンジャー:+2σ(13週)
    40677.37  均衡表転換線(日足)
    40658.19  6日移動平均線
    40592.27  ボリンジャー:+1σ(25日)
    40150.79  新値三本足陰転値
    40046.08  均衡表基準線(日足)
    39955.21  ボリンジャー:+1σ(13週)
    39804.89  25日移動平均線
    39617.13  ボリンジャー:+1σ(26週)
    39616.42  均衡表転換線(週足)
    39017.51  ボリンジャー:-1σ(25日)
    38615.31  13週移動平均線
    38230.12  ボリンジャー:-2σ(25日)
    38209.45  200日移動平均線
     
     
    ローソク足は陰線を引いたが、終値370.11円安と前日までの連騰による上げ幅2051.42円の2割押しにも満たず、スピード調整的な下げとなった。週足の一目均衡表では遅行線の強気シグナル発生で三役好転の強気形状が完成。転換線と基準線がともに上向きで終了しており、中長期の上昇局面入りを示唆している。プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は124.08(昨日123.07%)と2日連続で過熱ラインの120%を上回ったが、25日移動平均線との乖離率は4.15%(昨日5.39%)と買われ過ぎの5%を下回っており、反動安圧力は限定的とみられる。
     
     

    【大引け概況】

    25日の日経平均株価は3日ぶりに反落し、終値は前日比370円11銭安の4万1456円23銭だった。


     

    本日のマーケット動画
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    前日の米株式市場では、NYダウが316ドル安だったが、ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。この流れを受けた東京株式市場は、日経平均株価が前日比65円安でスタート。前日までの2日間で日経平均株価は2000円を超える上昇を演じたことから、利益確定売りが膨らみ、下値を切り下げる展開が続いた。決算内容を嫌気して急落する銘柄も目立ち、今後の業績発表を警戒視する「ガイダンスリスク」も意識された。足もとで値を上げた自動車や銀行株などに売りが膨らみ、日経平均株価は一時430円を超える下落となる場面があった。
     
    24日に四半期決算を発表した信越化が急落し、日経平均の重荷となった。
    日経平均は前日までの急ピッチな上げで、25日移動平均からの上方乖離(かいり)率は「買われすぎ」を示す5%を超えていた。短期的な過熱感が高まっていたところに、市場予想を下回る四半期決算を発表した主力株に売りが膨らんだ。
    2026年3月期の連結純利益の見通しが市場予想に届かなかった信越化は一時10%安、25年4〜6月期に大幅減益となった三菱自は一時9%安とそれぞれ急落した。25年12月期通期で2度目となる業績予想の下方修正を発表したキヤノンも4%安となった。25年1〜6月期決算が6年ぶり赤字となったルネサスも一時6%安となった。来週以降に発表が本格化する4〜6月期決算で保守的な業績見通しを発表する企業が相次ぐとの警戒が高まり、投資家心理の悪化につながった。
     
    今週に入り大きく上昇したトヨタやSUBARU、マツダなどの自動車株に利益確定目的の売りが膨らんだ。日米政府が合意した15%の自動車・部品関税を巡って、米車業界から不満が噴出していると伝わったのも売り材料となった。米メーカーの多くが完成車や部品を輸入するメキシコやカナダなどの国々に対する税率は25%のままとあって不満につながったようだ。市場では「米国との関税交渉合意や首相交代による財政拡大の思惑などから、日本株はいいとこ取りの展開が続いていたため、短期的な揺り戻しが起きても不思議はない」との指摘があった。
     
    前日に1年ぶりに最高値を更新した東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。終値は25.69ポイント(0.86%)安の2951.86だった。JPXプライム150指数は3日ぶりに反落し、16.00ポイント(1.23%)安の1287.57で終えた。


     



    東証プライムの売買代金は概算で4兆5512億円、売買高は17億6754万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は818。値上がりは745、横ばいは62だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は化学、鉄鋼、輸送用機器、ゴム製品などが下落した。上昇は倉庫・運輸関連業、海運業など。
     
    個別銘柄では、レーザーテック、東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニクスが安く。三菱重工業が安く、良品計画、サンリオ、キーエンス、キヤノン、ソニーGが軟調。トヨタ自動車、ホンダ、マツダなどの自動車関連株が軟調に推移。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループも軟調だった。ほか、前日の決算発表を嫌気された信越化学が大幅安、メドピア、三菱自動車工業、アマノなどが値下がり率上位となった。
     
    一方、中外薬や大塚HDなどの医薬品株は買われ、ディスコ、アドバンテスト、ソシオネクストなどの一部の半導体関連株が堅調に推移。また、フジクラ、ソフトバンクグループ(SBG)、日本郵船、古河電工、IHI、ニデックなどが上昇した。ほか、太平洋工業、マネーフォワード、三井松島HDなどが値上がり率上位となった。







     


     
    東証スタンダード市場は、日経平均株価は一服となったが、スタンダード市場は出遅れ感が強く、堅調相場が続いた。
    東証スタンダード市場指数は4日続伸し、前日比1.30ポイント(0.09%)高の1411.44と連日で算出来高値を更新した。
    値上がり銘柄数327、値下がり銘柄数236と、値上がりが優勢だった。
    スタンダードTOP20は小幅安。出来高4億6800万株。
     
    個別ではAKIBAホールディングスがストップ高。テクノマセマティカル、メディシノバ・インクは一時ストップ高と値を飛ばした。TANAKEN、明豊ファシリティワークス、日本電技、植木組、大成温調など107銘柄は年初来高値を更新。光陽社、明和地所、光・彩、IGポート、ピクセルカンパニーズが買われた。
     
     一方、イクヨがストップ安。みのやは年初来安値を更新。ヤマト モビリティ & Mfg.、河西工業、イメージ ワン、リベルタ、ウインテストが売られた。
     


    東証グロース市場は新興市場では、大型株に比べ出遅れていた中小型株に買いが広がった。市場では「前日までに上昇した大型株に利益確定の売りを出し、中小型株を買う循環物色の動きが一部でみられた」との声が聞かれた。
    東証グロース市場250指数は4日続伸した。終値は前日比2.81ポイント(0.37%)高の762.29だった。グロース250は続伸。グロースCoreは続落。
    グロース市場ではブルーイノベやサンバイオが上昇した。一方、ジーエヌアイやヘリオスは下落した。
    値上がり銘柄数842、値下がり銘柄数554と、値上がりが優勢だった。
     
     
    24日に東証グロース市場に新規上場したフラーは上場2日目となる25日、13時3分に公開価格(1170円)の4.4倍にあたる5200円で初値を付け、終値は初値比700円(13.46%)安の4500円だった。
     
    個別ではFRONTEO、イメージ情報開発、ビーマップ、フューチャーリンクネットワークがストップ高。INGS、ジェイグループホールディングス、ベガコーポレーション、リップス、バリューゴルフなど24銘柄は年初来高値を更新。ブルーイノベーション、ブランジスタ、ブランディングテクノロジー、勤次郎、シンメンテホールディングスが買われた。
     
    一方、アルファクス・フード・システムがストップ安。coly、いつも、Delta-Fly Pharma、キッズウェル・バイオ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが売られた。
     


     
    25日午前の日経平均株価は反落し、午前終値は前日比256円10銭安の4万1570円24銭だった。
    日米関税交渉の合意を手掛かりに日経平均は前日までの2日間で2000円強上昇し、2024年7月11日の過去最高値(4万2224円)に接近していた。週末を控えたきょうは高値警戒感からの売りが優勢となった。
     
    前日の米株式市場はIBM<IBM>やハネウェル<HON>の下落などが響き、NYダウが316ドル安だった。ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。この流れを受けた東京株式市場は、日経平均株価が前日比65円安と値を下げてスタート。前日までの上昇で利益確定売りが膨らんだほか、今後本格化する決算発表に対する警戒感も浮上。日経平均株価は200円を超える下落となった。自動車株や銀行株などが軟調に推移している。
     
    前日まで上昇が目立ったマツダやSUBARUなど自動車株が売りに押された。前日に四半期決算発表した信越化やキヤノンが急落したことも、日経平均を押し下げた。
     
    午前の株式市場では前日に決算を発表した企業の下げが目立った。2026年3月期の連結純利益の見通しが市場予想に届かなかった信越化は一時10%安、25年4〜6月期に大幅減益となった三菱自は一時9%安とそれぞれ急落した。今期2度目となる業績予想の下方修正を発表したキヤノンも4%安となった。これから発表が相次ぐ4〜6月期の決算発表への警戒が高まり相場の重荷となった。
     
    東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは18.78ポイント(0.63%)安の2958.77だった。JPXプライム150指数は反落し、11.90ポイント(0.91%)安の1291.67で前場を終えた。
     
    時価総額が大きい大型株で構成される「TOPIXコア30」は1.04%下落した一方、中小型株で構成される「TOPIXスモール」は0.36%上昇した。前日まで大型株の上昇が主導する形で日経平均は水準を切り上げただけに、きょうは一転して前日まで上昇が目立った銘柄への売りが膨らんだ。
     
    後場の日経平均株価は引き続きこう着感の強い値動きとなりそうだ。円相場も安定的な動きの中、売り圧力が優勢だった自動車や精密機器など主力株の調整色が引き続き強く、週末要因と合わせて利益確定売りが先行しやすい状況が継続すると想定される。
    一方、市場参加者は引けにかけて買い戻しのタイミングを探る構えもありそうで、一段の下振れは限定的となるか。後場にかけて大きな手掛かり材料が乏しいと、現状のラインでもみ合う展開が想定されるだろう。

     
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2842億円、売買高は8億8433万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は673。値上がりは870、横ばいは80だった。
     
     
    業種別では、化学、鉄鋼、輸送用機器などが値下がり率上位、海運業、倉庫・運輸関連業、パルプ・紙などが値上がり率上位に並んでいる。
     
    個別では、トヨタ自動車、本田技研工業、マツダなどの自動車関連株が軟調に推移。また、三菱UFJフィナンシャル・グループが安く、レーザーテックや東京エレクトロン、ルネサス、サンリオ、キーエンス、キヤノン、ソニーGなどが下落した。ほか、前日の決算発表を嫌気された信越化が大幅安、メドピア、三菱自動車工業、安川電機などが値下がり率上位となった。
     
    半面、ディスコやフジクラ、ソフトバンクグループが高く、アドバンテストや良品計画は値を上げた。また、古河電工、IHI、バンナムHD、ニデックなどが上昇した。ほか、マネーフォワード、三井松島HD、サンウェルズなどが値上がり率上位となった。

     


     
    東証スタンダード市場は前日までの急上昇を受けた利益確定の売りも出た。ただ、押し目買いも入り、株価指数の下げ幅は限られた。
    スタンダードTOP20は小幅安。出来高2億3383万株。
    値上がり銘柄数790、値下がり銘柄数539と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではメディシノバ・インクが一時ストップ高と値を飛ばした。TANAKEN、明豊ファシリティワークス、日本電技、植木組、大成温調など91銘柄は年初来高値を更新。光陽社、AKIBAホールディングス、テクノマセマティカル、FCE、エス・サイエンスが買われた。
     
     一方、みのやが年初来安値を更新。河西工業、西川計測、フロイント産業、unbanked、ヤマト モビリティ & Mfg.が売られた。
     


     
    東証グロース市場は日米関税交渉の合意を手掛かりに個人投資家の心理は強気に傾いたままで、新興株の物色が続いた。市場関係者は、「新興株は大型株に比べて出遅れ銘柄が多く、買いが継続して入った」と指摘した。
    東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比2.42ポイント(0.32%)高の761.90だった。
    グロース市場ではフロンテオやブルーイノベが上昇した。一方、ジーエヌアイやQPS研究所は下落した。
     
    東証グロース市場に24日に新規上場したフラーは上場2日目となる25日も買い注文が膨らみ、午前は買い気配のまま取引が成立しなかった。前引け時点の気配値は4585円と、公開価格(1170円)の3.9倍となっている。値上がり銘柄数318、値下がり銘柄数231と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではFRONTEO、ビーマップがストップ高。INGS、リップス、イメージ情報開発、バリューゴルフ、colyなど17銘柄は年初来高値を更新。ブルーイノベーション、ブランディングテクノロジー、ブランジスタ、YCPホールディングス(グローバル)リミテッド、プロパティデータバンクが買われた。
     
     一方、アルファクス・フード・システムがストップ安。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、Delta-Fly Pharma、キッズウェル・バイオ、Will Smart、ジーエヌアイグループが売られた。
     

    【寄り付き概況】
     
    25日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比65円76銭安の4万1760円58銭。寄り付き後、下げ幅は一時100円を超えた。
     
    前日の米株式市場は、NYダウが316ドル安だった。IBM<IBM>やハネウェル<HON>の下落などが響いた。ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。この流れを受けた東京株式市場では、日経平均株価が値を下げて始まった。前日までの上昇で利益確定売りが優勢となっている。為替は1ドル=147円10銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。



     


    25日の東京株式市場は、軟調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、4万1300円-4万1900円を想定。(24日終値4万1826円34銭)
     
    米国株はまちまち。ダウ平均が下落し、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は316ドル安の44693ドルで取引を終えた。
     
    日経平均株価は22日の終値(3万9774円)からきのう24日の終値(4万1826円)まで2000円を超える上昇となっていることから短期的な過熱感が警戒される。
     
    また、週末要因も重なることから、利益確定売りに押されそうだ。ただ、上昇ペースが早かっただけに、買い遅れている投資家による押し目買いも見込まれる。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(24日は146円41-42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の後半(同172円20-24銭)と円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比265円安の4万1605円だった。
     
    【好材料銘柄】 

    ■ファンデリー <3137>
    「楽天マート」で国産ハイブランド冷食「旬をすぐに」の販売を開始。

    ■フライトソリューションズ <3753> 
    マルチ決済装置の新モデル「Incredist Premium 3」の大口受注を獲得。26年3月期の業績予想には織り込み済み。

    ■KOA <6999> 
    今期経常を一転38%増益に上方修正。

    ■信越ポリマー <7970> 
    非開示だった今期経常は6%増で2期連続最高益、未定だった配当は4円増配。
     
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    25(金)
    【国内】
    7月東京都区部消費者物価指数(CPI)(8:30)
    6月企業向けサービス価格指数(8:50)
    《決算発表》
    ファナック、ルネサス、スクリン、ミスミG、九電工、七十七、ほくほく、アマノ、第四北越、ジャフコG、伊勢化、阿波銀、メタウォーター、エスコン、ホギメディ、太平洋、日本電技、SBIGアセット、極東証券、椿本興、ジェコス、東光高岳、日精線、石原ケミカル、三晃金、ブルドック、ヒガシHD、高純度化、大丸エナ、オーゼックス、東会舘、TOYOイノベ、PLANT、モバファク、テクノHR、小野測、今村証券

    【海外】
    独7月Ifo景況感指数(17:00)
    米6月耐久財受注(21:30)
    《米決算発表》
    フィリプス66、センティーン、エーオン、チャーター・コミュニケーションズ、HCAホールディングス

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    24日のNYダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落し、前日比316ドル38セント(0.70%)安の4万4693ドル91セントで終えた。
     
    IBMが前日引け後に発表した2025年4~6月期決算は、生成AI(人工知能)関連が好調だったものの、ソフトウエア部門の業績が予想を下回った。これが嫌気された同株は7%超安と急落。相場の足を引っ張った。 
     増収増益決算だった米複合企業ハネウェル・インターナショナルも6%超安と振るわなかった。通期業績予想は上方修正されたが、「トランプ米政権の高関税政策の影響」(市場参加者)が懸念され、売りが先行した。
     日米関税交渉合意を好感した買いが膨らみ、ダウは23日、昨年12月に付けた史上最高値に迫った。この日は高値警戒感から利食い売りが進んだことも相場を抑えた。
     
    ダウ平均は前日に507ドル上昇し、年初来高値を更新していた。24日は主力株の一角に目先の利益を確定する売りが出やすかった。
     
    一方、ハイテクや半導体株には買いが優勢になり、株式相場を支えた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、23日夕に市場予想を上回る決算を発表したアルファベットが買われた。クラウド事業の伸びが加速し、25年の設備投資額の見通しは引き上げた。目標株価を引き上げるアナリストも多かった。
     
    クラウドを手掛け、人工知能(AI)に積極的に投資するアマゾン・ドット・コムやマイクロソフトも上昇した。AI向け半導体の需要の強さも意識され、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、ブロードコムなども買われた。市場では「AI銘柄が株高を支える流れが当面続きそうだ」との見方があった。
     
    米国と貿易相手による関税交渉を巡っては、日本に続いて、欧州連合(EU)も合意が近いと報じられている。相互関税の上乗せ分の発動停止期限となる8月1日が近づくなか、協議の進展期待は投資家心理を支えた。ただ、トランプ米大統領は23日、相互関税が「15〜50%の範囲になる」とも述べており、依然として関税を巡る不透明感はくすぶった。
     
    そのほかの個別銘柄ではナイキやマクドナルド、ボーイングが売られた。半面、シェブロンやウォルマートは買われた。
     
    ナスダック総合株価指数は続伸し、前日比37.942ポイント(0.18%)高の2万1057.959(速報値)で終えた。連日で最高値を更新した。大手ハイテク株や半導体株の一角が買われたなか、テスラは8%あまり下げた。前日夕に四半期決算の発表と併せて、今後数四半期が厳しい事業環境になる可能性を示した。
     
    S&P500種株価指数は前日比4.44ポイント(0.06%)高の6363.35(速報値)で終えた。4日連続で最高値を更新した。
     
     


    【シカゴ日本株先物概況】
    24日のシカゴ日経平均先物は下落した。9月物は前日比35円安の4万1605円で終えた。前日に大幅に上昇していたこともあり、売りがやや優勢となった。
     
     
    シカゴ日経225先物 (円建て)
    41605 ( -265 )
     
    シカゴ日経225先物 (ドル建て)
    41655 ( -215 )
     
    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
     
    24日の英FTSE100種総合株価指数は6日続伸し、最高値を更新した。終値は前日比76.88ポイント(0.84%)高の9138.37だった。業績や見通しについて投資家の安心感を誘う個別材料を公表した銘柄に買いが入り、指数を押し上げた。
     
    FTSEの構成銘柄では、2025年4〜6月期の調整済みEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が市場予想を上回った通信大手BTが10.43%高、25年12月期の売上高見通しの下限を引き上げた生活用品大手レキット・ベンキーザーが9.96%高、システムキッチンメーカーのハウデン・ジョイナリーが8.92%高と急伸。一方、エネルギー大手SSEは3.16%安、保険大手ビーズリーは2.25%安、産金大手フレスニロは2.05%安と売られた。





    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
     
    24日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前日比55.11ポイント(0.22%)高の2万4295.93で終えた。米国と欧州連合(EU)の関税協議が進展するとの期待が投資家心理を支えた。朝方には2万4514まで上昇し、7月9日につけた最高値(2万4549)に迫る場面があった。
     
    個別では、24日公表した2025年4〜6月期決算が市場予想を上回ったドイツ銀行に買いが集まりドイツ銀行が9.13%高、通信大手ドイツテレコムが5.05%高、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズが2.97%高と相場をけん引。半面、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズは5.06%安、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズは4.24%安、防衛大手ラインメタルは1.77%安と下げが目立った。




    ■フランス・パリ株価指数

    フランスの株価指数CAC40は反落し、前日比0.40%安で終えた。リストラ費用が響いて25年4〜6月期が最終赤字となったスイスの半導体大手STマイクロエレクトロニクスが急落。3Dソフトウエアの仏ダッソー・システムズの下げも目立った。半面、金融が上昇した。


     



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