Market Data
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【日経平均】
37755円51銭(▲372円62銭=0.98%)
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【TOPIX】
2738.96(▲24.33=0.88%)
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【グロース250】
708.64(△8.25=1.18%)
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【プライム売買高】20億2594万株(▲2億3504万株)
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【売買代金】4兆7779億円(▲6705億円)
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【値上がり銘柄数】489(前日:570)
【値下がり銘柄数】1098(前日:1033)
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【新高値銘柄数】63(前日:80)
【新安値銘柄数】19(前日:14)
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【25日騰落レシオ】146.54(前日:138.99)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、NYダウ軟調受け利食い優勢
2.為替市場の円高も嫌気され、スピード警戒感を助長
3.先物主導で大幅安、3万8000円割れも後半下げ渋る
4.半導体関連利食われ、円高で自動車株への売り続く
5.個別株は決算発表絡みで明暗、全体の3分の2が下落
日経平均は大幅安。後場は下げ幅拡大とはならなかったものの、きのうのように大きく戻すことはできなかった。円高くらいしか売り材料がない割には値幅を伴った下げとなっており、楽観ムードが急速に冷え込んでいる。
グロース250指数が強いだけにリスクオフではないが、今週で決算発表がほぼ一巡するだけに、大型株を敬遠して中小型株にシフトする動きはこれまで以上に強まるかもしれない。
本日の米国では4月の小売売上高や生産者物価指数(PPI)など注目度の高い指標を消化する。米長期金利やドル円にも大きな動きが出てくる可能性がある。15日16時時点でドル円は145円60銭近辺で推移している。現状では円高に振れてしまうと日本株は買いづらくなるだけに、145円割れを回避できるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
41360.47 ボリンジャー:+2σ(26週)
41076.05 ボリンジャー:+3σ(13週)
40528.04 ボリンジャー:+3σ(25日)
39595.15 ボリンジャー:+1σ(26週)
39552.28 ボリンジャー:+2σ(13週)
38837.42 ボリンジャー:+2σ(25日)
38028.52 ボリンジャー:+1σ(13週)
37872.83 均衡表雲上限(週足)
37868.03 200日移動平均線
37829.83 26週移動平均線
37755.51 ★日経平均株価15日終値
37690.52 6日移動平均線
37267.06 均衡表転換線(日足)
37146.80 ボリンジャー:+1σ(25日)
37038.05 75日移動平均線
36928.63 新値三本足陰転値
36791.45 均衡表雲下限(週足)
36504.75 13週移動平均線
36064.51 ボリンジャー:-1σ(26週)
35595.49 均衡表基準線(週足)
35536.27 均衡表雲上限(日足)
35456.18 25日移動平均線
昨日に続いて高値と安値も切り下がり、ローソク足は2日連続の小陰線を引いた。終値は200日移動平均線(本日37868.03円)下の5日線(37842.90円)を下回り、上げ一服の形状となった。25日線乖離率は6.48%と天井圏到達の目安となる8%を超えた昨日(8.34%)比では縮小したが、依然として高水準にとどまり、短期的な調整圧力の強まりに引き続き留意したい。
【大引け概況】
15日の日経平均株価は続落し、大引けは前日比372円62銭安の3万7755円51銭だった。
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朝方から先物主導でリスク回避の相場展開を強いられた。前日の米国株市場ではハイテク株中心に買いが入りナスダック総合株価指数は6日続伸と気を吐いたものの、NYダウは続落するなど上昇一服感が出てきた。
東京株式市場でも日経平均が4月下旬以降に急ピッチの戻りをみせていただけに、目先はスピード警戒感から利食い急ぎの動きが顕在化した。下げ幅は一時500円に迫ったが、根強い先高観を背景とした押し目買いや売り方の買い戻しも目立ち、やや下げ渋って終えた。
外国為替市場でドル安・円高に振れたことも市場センチメントを冷やした。前日に買われた半導体関連が利食われたほか、自動車株への売りが止まず全体指数を押し下げた。
個別には企業決算発表がピークを迎えるなか、好決算銘柄と決算内容が芳しくない銘柄とで明暗を分ける形となっている。値下がり銘柄は全体の約3分の2を占めた。なお、売買代金は減少傾向で5兆円を下回った。
一部の通信社が14日に「米国と韓国の会談で韓国ウォン相場について協議した」と報じた。米国が日本にもドル高是正を求めるとの思惑が浮上し、外国為替市場では円買い・ドル売りが優勢となっている。輸出採算悪化への警戒から、トヨタやホンダなどの自動車株が売られた。
加藤勝信財務相が来週、カナダでベッセント米財務長官との会談を検討していることが明らかになっている。市場では「『為替の動向は市場が決める』という認識の再確認にとどまりそうだが、日本株にとっては足元で過熱感が高まっていただけに、利益確定売りの口実になりやすかった」との声が聞かれた。
日経平均は、米中両国の追加関税の引き下げ合意を受け水準を戻してきただけに、当然の調整との受け止めが多い。米国では15日、4月の卸売物価指数(PPI)などの経済指標の発表が相次ぐ。関税政策の影響が米国の消費にどの程度悪影響を及ぼしているのか確認したいところだ。また、パウエルFRB議長やバーFRB理事の発言機会も予定されており、発言内容を見定めたい。もっとも、決算発表はピークを通過した。今後は機関投資家も動きやすくなると考えられ、底堅さは意識されやすいだろう。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は24.33ポイント(0.88%)安の2738.96だった。JPXプライム150指数も続落し、10.77ポイント(0.88%)安の1209.09で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆7778億円、売買高は20億2594万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1098と全体の7割近くを占めた。値上がりは489、横ばいは46だった。
業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、その他製品、証券・商品先物取引業などが下落。繊維製品、陸運業、海運業などは上昇した。
個別では、断トツの売買代金をこなしたディスコが反落、レーザーテックなどの半導体関連株のほか、フジクラ、IHI、ソニーグループ、レーザーテックなども値を下げた。アシックスが急落、トヨタ自動車が安く、任天堂も軟調。楽天グループも下げた。後場入り後は決算が嫌気されて第一生命HDが売られた。GENOVAが値下がり率トップに売り込まれたほか、GMOインターネット、シンクロ・フード、イー・ギャランティ、イー・ギャランティなども大幅安。三菱製紙も大きく水準を切り下げた。
一方、三菱重工業が買い優勢だったほか、川崎重工業も頑強。川崎汽船、商船三井などの海運株が堅調に推移。また、太陽誘電、長谷工コーポ、三菱重工業、京成電鉄などが上昇した。そのほか、サンリオがしっかり、今期大幅増益見通しや自社株買いを発表したUTグループが急騰、共同印刷、ブイ・テクノロジーが値を飛ばし、武蔵精密工業も物色人気を集めた。ラサ工業、メドピア、ジェイエイシーリクルートメントなどが値上がり率上位となった。
15日午前の日経平均株価は続落し、前引けは前日比422円39銭安の3万7705円74銭だった。
これまでの急ピッチの上昇の反動が出て、目先高値警戒感から先物主導で大きく下値を探る展開となった。
前日の米国株市場ではナスダック総合株価指数の上値指向は続いているもののNYダウが続落するなど上昇一服局面にある。また、外国為替市場でやや円高方向に振れており、輸出セクター中心に向かい風となっている。ここショートカバーで戻り足を強めていた半導体関連株の上げ足が止まり、利食い急ぎの動きが観測される。値下がり銘柄数は1200を超え、プライム市場全体の74%の銘柄が安くなった。
一部の通信社が14日に「米国と韓国の会談で韓国ウォン相場について協議した」と報じた。米国が日本にもドル高の是正を求めるとの思惑から、前日夕の外国為替市場で円相場は一時145円台後半まで上昇した。円相場は引き続き前日17時時点に比べて強含んでおり、輸出採算悪化への懸念からトヨタやホンダなどの自動車株が軒並み安となった。
市場では「米中両国の追加関税の引き下げ合意もあって日本株は急ピッチで戻してきたため、買い疲れが意識されている。『高所恐怖症』の投資家から利益確定売りも出やすかった」との指摘があった。
後場の日経平均株価は、軟調な値動きが継続しそうだ。戻り待ちの売りに押されるなか、今週企業決算発表のピークを迎えており、引き続き様子見ムードが広がろう。また、円相場が1ドル=146円台前半に上昇しており、相場の重石となろう。高値警戒感が広がる中、好業績・好材料を発表した銘柄中心に選別を進めたい。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。前引けは26.82ポイント(0.97%)安の2736.47だった。JPXプライム150指数も続落し、13.14ポイント(1.08%)安の1206.72で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆3131億円、売買高は9億5087万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1213と全体の7割を占め、値下がりは383、横ばいは36だった。
業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、その他製品、保険業などが下落。繊維製品、海運業、倉庫・運輸関連業などは上昇した。
個別では、ディスコやアドバンテスト、レーザーテックなどの半導体関連株のほか、ソニーグループ、トヨタ自動車、フジクラ、IHI、ファーストリテ、などが下落した。ほか、前期は一転減益決算で今期も2ケタ減益見通しとなったGENOVAが急落、GMOインターネット、シンクロ・フード、イー・ギャランティなどが値下がり率上位となった。
ソニーグループ、任天堂なども軟調。GENOVAが急落、GMOインターネット、シンクロ・フードなども大幅安となった。
一方、三菱重工業がしっかり、川崎汽船、商船三井などの海運株が堅調に推移。また、スクウェア・エニックス・ホールディングス、日立、SMCなどが上昇した。そのほか、今期大幅増益見通しや自社株買いを発表したUTグループが急騰、ラサ工業、スターティアホールディングス、ジェイエイシーリクルートメントなどが値上がり率上位となった。
東証スタンダード市場はこのところの急激な上昇による高値警戒感に加え、昨日に比べ為替が円高となっていることから幅広い銘柄が売られる展開となった。
スタンダードTOP20は反落。出来高2億6539万株。
値上がり銘柄数567、値下がり銘柄数789と、値下がりが優勢だった。
個別では、MICが一時ストップ高と値を飛ばした。アズパートナーズ、クルーズ、ジェイテック、夢みつけ隊、アプライドなど47銘柄は年初来高値を更新。アルファパーチェス、ノムラシステムコーポレーション、精工技研、日本化学産業、ユニバーサルエンターテインメントが買われた。
一方、NITTOKU、川辺、近鉄百貨店、スターフライヤー、乾汽船など6銘柄が年初来安値を更新。東京自働機械製作所、ハーモニック・ドライブ・システムズ、ジェイ・エスコムホールディングス、タイガースポリマー、ASTIが売られた。
東証グロース市場は外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れるなか、円高進行が業績にプラスに働く内需銘柄の多い新興株市場では買いが優勢だった。決算を発表した新興株市場の主力株の一角が買われたことも指数を押し上げた。
東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比1.53ポイント(0.22%)高の701.92だった。グロースCoreは反落。
グロース市場ではトライアルやサンバイオ、タイミーが上昇した。一方、GENDAやライフネット、ジーエヌアイが下落した。
値上がり銘柄数247、値下がり銘柄数314と、値下がりが優勢だった。
個別ではAiロボティクス、ZenmuTech、FFRIセキュリティ、AVILEN、Rettyがストップ高。ナイル、イーエムネットジャパンは一時ストップ高と値を飛ばした。Synspective、クリアル、dely、トヨコー、リネットジャパングループなど30銘柄は年初来高値を更新。弁護士ドットコム、サイバートラスト、ヤプリ、レナサイエンス、網屋が買われた。
一方、ヌーラボ、ペットゴー、交換できるくんが一時ストップ安と急落した。ユナイテッド、オルツ、インフォメティス、アクセルマーク、WDBココは年初来安値を更新。ポート、Arent、INFORICH、ブティックス、KIYOラーニングが売られた。
【寄り付き概況】
15日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比295円77銭安の3万7832円36銭。下げ幅は一時300円を超えた。
前日の欧州株市場は高安まちまちだったが、ドイツやフランスなど主要国の株価指数が軟調に推移したほか、米国株市場でも景気敏感株などを中心に利益確定売り圧力が拭えず、NYダウが続落した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は6日続伸と引き続き強さを発揮しているが上値が重くなっている。東京株式市場でも最近の急ピッチな株価上昇の反動が意識されやすい状況にある。外国為替市場で足もとドル安・円高方向に振れていることも、輸出セクター中心に向かい風となっている。
東証株価指数(TOPIX)も続落している。
個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)などの値がさ株が売られ、任天堂やソニーGも下げている。一方、HOYAや安川電が買われ、京セラやニデックも高い。
15日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万7700円-3万8200円を想定。(14日終値3万8128円13銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は89ドル安の42051ドルで取引を終えた。
現地14日の米国株式市場では、ハイテク株が買われナスダック総合指数やSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が上昇した。
日本株も同様の動きが期待されるものの、為替市場でドル・円が1ドル=146円台の半ば(14日は146円98-99銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円前後(同164円83-87銭)と円高方向に振れていることから、利益確定売りに押される場面もありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比420円安の3万7720円だった。
【好材料銘柄】
■三井住友建設 <1821>
インフロニア・ホールディングス <5076> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株600円で14日終値を9.09%上回る水準。買い付け日程の詳細は決まり次第明らかにする。
■LIFULL <2120>
今期最終を2.2倍上方修正・7期ぶり最高益更新へ。
■ジェイエイシーリクルートメント <2124>
1-3月期(1Q)経常は54%増益で着地。
■UTグループ <2146>
今期経常は43%増で2期ぶり最高益、前期配当を22.65円増額・今期は27.74円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.8%にあたる150万株(金額で19億6500万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月15日から8月8日まで。
■クエスト <2332>
今期経常は12%増で8期連続最高益更新へ。
■Aiロボティクス <247A>
今期経常は97%増で4期連続最高益更新へ。
■グッドライフカンパニー <2970>
1-3月期(1Q)経常は61%増益で着地。
■MIC <300A>
今期経常は32%増で5期ぶり最高益、前期配当を3.5円増額・今期は9.5円増配へ。
■セキュアヴェイル <3042>
今期経常は2.9倍増益、前期配当を4期ぶり2円で復配・今期は3円増配へ。
■フージャースホールディングス <3284>
今期経常は16%増で2期連続最高益、前期配当を4円増額・今期は12円増配へ。
■トラスト <3347>
前期経常は16%増で上振れ着地・4期連続最高益、今期業績は非開示。
■スターティアホールディングス <3393>
今期経常は8%増で4期連続最高益、前期配当を12円増額・今期は3円増配へ。
■トヨコー <341A>
今期経常は2.1倍増で2期連続最高益更新へ。
■ラサ工業 <4022>
今期経常は6%増で3期ぶり最高益、前期配当を24円増額・今期は8円増配へ。
■日本化学産業 <4094>
株主優待制度を新設。毎年9月末と3月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、保有期間に応じて5000~1万5000円分のQUOカードを贈呈する。今期経常は56%減益、14円増配へ。
■カネカ <4118>
今期経常は16%増益、30円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の4.77%にあたる300万株(金額で120億円)を上限に自社株買いを実施。取得した自社株は26年3月31日付で全て消却する。
■ヤプリ <4168>
1-3月期(1Q)経常は23%増益で着地、今期は上場来初配当12円実施へ。
■ネオマーケティング <4196>
今期最終を一転16%増益に上方修正。
■児玉化学工業 <4222>
今期経常は6.7倍増益へ。
■シノプス <4428>
1-3月期(1Q)経常は6.3倍増益で着地。
■ギフティ <4449>
1-3月期(1Q)経常は2倍増益で着地。
■アイキューブドシステムズ <4495>
1-3月期(3Q)経常は46%増益、今期配当を2円増額修正。
■免疫生物研究所 <4570>
今期経常は15%増で2期連続最高益、13期ぶり6円で復配へ。
■スペースシャワーSKIYAKIホールディングス <4838>
今期経常は46%増で2期連続最高益、3円増配へ。
■日本山村硝子 <5210>
今期経常は21%増益、前期配当を20円増額・今期は15円増配へ。
■ナイル <5618>
株主優待制度を新設。毎年6月末と12月末時点で100株以上を保有する株主のうち、自社サービス「定額カルモくん」を申し込んだ株主に10万円をキャッシュバックする。また、毎年12月末時点で100株以上を保有する株主に、保有株数に応じてデジタルギフト1000~2000円分を贈呈する。そのほか、単月黒字化記念特別株主優待を実施。100株以上を23年12月末基準日~25年6月末基準日まで継続保有する株主にデジタルギフト1000円分を贈呈する。1-3月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
■弁護士ドットコム <6027>
今期経常は42%増で3期連続最高益更新へ。また、リーガル特化型AIエージェント「Legal Brain エージェント」を提供開始。
■メドピア <6095>
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。石見陽会長が代表を務めるNMTがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株700円で14日終値を49.6%上回る水準。買い付け期間は5月15日から6月25日まで。
■ACSL <6232>
1-3月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
■大同工業 <6373>
椿本チエイン <6371> が株式交換で完全子会社化する。26年1月1日付で同社株1株に対し、椿本チ株0.65株を割り当てる。
■NITTAN <6493>
今期経常は29%増益、2円増配へ。
■宮越ホールディングス <6620>
中国子会社が深セン市で推進している「ワールド・イノベーション・センター」プロジェクトが本格スタート。
■精工技研 <6834>
前期経常が上振れ着地・今期は4%増益、10円増配へ。
■ギークス <7060>
今期経常は34%増益、10円増配へ。
■フォーラムエンジニアリング <7088>
今期経常は18%増益、前期配当を3円増額・今期は9.5円増配へ。
■ポピンズ <7358>
1-3月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
■いつも <7694>
前期経常が上振れ着地・今期は5.2倍増益へ。
■パラマウントベッドホールディングス <7817>
今期経常は11%増益、28円増配へ。
■東祥 <8920>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.99%にあたる268万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月15日から11月28日まで。
■NCS&A <9709>
今期経常は12%増で2期連続最高益、4円増配へ。
【主な経済指標・スケジュール】
15(木)
【国内】
4月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
《決算発表》
三菱UFJ、みずほ、ゆうちょ、ブリヂストン、日本郵政、第一生命、アシックス、T&DHD、三菱HCキャ、エーザイ、かんぽ、荏原、キオクシアHD、JRE、電通G、京都FG、すかいHD、飯田GHD、サイバエージ、クレセゾン、アサヒインテック、近鉄GHD、日産化、サンドラッグ、浜ゴム、日清粉G、レゾナックHD、住友ゴム、アマダ、堀場製、アルフレッサHD
【海外】
米4月生産者物価指数(PPI)(21:30)
米4月小売売上高(21:30)
米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数(21:30)
米4月鉱工業生産指数(22:15)
米4月設備稼働率(22:15)
米5月NAHB住宅市場指数(23:00)
《米決算発表》
ウォルマート、アプライド・マテリアルズ、ディア
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
14日のNYダウ工業株30種平均は続落し、前日比89ドル37セント(0.21%)安の4万2051ドル06セントで終えた。
米中貿易摩擦の緩和を期待した買いが続いた後で、景気敏感株を中心に持ち高調整の売りが優勢になった。半面、半導体やハイテク株の一角への買いが相場を支え、ダウ平均の下値は堅かった。
市場関係者はトランプ米政権の高関税政策が及ぼす景気や物価への影響を見極めようと、15日発表される4月の米卸売物価指数(PPI)や小売売上高の発表を注視している。同日には米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演も予定されている。
14日の米債券市場では長期金利が約1カ月ぶりの高水準をつける場面があり、株式の相対的な割高感が意識された面もあった。「前日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回ったにもかかわらず(14日は)金利が上昇し、債券市場の動向を注視したい」との見方があった。米国では15日に4月の小売売上高や卸売物価指数(PPI)などの発表を控え、積極的に株式を買う動きは広がりにくかった。
ただ、ダウ平均は上昇する場面があった。エヌビディアが4%あまり上昇し、指数を下支えした。サウジアラビアの政府系ファンドの傘下企業に人工知能(AI)向け画像処理半導体(GPU)を提供すると13日に発表。米ブルームバーグ通信は米政権はアラブ首長国連邦(UAE)にエヌビディアの先端半導体の大量輸出を検討しているとも伝えた。
中東を訪問中のトランプ米大統領がAI関連の取引を相次ぎまとめ、関連企業の収益拡大につながるとの観測から関連銘柄の一角に買いが入った。ダウ平均の構成銘柄以外ではサウジの企業との提携が好感されたサーバーなど電子機器製造のスーパー・マイクロ・コンピューターへの買いが目立った。サウジの政府系ファンドの傘下企業との提携に加え、14日に新たな自社株買い枠を発表した半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も買われた。
このほかダウ平均の構成銘柄では、アナリストが投資判断を引き下げたメルクが4%ほど下げた。アムジェンやスリーエム(3M)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も安い。一方、ウォルト・ディズニーやゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースが買われた。カタール航空からの大型受注を発表したボーイングも上昇した。
ナスダック総合株価指数は6日続伸した。前日比136.725ポイント(0.71%)高の1万9146.810(速報値)で終えた。2月下旬以来の高値。テスラやアルファベットの上昇が目立った。
S&P500種株価指数は小幅に3日続伸した。前日比6.03ポイント(0.10%)高の5892.58で終え、2月下旬以来の高値となった。
【シカゴ日本株先物概況】
14日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比650円安の3万7720円で終えた。米中の関税協議の進展への期待感を背景とした日本株高に一巡感がでており、持ち高調整の売りが優勢だった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
37720 ( -420 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
37765 ( -375 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
14日の英FTSE100種総合株価指数は続落し、前日比17.91ポイント(0.20%)安の8585.01で終えた。14日に2024年10月〜25年3月期決算とあわせて最高経営責任者(CEO)交代人事を公表した、たばこのインペリアル・ブランズが大幅に下げ、指数の重荷となった。
FTSE100種指数がここ1カ月ほど上昇基調にあり、利益確定の売りが出やすい面もあった。
FTSEの構成銘柄では、たばこ大手インペリアル・ブランズが7.27%安、蒸気システム大手スパイラックス・サーコが6.00%安、信用リスク管理サービス会社エクスペリアンが2.86%安と下げを主導。他方、賭け屋大手エンテインは3.51%高、通信大手エアテル・アフリカは3.25%高、包装資材大手モンディは3.20%高と買われた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
14日のドイツ株価指数(DAX)は5営業日ぶりに反落し、前日比111.55ポイント(0.47%)安の2万3527.01で終えた。このところの相場上昇を受け、利益確定などの売りが優勢となった。
個別では、直近四半期の決算を材料に前日に買われていた製薬大手バイエルが10.39%安と急落。分子診断大手キアゲンは2.62%安、通販大手ザランドは2.11%安となった。半面、商用車大手ダイムラー・トラックは2.74%高、エネルギー大手イーオンは2.01%高、セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズは1.80%高で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
フランスの株価指数CAC40は5営業日ぶりに反落し、前日比0.47%安で終えた。化粧品大手ロレアルや高級ブランドのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン、ケリングなど消費の関連銘柄が下げた。一方でクレディ・アグリコルなど金融が上昇した。