【市況一覧】
日経平均株価
37,753.72 -1.79 05/16
TOPIX
2,740.45 +1.49 05/16
マザーズ
713.84 +5.20 05/16
NYダウ平均
42,322.75 +271.69 05/16
ナスダック総合
19,112.32 -34.49 05/16


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    Market Data
    --------------------------------------------
    【日経平均】
    37503円33銭(△574円70銭=1.56%)
    --------------------------------------------
    【TOPIX】
    2733.49(△34.77=1.29%)
    --------------------------------------------
    【グロース250】
    684.26(△7.78=1.15%)
    --------------------------------------------
    【プライム売買高】26億4904万株(△7億3762万株)
    --------------------------------------------
    【売買代金】5兆7310億円(△1兆2514億円)
    --------------------------------------------
    【値上がり銘柄数】1282(前日:875)
    【値下がり銘柄数】311(前日:688)
    --------------------------------------------
    【新高値銘柄数】163(前日:75)
    【新安値銘柄数】1(前日:3)
    --------------------------------------------
    【25日騰落レシオ】116.17(前日:109.40)
    --------------------------------------------
     
     
    今週は堅調展開となった。
    月曜と火曜が休場で立ち合いは3日。
    連休明け7日の日経平均はプラス圏とマイナス圏を行き来する不安定な動きとなり、小幅に下落した。FOMCは大方の予想通り政策金利が据え置きとなり、結果を消化した米国株がプラスで終えたことから、これを受けた8日は上昇した。
    9日は500円を超える大幅上昇。米国と英国が貿易交渉で大枠合意に至り、米中交渉に対する期待が高まったことや、為替市場で円安(ドル高)が進行したことが支援材料となった。日経平均は週間では672円の上昇となり、週足では5週連続で陽線を形成した。
     
     
    来週も堅調展開か。
    決算発表は終盤戦となるが、ソフトバンクGやメガバンクなど注目度の高い企業の発表はまだまだ多い。
    日本株はここまで多くの企業の本決算を確認しながら強い基調が続いており、買いが入りやすい地合いを予想する。米国では4月の消費者物価指数(CPI)や小売売上高など、注目の指標がいくつか出てくる。
    ただ、FOMCを消化したばかりで次回の利下げ期待も高まっていないだけに、結果に対する反応はそれほど大きくならないと思われる。日米ともに好材料には強く反応し、弱材料には耐性を示すことで、しっかりとした動きが続くだろう。
     
    東京株式市場はトランプ関税の軽減がまだ決まったわけでもないのに市場はそれを先取りする動きが活発化。日経平均はトランプ関税が正式に決まる直前の3月高値(3万8220円)を目指す展開となっている。
    少なくともチャートの形は3月時の往来ゾーンである3万6000〜8000円のレンジへほぼ戻った格好で、75日移動平均線もクリアしている状況から弱気相場ではなくなったようだ。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
     
    39636.08  ボリンジャー:+1σ(26週)
    39379.93  ボリンジャー:+3σ(25日)
    38263.66  ボリンジャー:+1σ(13週)
    37938.41  200日移動平均線
    37908.83  均衡表雲上限(日足)
    37863.96  26週移動平均線
    37854.25  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    37503.33  ★日経平均株価9日終値
     
    37417.19  均衡表雲上限(週足)
    37095.61  75日移動平均線
    37026.31  均衡表雲下限(日足)
    36791.45  均衡表雲下限(週足)
    36756.67  6日移動平均線
    36611.98  13週移動平均線
    36452.30   新値三本足陰転値
    36328.57  ボリンジャー:+1σ(25日)
    36259.03  均衡表転換線(日足)
    36091.85  ボリンジャー:-1σ(26週)
    35595.49  均衡表基準線(週足)
    34960.30  ボリンジャー:-1σ(13週)
    34802.89  25日移動平均線
     
    終値は節目の75日移動平均線を突破し、ローソク足はマド空けを伴う小陽線で強い騰勢を窺わせた。一目均衡表では株価が雲下から雲中へシフトするとともに基準線が上向きに転換し、地合い改善を確認する形となった。
    一方、25日移動平均線との乖離率は7.76%と短期的な買われ過ぎが警戒される5%ラインを4営業日連続で超えた。直近ボトムとなった4月7日ザラ場安値から本日ザラ場高値まで6764.67円高と急速なリバウンドを見せており、短期的な上昇に伴う反動安圧力にも留意が必要となろう。
     

    【大引け概況】

    9日の日経平均株価は続伸し、終値は前日比574円70銭高の3万7503円33銭だった。上げ幅は一時600円を超えた。心理的節目の3万7000円台を終値で回復するのは3月28日以来となる。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:32 容量:18.30M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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    前日の米株式市場では、米英の関税交渉が成立したことが好感されNYダウが254ドル高と続伸。リスク回避姿勢が後退し週末に予定されている米国と中国の閣僚級協議に対する期待も膨むなか、為替は一時1ドル=146円台に乗せる円安が進行した。これを受け、日経平均株価は買い優勢となり、寄り付きで3万7000円台を回復。半導体関連などハイテク株や自動車株、銀行株など主力株が買われた。上昇基調を強めるなか、後場も堅調な展開は続き、3月27日以来、1カ月半ぶりに3万7500円台に乗せて取引を終えた。
    TOPIXは11日連続で上昇した。ただ、大手重工や医薬品、海運株などは軟調だった。株価指数オプション5月物の特別清算指数(SQ)値は3万7572円13銭だったとみられている。
     
    米英両政府が8日、2国間の貿易協定を締結することに合意したと発表し、同日のNYダウ工業株30種平均が上昇した。トランプ米大統領が中国に課している145%の関税を50%まで引き下げることを検討しているとも伝わり、貿易摩擦が激化するとの懸念が後退し、世界の景気敏感株である日本株の買いを誘った。
     
    東証株価指数(TOPIX)は11日続伸した。終値は34.77ポイント(1.29%)高の2733.49と、3月28日以来の高水準だった。11連騰は2017年10月(12日続伸)以来の長さ。当時は衆院選で自民党と公明党の与党が大勝し、アベノミクスの継続で日本経済の回復を期待した海外投資家の買いが日本株を押し上げた局面だった。
     
    市場では「米関税政策が世界景気や日本企業の業績に及ぼす影響は慎重に見極める必要があるものの、2025年3月期(前期)の決算と同時に自社株買いを発表するなど資本政策に前向きな企業姿勢が目立っている。4月の日米の財務相会談で為替目標が議題にのぼらなかったとあって急激に円高が進む可能性も小さくなっており、日本株の買いが続きやすい」との見方があった。


     


    JPXプライム150指数は反発し、13.82ポイント(1.16%)高の1209.74だった。
     
    東証プライムの売買代金は概算で5兆7309億円、売買高は26億4904万株とそれぞれ約1カ月ぶりの高水準。東証プライムの値上がり銘柄数は1282と全体の8割近くを占めた。値下がりは311、横ばいは42だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、倉庫・運輸関連業、銀行業、保険業、繊維製品などが上昇。機械、医薬品などが下落した。
     
    個別銘柄では、NTTデータがTOB価格4000円にサヤ寄せする格好で急騰したほか、グループ再編への期待感が先行しNTTも大幅高。また、決算発表が材料視されて花王、味の素も買われたほか、ディスコやアドバンテスト、東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニクス、ソシオネクストなど半導体株の一角も買われた。トヨタ自動車やホンダが上昇した。ソフトバンクグループやファーストリテイリングも堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループやみずほフィナンシャルグループ、コンコルディアFGが買われ、資生堂、富士電機、バンダイナムコHD、東レなども上昇した。
     
    一方、決算発表がネガティブ視されたダイキンが売り先行となったほか、武田薬品工業、中外製薬、大塚HD、アステラス製薬、第一三共など医薬品関連も引き続き米国関税方針などが重しとなり売られた。このほか、オムロン、JR東海、日本郵船や川崎汽船、ヤマハなどがさえない。後場は、決算内容が嫌気されて三菱重工業や川崎重工業が売り優勢となった。





     


     
     9日大引けの東証スタンダード市場は日経平均株価が節目の3万7000円を上回った後も上昇基調を維持したことから、リスク許容度を高めた個人投資家の資金が流入した。為替が円安に振れたことも追い風となり幅広く買われた。
    スタンダードTOP20は上昇。出来高は4億3057万株。
    値上がり銘柄数958、値下がり銘柄数462と、値上がりが優勢だった。
     
     個別では木徳神糧、シノブフーズ、三洋工業、オプトエレクトロニクス、ニッピなど6銘柄がストップ高。東京衡機は一時ストップ高と値を飛ばした。TANAKEN、ソネック、松井建設、植木組、日東富士製粉など55銘柄は年初来高値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、コンピューターマネージメント、リミックスポイント、バナーズ、ディー・エル・イーが買われた。
     
     一方、パウダーテック、太平製作所、ぷらっとホーム、セフテックが年初来安値を更新。栗林商船、虹技、ピアラ、フレンドリー、住信SBIネット銀行が売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は米国と英国の貿易交渉合意が好感されて堅調に推移したプライム市場の動きに追随した。グロース市場は決算発表を控えている企業が多く「売買の判断がしづらい状況」のため、グロース250指数の前場はプラス圏ではあるものの狭いレンジでの動きだった。しかし、後場になると上げ幅を拡大した。プライム市場の堅調さにつられて「グロース市場の心理も好転したのではないか」との声が聞かれた。
    東証グロース市場250指数は反発した。終値は前日比7.78ポイント(1.15%)高の684.26だった。グロースCoreも続伸。
    グロース市場ではカバーやGENDAが上昇した。一方、HENNGEやカウリスは下落した。
     
    値上がり銘柄数363、値下がり銘柄数205と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではいつもが一時ストップ高と値を飛ばした。クリアル、グランディーズ、CRI・ミドルウェア、シイエヌエス、i−plugなど16銘柄は年初来高値を更新。ジェリービーンズグループ、リアルゲイト、アドバンスト・メディア、MTG、ELEMENTSが買われた。
     
     一方、visumo、BASE、売れるネット広告社グループ、アイリッジ、Terra Droneが売られた。
     
     


    9日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比549円95銭高の3万7478円58銭だった。取引時間中として3万7000円を上回るのは3月28日以来となる。
     
    前日の米株式市場では、米英の関税交渉が成立したことが好感されNYダウが254ドル高と続伸。為替も一時1ドル=146円台に乗せる円安が進行した。これを受け、日経平均株価は上昇基調を強め3万7000円を上回る展開となった。半導体関連などハイテク株や自動車株、銀行株など主力株が買われ上昇基調を強めた。半面、医薬品や海運株などが軟調となっている。なお、株価指数オプション5月物の特別清算指数(SQ)値は3万7572円13銭だったとみられている。
     
    米関税政策への懸念が薄れて8日の米株式相場が上昇し、日本株にも買いが優勢だった。9日の東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=146円台まで円安・ドル高が進むなか、トヨタやホンダなどの自動車株も買われた。
     
    米英両政府が8日、2国間の貿易協定を締結することに合意したと発表し、同日の米株式市場でダウ工業株30種平均は上昇した。トランプ米大統領が中国に対して課している145%の関税を50%まで引き下げることを検討しているとも8日に伝わり、米中の貿易摩擦が激化するとの懸念もいったん後退している。
     
    市場では「高い関税率が各国・地域との交渉を有利に進めるための手段というトランプ米政権の『本音』がみえた格好だ。米英の交渉成立と同様に、米国の同盟国である日本とも妥協点を模索するとの見方が広がっている」との声が聞かれた。中国に対しても米中の景気悪化を避けるため、対象品目の絞り込みや関税率の引き下げが期待されている。
     


     
    東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは39.28ポイント(1.46%)高の2738.00だった。JPXプライム150指数は反発し、16.39ポイント(1.37%)高の1212.31で前場を終えた。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆6636億円、売買高は11億8322万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1386と全体の8割を超え、値下がりは212、横ばいは37だった。
     
    日経平均は3万7000円台の壁を上回り上げ幅をじりじりと広げる展開となったことで、投資家心理も良好と言えよう。SQ算出も影響し売買代金は増加しており、一日を通してのプライム市場の売買代金は5兆円台に乗せる公算。後場の日経平均は3万7000円台半ばでのしっかりと推移が期待できよう。
     
    一方、物色の対象は取引時間中の決算発表銘柄に集中するだろう。12時台に旭化成、住友理工、アサンテ、13時台に住友電設、明星工業、ブレインP、レンゴー、板硝子、三菱重、第四北越FG、三井不、NTT、14時台に日油、ノリタケ、クボタ、月島HD、スターゼン、芙蓉リース、京阪HDなどが予定されている。
     
    業種別では、倉庫・運輸、銀行、情報・通信、保険、繊維などが上昇した一方、医薬品、海運、その他製品、陸運の4セクターのみ下落した。
     
    個別では、NTTデータはTOB価格4000円にサヤ寄せする格好で急騰したほか、グループ再編への期待感が先行しNTTも大幅高。また、今期純利益見通しが市場予想を上回ったことが引き続き材料視されてIHIが大幅続伸となったほか、ルネサスエレクトロニクス、ソシオネクスト、レーザーテック、アドバンテスなど半導体株の一角も買われた。このほか、ソフトバンク、花王、味の素、住友ファーマ、資生堂、東レなども上昇した。
     
    一方、前日に決算発表した任天堂が下落したほか、決算発表がネガティブ視されたダイキンが売り先行となったほか、大塚HD、アステラス製薬、第一三共など医薬品関連も引き続き米国関税方針などが重しとなり売られた。このほか、オムロン、JR東海、川崎汽船、ヤマハなどがさえない。

     

    東証スタンダード市場は米国と英国の関税交渉合意が好感されたほか、為替が円安・ドル高に振れたことも株価にはプラスに働いた。スタンダードTOP20は続伸。出来高は2億6488万株。
    値上がり銘柄数931、値下がり銘柄数377と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではオプトエレクトロニクス、ビート・ホールディングス・リミテッドがストップ高。東京衡機は一時ストップ高と値を飛ばした。ソネック、松井建設、日東富士製粉、平安レイサービス、鉄人化ホールディングスなど39銘柄は年初来高値を更新。コンピューターマネージメント、リミックスポイント、ヒップ、ヤマウホールディングス、システムズ・デザインが買われた。
     
     一方、パウダーテック、ぷらっとホームが年初来安値を更新。虹技、ピアラ、日本金属、住信SBIネット銀行、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートが売られた。
     


     
    東証グロース市場は前日の米株高や円安進行を背景に投資家心理が改善し、新興市場にも買いが広がった。市場では「決算発表などで堅調な今期業績見通しや成長戦略を示している銘柄を中心に物色されている」との声が聞かれた。
    グロース250は反発。グロースCoreは上昇。
    東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前日比6.31ポイント高の682.79だった。
     
    グロース市場ではMTGやアイスペースが上昇した。一方、レナやQPS研究所は下落した。
    値上がり銘柄数367、値下がり銘柄数177と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではいつもが一時ストップ高と値を飛ばした。CRI・ミドルウェア、シイエヌエス、i−plug、網屋、フレクトなど9銘柄は年初来高値を更新。リアルゲイト、ジェリービーンズグループ、MTG、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、TalentXが買われた。
     
     一方、visumo、BASE、クラウドワークス、レナサイエンス、コラボスが売られた。
     
     

    【寄り付き概況】
     
    9日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比403円94銭高の3万7332円57銭。取引時間中で心理的節目の3万7000円を上回るのは3月28日以来となる。
     
    前日の米株式市場では、NYダウが254ドル高と続伸。米英の関税交渉が成立したことを好感する買いが流入した。為替も一時1ドル=146円台に乗せる円安が進行した。米株高と円安を受け、日経平均株価は3万7000円台を回復してスタートした。

    東証株価指数(TOPIX)も続伸している。

    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなどの値がさ株が上昇しているほか、東エレクやアドテストなどの半導体関連も高い。一方、コナミGやバンナムHDが売られ、武田やアステラスなどの医薬品株も下落している。



     



    「いつの間にか信用評価損益率が修正」

    「恐怖と欲望指数は56→62」

    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
    NYダウは一時600ドル超上昇した。
    米英間の貿易協定や週末の米中高官協議について実質的な討議が行われる方向を好感。
    米英間の合意でロールスロイス製の航空機部品が関税の対象から除外されたことから航空株が買われた。
    デルタ航空が7.2%上昇。
    ボーイングの航空機100億ドル相当を購入する方向から同社株は3.3%上昇。
    小型株で構成するラッセル2000指数は1.9%上昇。
    関税が最初に発表された4月2日以来の高値水準。
    フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1%上昇。
    英半導体設計大手アームの米上場株が6.2%安。
    第1四半期(4─6月)の売上高・利益見通しが市場予想に比べて弱気だったことが嫌気された。
    「コーチ」などのブランドを展開するタペストリーが3.7%高。
    一方、通期見通しを撤回したドーナツチェーンのクリスピー・クリームは24.7%急落。
    4月のNY連銀消費者調査で1年先のインフレ率は3.6%と前月から横ばい。
    3年先のインフレ率は3.2%(前月3.0%)と上昇。
    2022年7月以来の高水準。
    5年先は2.7%。前月は2.9%だった。
    1年先の住宅価格の伸び予想は3.3%と、前月の3%から上昇。
    3月の卸売在庫は0.4%増。
    前月発表された速報値(0.5%増)から小幅に下方修正された。
    電気製品や木材、衣料品などの減少が背景。
    市場予想は改定なしだった。
    前年同月比は2.2%増。
    卸売売上高は0.6%増。
    2月は2.0%増だった。
    第1四半期の非農業部門の労働生産性(速報値)統計で、生産性は年率換算で前期比0.8%低下。
    2022年第2四半期以来、約3年ぶりの低下となった。
    市場予想は0.7%低下だった。
    前年同期比では1.4%上昇。
    週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1.3万件減の22.8万件。
    市場予想は23万件だった。
    週間継続受給件数は2.9万件減の187.9万件。
    国債利回りは上昇。
    10年債利回りは2週間ぶり、2年債利回りは3週間ぶりの高水準を付けた。
    10年国債利回りは4.380%。
    5年国債利回りは3.988%
    2年国債利回りは3.880%。
    イングランド銀行は政策金利を0.25%引き下げ4.25%とした。
    利下げは予想通りだった。
    ポンド/ドルは0.37%安の1.324ドルで推移。
    ユーロは0.71%下落し、1ユーロ=1.122175ドル。
    ドル円は145円台後半。
    WTI原油先物6月限は前日比1.84ドル(3.2%)高の59.91ドル
    金先物6月限は前日比81.65ドル(2.41%)安の1オンス=3310.25ドル。
    ビッドコインは4.68%高の10万1293ドル。
    イーサリアムは16.29%高の2091.29ドル。
    SKEW指数は133.24→132.21→131.52。
    恐怖と欲望指数は56→62。
    投資心理は完全に「強気」に転じた。
    昨年12月16日の56を上回り、昨年12月3日の60以来の水準。
    昨年10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。
    4月8日の3がボトム。
    ロンドンFTSE100は続落。

    木曜のNYダウは254ドル(0.62%)高の41368ドルと続伸。
    高値41773ドル、安値41167ドル。
    サイコロは10勝2敗。
    騰落レシオは111.90(前日111.30)。
    NASDAQは189ポイント(1.07%)高の17928ポイントと続伸。
    高値18096ポイント、安値17776ポイント。
    サイコロは8勝4敗。
    騰落レシオは105.71(前日105.69)。
    S&P500は32ポイント(0.58%)高の5663ポイントと続伸。
    高値5720ポイント、安値5635ポイント。
    サイコロは10勝2敗。
    騰落レシオは113.52(前日115.07)。
    木曜のダウ輸送株指数は348ポイント(2.53%)高の14130ポイントと続伸。
    SOX指数は44ポイント(1.00%)高の4430ポイントと続伸。
    VIX指数は22.48(前日23.55)。
    NYSEの売買高は13.04億株(前日12.04億株)。。
    3市場の合算売買高は168.5億株(前日154.3億株、過去20日平均168.6億株)。
    木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比330円高の37470円。
    ドル建ては大証日中比395円高の37535円。
    ドル円は145.91円。
    10年国債利回り4.380%。
    2年国債利回りは3.880%。

    4月30日時点のAAIISentiment Survey。
    Bullish(強気)20.9% (前週 21.9%)
    Neutral 19.8%(同22.5%)
    Bearrish(弱気)59.3%(同55.6%)
    歴史的なアベレージ(平均)Bullish 37.5% Neutral 31.5% Bearrish 31.0%
    (過去1年 強気最大 24年7/17 52.7% 弱気最大 25年4/2 61.9%)

    「25日線が上向いた」

    木曜の日経平均は寄り付き84円高。
    終値は148円(△0.41%)高の36928円と反発。
    高値36977円。
    安値36606円。
    2日ぶりに日足陽線。
    4月23日643円高→170円高→666円高→134円高→205円高。
    5月1日406円高→318円高→51円安→148円高。
    3月27日は37873円→37859円にマド。
    3月28日は37556円→37359円にマドで下に2空。
    3月31日の36864円→36440円のマドはヒゲで埋めた。
    5月2日は36544円→36606円にマド。
    日経平均は50日連続で一目均衡の雲の下。
    上限は37908円。
    下限は37026円。
    TOPIXは2ポイント(△0.09%)高の2698ポイントと10日続伸。
    2017年10月6日ー24日の12連騰以来7年半ぶりの連騰記録。
    この時は12日間で4.42%の上昇だったが、今回はすでに10日間で6.715高。
    25日線(2558ポイント)を8日連続で上回った。
    75日線(2680ポイント)を3日連続で上回った。
    200線(2688ポイント)を2日連続で上回った。
    日足は2日ぶりに陽線。
    TOPIXコア30指数は9日続伸。
    プライム市場指数は1.27ポイント(△0.09%)高の1388.81ポイントと10日続伸。
    東証グロース250指数は3.64ポイント(▲0.54%)安の676.48と反落。
    25日移動平均線からの乖離は△5.40%(前日△6.19%)。
    プライム市場の売買代金は4兆4795億円(前日4兆9188億円)。
    売買高は19.11株(前日21.54億株)。
    値上がり875銘柄(前日1035銘柄)。
    値下がり688銘柄(前日550銘柄)。
    新高値75銘柄(前日100銘柄)。
    新安値3銘柄(前日3銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは109.40(前日100.40)。
    東証グロース市場の騰落レシオは99.87(前日95.12)。
    NTレシオは13.68倍(前日13.64倍)。
    20年12月30日が12.90倍。
    サイコロは9勝3敗で75.00。
    TOPIXは11勝1敗で91.66%。
    東証グロース市場指数7勝5敗で58.33%。
    上向いた25日線(34727円)から△6.34%(前日△6.07%)。
    8日連続で上回った。
    下向きの75日線は37109円。
    50日連続で下回った。
    下向きの200日線(37960円)から▲2.72%(前日▲3.17%)。
    50日連続で下回った。
    上向きの5日線は36607円。
    9日連続で上回った。
    13週線は36567円。
    26週線は37841円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.057%(前日▲15.571%)。
    買い方▲7.958%(前日▲8.042%)。
    東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲7.807%(前日▲9.019%)。
    買い方▲13.675%(前日▲13.024%)。
    空売り比率は41.7%(前日37.6%、2日ぶりに40%超)。
    空売り規制なし銘柄の比率は9.2%(前日7.8%)。
    6日連続で2ケタ。
    3月14日が15.2%。
    3月7日が10.6%、
    2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
    昨年12月26日が14.4%。
    5月2日時点の信用売り残は前週比変わらずの6461億円。
    同信用買い残は131億円減の3兆8721億円。
    2週連続で減少。
    昨年年9月27日申し込み時点(3兆8110億円)以来、約7カ月ぶりの低水準。
    4週連続で3兆円台。
    6月21日時点は4兆9117億円。
    信用倍率は5.99倍(前週6.01倍)。
    3月21日時点(5.28倍)以来の5倍台。
    4月4日が9.63倍、8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
    日経VIは28.13(前日29.85)。
    日経平均採用銘柄のPERは14.90倍(前日14.85倍)。
    9日連続で14倍台。
    前期基準では15.54倍。
    EPSは2478円(前日2476円)。
    直近ピークは2月14日2564円、10月15日2514円、3月4日2387円。
    直近ボトムは11月14日2425円。
    225のPBRは1.36倍(前日1.36倍)。
    BPSは27153円(前日27043円)。
    日経平均の予益回りは6.71%。
    予想配当り利回りは2.21%。
    指数ベースではPERは18.65倍(前日18.50倍)。
    EPSは1980円(前日1988円)。
    PBRは1.79倍(前日1.79倍)。
    BPSは20630円(前日20547円)。
    10年国債利回りは1.325%(前日1.310%)。
    プライム市場の予想PERは14.82倍。
    前期基準では15.55倍。
    PBRは1.30倍。
    プライム市場の予想益回りは6.74%。
    配当利回り加重平均は2.51%。
    東証プライムのEPSは177.08(前日176.91)。
    2025年2月が180.62。
    2024年12月161.79。
    2024年2月が174.18。
    2024年1月が175.24。
    2023年10月が177.72。
    2022年4月が118.12。
    大商い株専有率(先導株比率)は33.7%(前日28.6%)。
    2月19日が48.3%だった。
    2月26日に26.0%まで低下。
    プライム市場の単純平均は11円高の2624円(前日は2613円)。
    プライム市場の売買単価は2343円(前日2282円)。
    プライム市場の時価総額936兆円(前日935兆円)。
    ドル建て日経平均は257.74(前日257.27)と3日ぶりに反落。
    木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比330円高の37470円。
    高値37685円、安値36700円。
    木曜の大証夜間取引終値は日中比350円高の37490円。
    気学では金曜は「前日の足取りに逆行して動く日」。
    月曜は「押し目買いの日」。
    火曜は「上寄りすると下押し、下寄りすると反落する日」。
    水曜は「目先のポイントをつくる日」。
    木曜は「前日来高き時は戻り売り方針」。
    金曜は「安値にある時は急伸する日」。
    ボリンジャーのプラス1σが36162円。
    プラス2σが37596円。
    プラス3σが39030円。
    マイナス1σが33293円。
    マイナス2σが31859円。
    週足のボリンジャーのプラス1σが38202円。
    プラス2σが39837円。
    マイナス1σが34932円。
    マイナス2σが33298円。
    3月配当権利落ち前は37799円。
    ★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
    ☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
    ★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
    ☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
    日経平均株価の9月月中平均は37162円。
    TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
    アノマリー的には「株安の日」そして「変化日」。
    週足陽線基準は36779円。
    前週末比プラス基準は36830円。
    12月メジャーSQ値は39434円。
    1月SQ値は39343円。
    2月SQ値は39432円。
    3月メジャーSQ値は36483円。
    4月SQ値は32737円。

    《今日のポイント5月9日》

    (1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
       NYダウは一時600ドル超上昇した。
       10年国債利回りは4.380%。
       5年国債利回りは3.988%
       2年国債利回りは3.880%。
       ドル円は145円台後半。
       SKEW指数は133.24→132.21→131.52。
       恐怖と欲望指数は56→62。
       投資心理は完全に「強気」に転じた。
       昨年12月16日の56を上回り、昨年12月3日の60以来の水準。
       昨年10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。
       4月8日の3がボトム。

    (2)木曜のダウ輸送株指数は348ポイント(2.53%)高の14130ポイントと続伸。
       SOX指数は44ポイント(1.00%)高の4430ポイントと続伸。
       VIX指数は22.48(前日23.55)。
       NYSEの売買高は13.04億株(前日12.04億株)。。
       3市場の合算売買高は168.5億株(前日154.3億株、過去20日平均168.6億株)。
       木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比330円高の37470円。

    (3)プライム市場の売買代金は4兆4795億円(前日4兆9188億円)。
       売買高は19.11株(前日21.54億株)。
       値上がり875銘柄(前日1035銘柄)。
       値下がり688銘柄(前日550銘柄)。
       新高値75銘柄(前日100銘柄)。
       新安値3銘柄(前日3銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは109.40(前日100.40)。
       東証グロース市場の騰落レシオは99.87(前日95.12)。
       NTレシオは13.68倍(前日13.64倍)。
       20年12月30日が12.90倍。
       サイコロは9勝3敗で75.00。

    (4)上向いた25日線(34727円)から△6.34%(前日△6.07%)。
       8日連続で上回った。
       下向きの75日線は37109円。
       50日連続で下回った。
       下向きの200日線(37960円)から▲2.72%(前日▲3.17%)。
       50日連続で下回った。
       上向きの5日線は36607円。
       9日連続で上回った。
       13週線は36567円。
       26週線は37841円。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.057%(前日▲15.571%)。
       買い方▲7.958%(前日▲8.042%)。
       東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲7.807%(前日▲9.019%)。
       買い方▲13.675%(前日▲13.024%)。

    (6)空売り規制なし銘柄の比率は7.8%(前日9.1%)。
       5日連続で2ケタ。
       3月14日が15.2%。
       3月7日が10.6%、2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
       昨年12月26日が14.4%。
       日経VIは29.85(前日26.74)。

    (7)空売り比率は41.7%(前日37.6%、2日ぶりに40%超)。
       空売り規制なし銘柄の比率は9.2%(前日7.8%)。
       6日連続で1ケタ。
       3月14日が15.2%。
       3月7日が10.6%、
       2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
       昨年12月26日が14.4%。
       5月2日時点の信用売り残は前週比変わらずの6461億円。
       同信用買い残は131億円減の3兆8721億円。
       2週連続で減少。
       昨年9月27日申し込み時点(3兆8110億円)以来、約7カ月ぶりの低水準。
       4週連続で3兆円台。
       6月21日時点は4兆9117億円。
       信用倍率は5.99倍(前週6.01倍)。
       3月21日時点(5.28倍)以来の5倍台。
       4月4日が9.63倍、8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。
       日経VIは28.13(前日29.85)。

    (8)大商い株専有率(先導株比率)は33.7%(前日28.6%)。
       プライム市場の単純平均は11円高の2624円(前日は2613円)。
       プライム市場の時価総額936兆円(前日935兆円)。
       ドル建て日経平均は257.74(前日257.27)と3日ぶりに反落。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが36162円。
       プラス2σが37596円。
       プラス3σが39030円。
       マイナス1σが33293円。
       マイナス2σが31859円。
       週足のボリンジャーのプラス1σが38202円。
       プラス2σが39837円。
       マイナス1σが34932円。
       マイナス2σが33298円。
       3月配当権利落ち前は37799円。
       ★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
       ☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
       ★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
       ☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
       日経平均株価の9月月中平均は37162円。
       TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
       アノマリー的には「株安の日」そして「変化日」。
       週足陽線基準は36779円。
       前週末比プラス基準は36830円。
       12月メジャーSQ値は39434円。
       1月SQ値は39343円。
       2月SQ値は39432円。
       3月メジャーSQ値は36483円。
       4月SQ値は32737円。

    今年の曜日別勝敗(5月8日まで)

    月曜8勝7敗
    火曜9勝6敗
    水曜10勝8敗
    木曜12勝5敗
    金曜7勝10敗

    バチカンのシスティーナ礼拝堂の煙突から白い煙がでた。
    ローマ・カトリック教会の頂点に立つローマ教皇を決める選挙(コンクラーベ)。
    2日目の投票で米国出身のプレボスト枢機卿(69)が新教皇に選出された。
    新教皇は「レオ14世」。
    初の米国出身のローマ教皇となる。
    レオ14世はサン・ピエトロ大聖堂の中央バルコニーで「平和があなたがた皆と共に」と語りかけた。
    レオ14世は シカゴ出身。
    長期にわたりペルーで宣教師として活動。
    2023年に枢機卿に任命された。
    ローマ教皇としては267代目となる。
    世界を分断するトランプ大統領。
    世界をまとめるレオ14世。
    いずれも米国が主役となる。
    そのトランプ大統領。
    スターマー英首相と貿易に関する「画期的な合意」を発表。
    米国は英国からの輸入品に対する10%の基本税率を維持。
    英国は米製品に対する関税率を5.1%から1.8%に引き下げる。
    また合計145%の対中関税を最低50%まで引き下げることを検討しているとの報道。
    早ければ来週にも実施される可能性がある。
    また南アジア諸国に対する関税についても25%程度に引き下げられる可能性があるという。

    いつの間にか信用評価損益率が変わった。
    4月16日時点が△3.01%→▲11.53%に変更された。
    そして先週が▲10.87%。
    時系列で並べると、▲15.31%→▲13.32%→▲11.53%→▲10.87%。
    これなら納得だしよくわかる。
    やはり、4月16日時点は天井のサインではなかった。
    さりげなく修正された格好。
    今日夕方に新しい信用評価損益率が発表されるが(前週▲10.87%)となり(前週△3.01%)は消える。
    修正にはそれだけの時間が必要だったいうことだろう。
    相場観はしばしば間違えるし修正もされる。
    しかし数字は神聖なものだし、多くの相場観の基礎になるもの。
    それだけ数字には神経質にならざるを得ない。
    証券マスコミ関係者にとって、数字の修正訂正だけは本当に避けなければならない。

    5月2日時点の信用売り残は変わらずの6461億円。
    同信用買い残は131億円減の3兆8721億円。
    2週連続で減少。
    昨年6月21日時点は4兆9117億円。
    4週連続で3兆円台。
    信用倍率は5.99倍(前週6.01倍)。
    3月21日時点(5.28倍)以来の5倍台。
    4月4日が9.63倍、8月9日が7.48倍、8月2日が8.72倍。

    ビジネスにおける様々な事柄はふつうは時間もかからずに流れるもの。
    しかし時折それが止まることがある。
    大抵は交渉相手のせいだと考える。
    しかし、実は我を通そうとして固執することが理由であることが多いような気がする。
    当然、流れは止まる。
    相手の非をあげつらうのでなく、対抗するのでなく、「我」はどこにあるのかを考えることが重要だろう。
    投資の世界でも、我を通すのでなく、流れを途絶えさことが大切だ。

    水曜のストボで松井証券の行っていたのが「ヘッドラインはしばしば間違いを惹起する」。
    しかし「数字が間違いを惹起して」はいけない。
    やはり大事なのは「原典」なのだが、それが間違っていると相場観は憑依に間違える。
    証券報道というのはそれだけの覚悟がいるということを忘れてはいけない。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    スカパー(9412)・・・動兆

    衛星通信サービス提供等の宇宙事業が中核。
    有料放送「スカパー!」等のメディア事業が2本柱


    (兜町カタリスト櫻井)

     
     
    9日の東京株式市場は、続伸後もしっかりの展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、3万6900円-3万7500円を想定。(8日終値3万6928円63銭)
    米国株は上昇。ダウ平均は254ドル高の41368ドルで取引を終えた。
    現地8日の米国株高を受け、買い優勢スタートとなろう。きのう8日まで上値として意識されていた心理的なフシ目の3万7000円超えで、投資家心理の好転も期待される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の後半(8日は144円31-33銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の後半(同163円03-07銭)と円安に振れている。輸出関連銘柄を中心に上昇を支えるとみられる。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比330円高の3万7470円だった。
     
     
    【好材料銘柄】  

    ■ソネック <1768>
    前期経常が上振れ着地・今期は61%増益へ。

    ■ヒップ <2136>
    今期経常は1%増益、前期配当を3円増額・今期は16円増配へ。

    ■インターメスティック <262A>
    1-3月期(1Q)経常は58%増益で着地。4月既存店売上高は前年同月比9.0%増。

    ■木徳神糧 <2700>
    1-3月期(1Q)経常は4.3倍増益で着地。また、6月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。

    ■エイチームホールディングス <3662>
    サンリオ <8136> と新作ゲームを共同開発することで合意。

    ■CRI・ミドルウェア <3698>
    今期経常を41%上方修正・5期ぶり最高益、配当も5円増額。

    ■フレクト <4414>
    今期経常は32%増で5期連続最高益更新へ。

    ■花王 <4452>
    1-3月期(1Q)最終は39%増益で着地。

    ■ニコン <7731>
    前期最終が上振れ着地・今期は4.9倍増益へ。

    ■MTG <7806>
    上期経常が4.1倍増益で着地・1-3月期も3.9倍増益。

    ■ヤマハ <7951>
    今期最終は2.1倍増益、実質増配へ。

    ■東和銀行 <8558>
    前期経常を一転47%増益に上方修正、配当も5円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の4.62%にあたる170万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施。取得した自社株は26年2月27日付で全て消却する。

    ■NTTデータグループ <9613>
    NTT <9432> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株4000円で8日終値を14.5%上回る水準。買い付け期間は5月9日から6月19日まで。

    ■燦ホールディングス <9628>
    今期経常は9%増で2期連続最高益、前期配当を13円増額・今期は3円増配へ。また、クニカネクストの株式を取得し子会社化する
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    9(金)
    【国内】
    オプションSQ
    3月家計調査(8:30)
    3月毎月勤労統計調査(8:30)
    3月景気動向指数(14:00)
    《決算発表》
    NTT、リクルートHD、三菱重、三井不、パナソニックH、日本製鉄、ユニチャーム、クボタ、川重、旭化成、SBI、マツキヨココカラ、スクリン、明治HD、SGHD、住友鉱、ミネベアミツミ、しずおか、マクドナルド、JX金属、京成、東急不HD、ブラザー、住信SBIネ、F&LC、JR九州、ヒロセ電、東建物、日本ハム、八十二、日油、いよぎん、Jパワー、リンナイ、THK、DeNA、ホトニクス、小林製薬
     
    【海外】
    中国4月貿易収支
     
     
     
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    8日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。前日比254ドル48セント高の4万1368ドル45セントと4月2日以来の高値で終えた。
     
    米国に追加関税を課された主要な貿易相手国との交渉での最初の合意案件を受け、ダウは一時650ドル超上昇した。日系証券筋は米英の発表を受け、週末にスイスで開かれる予定の米中貿易協議の進展期待も高まったと指摘した。
     
     米労働省が朝方発表した新規失業保険申請件数は、前週比1万3000件減の22万8000件と、3週ぶりに改善した。申請件数は市場予想(ロイター通信調べ)の23万件も下回ったが、反応は限定的だった。
     
    米英の関税交渉が成立したのに加え、米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待が投資家心理を支えた。ダウ平均の上げ幅は一時650ドルを超えたが、引け間際に伸び悩んだ。
     
    トランプ米大統領が8日、英国との貿易協定を結ぶことで合意したと発表した。米国の英国に対する相互関税は4月2日に発表した税率と同じ、上乗せ分のない10%となる。英国からの輸入自動車については低関税枠を設け、鉄鋼への追加関税は0%とする。英国は非関税障壁を見直す。詳細については今後数週間以内に発表があるという。
     
    トランプ氏はベッセント米財務長官らと中国高官が今週末にスイスで行う協議についても「良い週末になるだろう」と楽観的だった。記者団に対し、145%の対中関税が「これ以上上がることはない」とも語った。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と直接対話することにも前向きだった。
     
    トランプ政権がバイデン前政権の人工知能(AI)半導体の輸出規制案の見直しを検討していると7日午後にブルームバーグ通信が報じ、米商務省が認めた。AI開発で米企業が競争力を維持できるとの見方から、半導体関連株にも買いが続いた。
     
    主要株価指数は伸び悩んで終えた。ダウ平均は4月8日に付けた直近の安値から前日までに3400ドルあまり上昇していた。関税交渉の一段の進展を確認したい投資家が多く、持ち高調整や利益確定の売りが出た。
     
    ダウ平均ではボーイングが高い。米英の貿易合意に伴い、英国が100億ドル程度のボーイング機を購入することが明らかになった。ウォルト・ディズニーやゴールドマン・サックスも買われた。アマゾン・ドット・コムなどハイテク株も全般に高かった。一方、ディフェンシブ株が売られ、メルクやコカ・コーラが下げた。
     
    ナスダック総合株価指数は続伸した。前日比189.977ポイント(1.07%)高の1万7928.139(速報値)で終えた。テスラが高い。パランティア・テクノロジーズも上げた。
     
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】
    8日のシカゴ日経平均先物は上昇した。6月物は前日比510円高の3万7470円で終えた。この日は日米の株式相場が上昇し、シカゴ市場の日経平均先物にも買いが活発となった。
    シカゴ日経225先物 (円建て)
    37470 ( +330 )
     
    シカゴ日経225先物 (ドル建て)
    37535 ( +395 )
     
    ( )は大阪取引所終値比





    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
     
    8日の英FTSE100種総合株価指数は続落し、前日比27.72ポイント(0.32%)安の8531.61で終えた。米関税の先行きに警戒感が根強い。英アストラゼネカなど製薬株が下げ、指数の重荷となった。
     
    米英両政府は8日、2国間の貿易協定を締結することに合意したと発表した。だが市場では、現時点で「多くの点について詳細が曖昧」なうえ、米国が相互関税の基本税率とする10%の関税には変更がなさそうだとの指摘も出る。ドイツやフランスの株式相場上昇を支えにFTSE100種指数も前日比で高く推移する場面が目立ったものの、取引終了にかけて水準を切り下げた。
     
    英イングランド銀行(中央銀行)が利下げを慎重に進めるとの見方から英金利が上昇したのも嫌気され、公益や不動産投資信託(REIT)が下落した。通信やたばこ株が下げた。他方、航空機エンジン大手の英ロールス・ロイス・ホールディングスなどの資本財関連に買いが優勢だった。エネルギーが上昇した。
     
    FTSEの構成銘柄では、投資会社メルローズ・インダストリーズが5.21%高、エンジニアリング企業のIMIが5.13%高、同業ウィアーグループが4.07%高と大幅に上昇。一方、通信大手エアテル・アフリカは8.40%安、エネルギー小売り大手セントリカも7.57%安と急落し、指数を押し下げた。
     
     





    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
     
    8日のドイツ株価指数(DAX)は3営業日ぶりに反発した。前日比236.73ポイント(1.02%)高の2万3352.69と3月18日以来、約1カ月半ぶりの高値で終えた。貿易を巡る米国と中国などの協議が進展するとの期待が投資家心理を支えた。好業績を示した銘柄への買いも指数を押し上げた。
     
    個別では、同日に25年1〜3月期決算を公表したセメント大手ハイデルベルク・マテリアルズが4.80%高、通販大手ザランドが4.49%高、8日公表した2025年1〜3月期決算が前年同期比で大幅な増収増益となった防衛大手ラインメタルが4.13%高と買われた半面、自動車大手メルセデス・ベンツは5.78%安、ハノーバー再保険は2.78%安、不動産大手ボノビアは1.68%安となった。
     






    ■フランス・パリ株価指数

    フランスの株価指数CAC40は4営業日ぶりに反発し、前日比0.88%高で終えた。

     

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